日本語教師×YouTuberのあかねさんに聞く。台湾の好きな場所やお仕事について

チャンネル登録者数36万人の教育系YouTuber、あかねさんにインタビューさせていただきました。

あかねさんは日本語教師兼YouTuberとしてご活動されています。

大学2年生のときにはじめて台湾を訪れて以来、毎年台湾旅行にも行かれていたそうです。

台湾旅行にはまったあかねさんは、これまでに十数回台湾に行かれています。

日本語教師としてのお仕事やYouTubeでの活動、好きな台湾の観光スポットについてお話を伺いました。

日本語教師としてのお仕事

――日本語教師になったきっかけについて教えてください

あかねさん:わたしは日本語教師になる前、一般企業の秘書をやっていました。秘書の仕事は楽しかったんですが、やりがいを感じなかったのと手に職をつけたいと思ったこともあり、転職先を探しはじめました。わたしは元々中国語を学んでいて、外国語を学ぶことが好きだったので、日本語教師っていうのがぴったりなんじゃないかなと思って転職しました。

――元々中国語を学ばれていたのですね。中国語は日本語教師としての仕事にも生かすことができましたか

あかねさん:わたしが日本語教師として働いている日本語学校では、日本語のみで日本語を教えていますが、オンラインプラットフォームでは会話を教えていて、基本的には日本語で教えていますが、簡単な単語レベルで中国語を使うことはあります。外国語を勉強した経験は日本語を教えるときにとても役に立っています。

――日本語教師として働くうえで困ったことはありますか

あかねさん:日本語教師になりたいと思ったときになにも資格を持っていなかったので、大学院に進学したのですがそこで衝撃を受けました。「日本語ってこうやって教えるんだ」ということを学んで驚きました。日本語のネイティブスピーカーが国語教育で学ぶ学び方と全く違っていたので、色々と覚えるのに必死でした。

――日本語教師になるためには資格が必要なんですね

あかねさん:教える場所によっては必ずしも必要というわけではないですが、日本の日本語学校で教える場合は条件が3つあり、どれか1つでも当てはまらないとダメなところが多いと思います。

1.四年制大学で日本語教育を専攻する

2.日本語教育能力検定試験に合格する

3.文化庁の認める420時間コースを受講する

わたしは大学院の専攻が日本語教育で、日本語教育能力検定試験にも合格しています。ほかの条件だと養成講座があります。文化庁の認める420時間の日本語を教えるための講座を受講して、修了すれば資格として認められます。

――日本語教師として日本語を教えるには外国語のスキルも必要ですか

あかねさん:それは教える場所によって違います。わたしがいる日本語学校はすべて日本語を使って教えるので、特別な外国語のスキルは必要ないです。ただ、海外であったりオンラインだったり、外国語が話せないと採用されないところもあると思います。

――日本語学校の求人は多いですか

あかねさん:わたしは大学院の先輩の紹介で入ったのですが、求人は多いと思いますね。コロナ禍はすごく少なかったと思うんですけど、日本の日本語学校は日本語教師不足なのでかなり求人が出ていると思います。

――日本語学校ではどのようなお仕事をされていますか

あかねさん:教師として日本語を留学生に教えています。教壇に立って20人ぐらいの学生さんの前で日本語を教える感じです。学生さんは日本の大学や専門学校に進学したい留学生がほとんどで、授業中の質問も基本的に日本語で対応しています。わたしは非常勤講師として週に1日教壇に立っていますね。

日本語教師×YouTubeをはじめたわけ

――あかねさんは「あかね的日本語教室」というYouTubeチャンネルも運営されていますよね。日本語教師として働く傍ら、YouTubeをはじめられたのはなぜですか

あかねさん:理由は3つあって、1つ目が日本語学校で教える日本語と、実際に日常生活で使われる日本語にギャップがあると感じたからです。YouTubeを通して、日常でよく使われている日本語を教えたいと思いました。

2つ目が留学したいけどできない方向けに、日本語を勉強できる場を提供したかったからです。わたしは大学で中国語を専攻していたとき1年間留学したいと望んでいましたが、色々な理由があってできなかった経験があります。

