潰瘍性大腸炎の方におすすめの仕事~実際の体験談

こんにちは、潰瘍性大腸炎歴10年越えの鉄也です。

わたしは中学3年のころ(受験シーズン)に潰瘍性大腸炎を発症しました。

潰瘍性大腸炎の悪化が原因で新卒で入った会社を辞めた経験があります。

今回の記事は若くして潰瘍性大腸炎を発症されて、どんな仕事につけばいいのか悩んでおられる方に向けて自分自身の経験をもとに書きました。

少しでもお役に立てれば幸いです。

潰瘍性大腸炎の方におすすめの仕事

潰瘍性大腸炎といっても症状や重症度は様々。

比較的軽症の方もいれば、重症の方もおられます。

中学時代のわたしがそうだったように、最初は軽症でものちに重症化することもあります

今の症状だけでなくてこれから先悪化する可能性がある、ということまで考えて仕事を選ぶのがおすすめです。

色んな選択肢があるなかで、個人的におすすめできる仕事を厳選してみました。

在宅ライターは潰瘍性大腸炎の人におすすめ

潰瘍性大腸炎仕事

わたしは職を転々とした結果、仕事を変わるたびに収入が減りました。

今後一生続けていける仕事、家族を食べさせて行ける仕事、それでいて体にも負担のない仕事はなかなか見つかりませんでした。

それでも見つけることができたのが、ライターという仕事。

ライターは、パソコン1台あればどこでもできる人気の仕事です。

詳しく調べていくと、専門的な勉強をしたことがない高卒の自分でもできることが分かりました。

ライターの仕事は未経験OK

ライターの仕事をさがしているときに、ありとあらゆる求人サイトに登録していました。

その方が希望に合った求人が探しやすいからです。

ハローワークにも通ってました。

ハローワークの求人は無料でが載せられることもあり、質の低い求人が多くてなかなか仕事が見つかりませんでした

そんなときに、未経験OKのライターのバイトの募集がネットに出ていたので応募しました。

上場していて資本金も20億円程度ある大きな会社です。

正直、なんで未経験でもいいの?

という疑問が浮かんだのですが、入社してみて答えはすぐにわかりました。

ライターが未経験でもできる理由

ライターは大きく分けると、

1.文章力、経験が求められるライター

2.決められたことを書いていくライター

の2種類です。

わたしは、決められたことを書いていくライターだったので、基本的な日本語読解力とパソコンがあれば仕事をできました。

ライターとはいうものの、割と文書入力に近いです。

ライターの仕事の受注方法

オンラインで仕事のやり取り

アルバイトとはいえ、文章力のない自分が文章を書くことで月に20万円近くもらえることにわくわくした僕にひとつの疑問が生まれました。

この仕事って会社に出勤しなくてもできるんじゃない?

