るるぶとまっぷるの違い。無料で読み放題する方法とこれまでの歴史

国内旅行や海外旅行に行くとき、ガイドブックを購入される方は多いです。

今回は人気が高いガイドブック、るるぶとまっぷるを比較してみたいと思います。

るるぶとまっぷるは酷似していますが、制作している会社が異なります。

るるぶはブック放題で無料で読める

電子版のるるぶが見放題になるブック放題というサービスがあります。

ブック放題はソフトバンクグループが手掛ける雑誌読み放題サービスです。

47都道府県すべてのるるぶが読み放題です。

台湾をはじめ、海外主要都市のるるぶも読み放題になります。

ブック放題は1か月無料

漫画3万冊、雑誌350誌が読み放題で500円はお得です。

本屋さんに行かなくても家で本を読めるのが魅力的です。

るるぶはAmazonキンドルで無料で読める

るるぶが見放題になるのは、ブック放題だけではありません。

アマゾンが提供している「Amazon Kindle Unlimited」という雑誌や漫画が読み放題になるサービスでもるるぶが読み放題です。

30日間無料で試せます。

Amazonキンドルは、ブック放題と比べて読める書籍が多いのが特徴です。

るるぶ以外にも雑誌や小説などが揃っています。

Amazon Kindle Unlimitedは、スマホやタブレットでも見やすいようになっているので目が疲れません。

まっぷるは無料で試せない

まっぷるには、読み放題サービスはありません。

いくつか読み放題サービスを調べてみましたが、読めるところはありませんでした。

るるぶはブック放題とAmazonキンドルで読み放題でしたが、まっぷるは詠み放題はないです。

まっぷるを読みたかったら、書店で書籍を購入するか電子書籍を購入する必要があります。

るるぶとまっぷるの違い

るるぶとまっぷるの大きな違いは、読み放題サービスで読めるかどうか

これが、現在のるるぶとまっぷるを比較してわかる1番大きな違いです。

本の見た目やついてくる付録など、ほぼ同じになっています。

ここで気になるのが発行会社はどこか、デザインがここまで似ているのはなぜか、といったことですよね。

調べてみると、るるぶとまっぷるは別の会社が発行している書籍であることが分かり、発行開始のタイミングも違うことが分かりました。

るるぶの方が先に発行を開始しており、それを追う形でまっぷるが発行されています。

るるぶとまっぷるは発行会社が違う

るるぶはJTBパブリッシングが発行

るるぶを発行しているのは、JTBパブリッシングです。

JTBパブリッシングの公式サイトを見ると、1912年にジャパン・ツーリスト・ビューローとして設立されていることが分かります。

大手旅行会社JTBの子会社なので、豊富な旅行に関するデータをもとに作成されています。

観光地やグルメの情報が豊富で、お得なクーポンの掲載も多いです。

「るるぶ」は、1973年に発行されていた「旅」という名称の月刊誌の別冊としてスタートしています。

るるぶの歴史は長く、約50年ほどの歴史があるんです。

JTBパブリッシングが「るるぶ情報版」の発行を開始したのは、1984年8月です。

はじめて発行された、るるぶ情報版は「るるぶ京都」でした。

1987年には、初の海外版るるぶ「香港 マカオ 広州 桂林」を発行しています。

まっぷるは昭文社が発行

まっぷるを発売しているのは、大手出版社の昭文社です。

1960年に設立された昭文社は出版社としての歴史が長く、創業60年以上を誇ります。

創業当初から現在に至るまで、日本地図や世界地図、登山地図など数多くの地図を手掛けていました。

地図のパイオニアと言っても過言ではない昭文社が発行するまっぷるには、付録として地図がついていることが特徴的。

地図が専門なだけあって、マップのクオリティーが高いです。

昭文社が旅行ガイドブックの分野に参入したのは、1978年のこと。

1978年当時は「まっぷる」はなく、「ミニミニガイド文庫」とうガイドブックを創刊しています。

昭文社の公式サイトによると、マップルマガジンシリーズを展開しだしたのは1989年です。

るるぶシリーズ(るるぶ情報版)は1984年スタート、マップルマガジンシリーズは1989年スタートということで、どちらも長い歴史があることをうかがい知ることができました。

るるぶ台湾とまっぷる台湾を比較してみた

るるぶもまっぷるも現在はシリーズ化されており、日本にとどまらず世界中の観光情報を提供しています。

日本版は大阪、東京、沖縄など地域ごとに分かれており、世界版は、イタリア、台湾、スペインなど、国ごとに分かれていることが多いです。

るるぶとまっぷるをすべて比較することができないので、今回は「るるぶ台湾」と「まっぷる台湾」の違いを検証していきます。

るるぶ台湾最新版の特徴

るるぶ台湾の最新版は、2019年12月9日に発売されました。

ページ数は160ページです。

お値段は1,155円

Amazonの売れ筋ランキングの海外旅行ガイド(本)部門で116位(2019年12月28日時点)を獲得しています。

ランキングには台湾以外の国の本も含まれるので、売れている方だと思います。

しかも、発売されてから1か月経っていません。

台湾の首都、台北に関する情報を集中的に掲載しているのが特徴的。

台南、台中、高雄など地方都市に関する情報は少なめです。

まっぷる台湾最新版の特徴

まっぷる台湾の最新版は、2020年1月9日発売です。

ページ数は228ページ

お値段は1,100円

るるぶ台湾に比べて、68ページも多いです。

ページ数では、まっぷるの圧倒的勝利。

値段もるるぶとくらべて、55円安いです。

ページ数が多いこともあり、台北、台中、台南、高雄など、台湾の様々な地域の情報をまんべんなく見ることができるのが特徴的です。

地図の作成を手掛けていることを生かした、台湾無料地図アプリの提供もしています。

違う地域(イタリア、ドイツ、アメリカ、北海道、東京など)では、ページ数や書かれている内容は異なります。

また間に挟まっている広告の数なども違うでしょう。

るるぶもまっぷるも書店などで販売されているので、実際に書店で見比べてみるのがおすすめです。

るるぶとまっぷるを比較した結果

るるぶとまっぷるを比較して、わたしが個人的に出した結論は、

読み放題サービスを利用するならるるぶ、紙の本を購入する場合はまっぷる

です。

価格やページ数では、まっぷるのほうがお得。

電子書籍を利用するなら、るるぶのほうがお得になります。

アマゾン公式サイトでるるぶを見る