当時のわたしと同じように、日本に留学したくてもできない方ってすごく多いんじゃないかなと感じたので、留学しなくても勉強ができ、インターネット使用料を払えば無料で視聴できるYouTubeを通して、日本語学習のサポートをしたいと思いました。

3つ目は集客のためです。わたしは日本語学校とは別にオンラインプラットフォームでも日本語を教えています。オンラインで教えている先生は、わたし以外にもたくさんいらっしゃいます。たくさんいる日本語教師のなかで、どうしたら自分を選んでもらえるかを考えたときに、YouTubeやSNSで発信して自分の存在をアピールするのはすごく大事だと感じました。この3つがYouTubeで発信をしている主な理由です。

――YouTuberとしてのお仕事は、全体の何割ぐらいを占めていますか

あかねさん:今は仕事全体の半分くらいを占めているかもしれません。わたしは日本語学校には非常勤講師として勤めており、今は週に1日だけしか教えていません。YouTubeと日本語学校でのお仕事以外では、オンラインで日本語を教えたり、Podcastを配信したりしています。

――YouTubeは独学ではじめられたのでしょうか。日本語を学ばれる外国人の方向けに日本語のみで発信されているのが非常に興味深いです

あかねさん:編集は本当にやりながら覚えた感じで、分からないことがあったらYouTubeで調べました。日本語学習者向けに日本語のみで動画をあげている理由は、わたしが日本語学校で日本語を教えているのが1番大きいと思います。日本の日本語学校は日本語で教えているところが多いので、日本語のみで日本語を教えるコンテンツを作れば、疑似的に日本留学が体験できるようなチャンネルができるのではないかと思いました。

わたしも中国語の勉強のために中国語のドラマを日本語の字幕で見ていたんですが、日本語の字幕ばかり見てしまって、内容は理解できても中国語の音はぜんぜん残らなかったんです。

中国語の勉強をはじめてしばらくたってからは、日本語字幕をつけずに「中国語を中国語で聞く、見る」という勉強方法に変えました。勉強方法を変えたことでリスニング能力が上がったので、わたしと同じことを日本語学習者の皆さんにも経験してほしいと思って、日本語のみでYouTubeをやっています。

――YouTubeを含め、今後の目標ややりたいことはありますか

あかねさん:目標についてはいろんなインタビューで聞かれることが多いのですが、わたしの目標は今やっていることをずっと継続することです。続けることって本当に難しいことだと思っています。わたし自身、これまでに何度もYouTubeをやめようと思ったことがあります。今わたしがやっているスタイルで、YouTubeもPodcastも日本語教師も全部続けていきたいです。

YouTubeは台湾から見てくださっている方も多いですし、Podcastに関しては台湾からの視聴者さんがいちばん多いです。日本語を勉強されているたくさんの台湾の方に、Podcastを聞いていただけているのではないかと思っています。台湾の皆さんに「本当にありがとうございます」と言いたいです。機会があれば台湾でイベントも開催したいですね。

あかねさんは台湾旅行に毎年行かれていた

――あかねさんは台湾にこれまでに何度行かれていますか

あかねさん:はい、わたしは台湾に11回ぐらいは行ってますね。台湾旅行が本当に大好きで、社会人になってからコロナ禍で旅行ができなくなるまでは、年に1、2回は行っていました。これまでに何度も行ってるので、台北の主要な観光地は大体行ったかなぁと思います。台中や台南、高雄にも行きました。

――そんなに行かれているんですね

あかねさん:旅行で台湾を訪れるだけではなく、日本語教育のスタディーツアーでも台湾に行ったことがあります。わたしが大学院で日本語教育を勉強していたときに、日本語教育実習のような形で台湾に行きました。台南にわたしが通っていた大学院の協定校があって、2週間ほど台南に滞在したんです。