そう思ってライターのバイトを辞め、フリーランスのライターになりました。

クラウドワークスで仕事を受ける

僕がライターとしての仕事を受けているのは、クラウドワークス

クラウドワークスは、仕事を依頼したい会社と仕事をしたい個人をマッチングするサービスです。

こういったサービスはたくさんあるのですが、僕はクラウドワークスをメインに使っています。

その理由は企業規模が大きくないと、料金未払いなどで問題になるリスクがあるからです。

クラウドワークスは大企業も利用している

クラウドワークスは上場企業であり、資本金も約17億円あります。

安心して仕事ができるためのシステムが充実しています。

各種メディアにも取り上げられており、楽天やヤフージャパン、TBSという大企業が利用しているサービスです。

わたし自身クラウドワークスをメインに使っていますが、トラブルにあったことは一度もないです。

今はコロナウィルスの感染拡大で在宅勤務が推奨されています。。

会員登録をすれば求人を見ることができます。

実際に応募しなくても大丈夫です。

こんな仕事がこんな価格で販売されているんだということを知るだけでも、勉強になります。

翻訳の仕事は潰瘍性大腸炎にに人におすすめ

翻訳の仕事はオンラインでできる

学生の方も社会人の方も、語学の勉強をして翻訳家になることは可能です。

わたしはいま台湾に住んでいるのですが、社会人になってから語学の勉強を始めました。最初はつらかったですが、続けてホントに良かったと思っています。

中国語や英語の翻訳の仕事は在宅可能なものが多くて、単価も高いんです。

一例としてわたしの友達は、英語の取扱説明書を日本語に翻訳する仕事をしています。

友人も持病があって一般企業に勤めるのは無理な状態なんですが、英語という武器をひとつ持つだけで翻訳家として生活できています。

無料で試せるオンライン英会話を試してみたり、語学の本を買って勉強しておくことは大切です。

公務員の仕事は潰瘍性大腸炎に人におすすめ

公務員として働くのも悪くないです。

民間の企業に比べて病気に対して理解してくれる方が多いですし、福利厚生もしっかりしています。

わたしも民間企業を退社した後、公務員になりたいと思って1年かけて勉強して公務員試験を受けたことがあります。試験に落ちてしまって公務員にはなれませんでしたが。

公務員は安定していて職場でも理解が得られる可能性も高い(通院、お休みなど)ので、今学生の方なら公務員も選択肢のひとつとして考えておくといいと思います。

大企業の仕事は潰瘍性大腸炎の人におすすめ

わたしと同じく潰瘍性大腸炎を患っている方の場合、大企業に就職するのがおすすめです。

中小企業に比べて大企業の方が福利厚生がしっかりしているからです。

例えば、有給休暇の日数と実際の取得率は大企業ほど高い傾向にあります。

病院への通院や急な症状の悪化でのお休みが取りやすいです。

また大企業であれば、もし仮に入院をしないといけなくなった場合でも休業補償が手厚く受けられます。

中小企業ではそういったことがない場合が多いのが現状です。

中小企業では潰瘍性大腸炎が悪化して入院してしまったという場合、解雇という手段をとってくる場合もあります。(実際にわたしが経験しました)

労働組合があり、福利厚生がしっかりしている会社の方が安心です。

大企業の求人は、マイナビエージェントに多数掲載されています。

自分の好きな分野の専門家になるのもおすすめ

この記事は若くして潰瘍性大腸炎と診断されてしまい、どうしようと考えておられる方向けに書いてます。

わたしも同じ状況でした。

中学生で潰瘍性大腸炎になり、今後どうしていくべきか真剣に悩みました。

ひとつ言えることは、病気だからといって夢をあきらめてしまわないこと

自分の好きなこと、得意なことを真剣に取り組んでいけば、その分野で有名になれるかもしれません。

有名になれなかったとしても、経験やスキルが認められて、病気があってもぜひ会社に来てほしいとオファーがあるかもしれません。

潰瘍性大腸炎であっても、総理大臣、プロ野球選手、女優、歌手として活躍されている方もいます

自分の好きなことは徹底してやってみることがおすすめです。

好きなことだけすることにはリスクもある

フリーランスの世界では、特定の分野で専門家として認められるようになると、会社員では稼ぐことができない金額を稼ぐことも可能ですがリスクもあります。

いきなりフリーランスになっても生活に困ります。

会社員として働きながら、自分の好きな分野や仕事にしても苦にならなそうな分野の勉強をしておく、自分への投資をしておくのがおすすめです。

副業+安定した職に就くのがおすすめ

わたしの場合、中学に潰瘍性大腸炎と診断されてから5年間は生活に支障がでない程度の症状でした。

高校も3年間通えましたし、仕事にも行けました。

その後症状が悪化して入院し、退職してからは収入が途絶えてしまって不安な思いもしました。

そこで思ったのは、ひとつの仕事だけをやっていてはいけないなということです。

病気理由で会社を辞めざる負えなくなっても、副業である程度収入があれば安心です。

今は会社員も副業が解禁されてきている時代

安定した職を確保しつつも、リスク管理として副業を始めてみるのが潰瘍性大腸炎の方に必要なことだと実体験を通して感じています。

潰瘍性大腸炎を隠して仕事をするリスク

わたしは高校卒業後すぐに就職をしました。

最初に勤めた会社では就職試験の前に、健康調査票を書いて提出する必要がありました。

持病を書く欄もありましたが、症状が安定していたことと潰瘍性大腸炎と公表したら採用されないんじゃないかという不安もあり、病気のことは書きませんでした。

その後悪化して入院することになり、解雇されるとはその時はまったく思ってませんでした

潰瘍性大腸炎を隠して働くには大きなリスクがあります。

そのことだけは理解しておいていただきたいです。

潰瘍性大腸炎で工場勤務をおすすめしない理由

わたしは高卒で入社したメーカーで工場勤務をしました。

2交代制の工場で、製品の組み立てや検査をする部署に配属されました。

潰瘍性大腸炎の重症度分類では軽症に分類されていた(当時)ので、まさか自分が仕事をはじめて入院せざる負えなくなるとは考えてなかったです。

工場の仕事は流れ作業(ライン)。

2時間に1度程度ある休憩以外は立ちっぱなしです。

症状が落ち着いているときはよかったのですが、悪化しているときのライン作業はかなりつらかった。

ラインを止めるわけにもいかないし、かといっておなかも痛い。

症状が悪くなってからは毎日が戦いでした。

わたしと同じように就職前に若くして潰瘍性大腸炎を発症された方は、工場勤務は辞めたほうがいいと思います。

今は症状が比較的安定していても、一気に悪くなってしまったら働けなくなってしまいます

このときに思ったのが、交代勤務のように生活リズムが大きく崩れる仕事は避けたほうが安心ということ。

人によって個人差はあるでしょうが、正しい生活リズムを保てる仕事に就いた方が安心です。

潰瘍性大腸炎でも工場で働いている人もいる

ただし、潰瘍性大腸炎って症状が人によって全然違うので、わたしの知り合いには工場勤務を問題なくこなしている方もいます。

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トヨタや東芝、ニコンなど大手の求人、夜勤なし、福利厚生がしっかりしている企業の求人が多いのが特徴です。

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