スタディーツアーは旅行とは違って、学生さんに日本語を教える機会がありました。わたしが日本語を教えていたクラスの学生さんと仲良くなって、20人ぐらいの学生さんと一緒にいろんなとこに遊びに行ったのが思い出に残っています。その経験が「絶対に日本語教師になろう!」と思った出来事でしたね。

――スタディーツアーで訪れたときが、はじめての台湾でしたか

あかねさん:いいえ、大学院の教育実習で台湾に行く前にも台湾には足を運んでいました。はじめて台湾に行ったのは、大学2年生のときです。そのとき出会った台湾の方のなかに日本語が話せる方がいて、「なんで、台湾で日本語を話せる方が多いんだろう」と思ったのを覚えています。

わたしがあるお店に入ったときに、店員さんが最初は中国語でまくしたてるように話されていたのですが、わたしがなにを言われたか分からなくて困惑していると、「ふくろ、いるか」と日本語で聞かれて。その出来事がすごく印象に残っています。

台湾にはファミリーマートがあるじゃないですか。台湾のファミリーマートの品ぞろえが日本とそっくりで、そういうのもあって日本と変わらないっていうか海外にいる感があまりなかったですね。

――毎年のように台湾に足を運ばれていたのには理由がありますか?飽きたりはしなかったんですか

あかねさん:わたしは中国語を少し学んでいたので、言語の面で滞在しやすかったというのがあります。会社員時代は休みがあまり取れなかったので、二泊三日で行けて、美味しいものがある海外旅行先ということで台湾を選んでいました。台湾旅行に行きすぎて飽きた、ということは全くないです。質問されるまで、考えたこともありませんでした。当時は常に「次は台湾にいつ行けるかな」と考えて生活していましたね。

――旅行先は、どうやって決めていましたか

あかねさん:わたしがはじめて台湾に行った頃は、YouTubeやインスタはまだ流行っていなくて、インターネット検索で調べることが多かったと思います。あとは台湾に友達がいるので、旅行するというよりは友達に会いに行くことが多かったです。

友達に会うために待ち合わせる場所を決めて、友達がいろんなところに連れてってくれるという感じです。最近の台湾旅行では自分で調べることはほとんどなくて、友達におまかせしていました。

――毎年台湾のいろんな観光地に行かれていたと思うんですけど、お気に入りの場所はありますか

あかねさん:ありすぎて困るぐらいなんですけど、わたしは台南が好きですね。もちろん、台南以外の都市もそれぞれいいところがあるとは思います。わたしが台南で出会った方々がすごく親切で、あったかくて優しくて。その優しさに触れたのが、わたしが台南が好きな大きな理由になっています。

台北と台南を比べるとどちらもご飯は美味しいけど、ちょっと特徴が違いますよね。台南グルメは甘めのものが多かったりとか、お値段的にも台北と比較してリーズナブルだったりして、そういったところもわたしが台南好きな理由です。

――台南だと林百貨店が有名ですよね

あかねさん:林百貨店も行きました。大学のスタディーツアーで二週間ぐらい台南にいたときには、台南の夜市にも足を運んでいます。ちょっと名前は覚えてないんですけど、三箇所ぐらい有名な夜市に連れてってもらいました。

――台南は台北や高雄と比べると交通網が発達していませんが、台南での交通手段はどうされていましたか

あかねさん:そうですね。わたしが台南観光したときはひとりではなくグループだったので、みんなで一緒にタクシーに乗って観光していました。あとは現地の学生と一緒だったときは、バスで移動することも結構ありましたね。

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――ほかにもおすすめのスポットはありますか

あかねさん:はじめて台湾に行かれる方におすすめするなら、台北だと永康街がいいんじゃないかと思います。永康街は「台湾に来た!」という感じもするし、小籠包で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)の本店もあるので、初めて行くなら観光客にも人気のエリアがいいんじゃないかなと思います。

――今後行きたいと思っている場所はありますか

あかねさん:結構いっぱいあるんですけど、まだ行ったことがなくて行きたいのは北投です。これまで台北、台中、台南、高雄は行ったことがあるんですけど、花蓮や台東にある東側は行けていないので、そっちにも行きたいと思っています。

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