台湾は南国ならではの多種多様な果物があります。
日本ではほとんど栽培されていない品種、手に入れることが難しいくだものもあるのです。
日本人が知っている王道フルーツから、現地の人でも知らない人が多い希少な果物まで一挙にご紹介します。
【台湾くだもの】マンゴー
台湾マンゴーは、台湾フルーツの王様とも呼べる存在です。
台湾マンゴーが採れる時期は、例年4月から9月ごろまでになります。
それ以外の時期は、基本的に収穫できません。
台湾マンゴーかき氷を提供するお店では、年中マンゴーを使ったデザートを販売しています。
収穫期以外のときは冷凍マンゴーを使用しているのです。
台湾マンゴーには様々な品種があります。
金煌マンゴー、愛文マンゴー、玉文マンゴー、黒香マンゴー、土マンゴーなどです。
このうち、日本の通販で販売されることが多いのが愛文マンゴーになります。
愛文マンゴーは、台湾かき氷に使われる糖度の高いマンゴーです。
台湾マンゴーの食べ方や通販で買う方法
台湾マンゴーは果物ナイフで身を半分に切ります。
そして外皮は切らずに、なかの果肉をさいの目切りします。
皮をひっくり返すように向けば、テレビでよく見るような見栄えよく盛り付けることができます。
台湾旅行の際に果物ナイフを持参し、ホテルなどでも食べるつわものもいるそうです。
1個あたり約100円で購入できるなんて、日本では考えられないですよね。
台湾マンゴーは、日本からでもネット通販で購入できます。
台湾おみやげを取り扱っているkkdayのサイトで販売されていました。
旬の時期のみの取り扱いとなり、マンゴーの収穫時期以外の販売は行っていません。
【台湾くだもの】釈迦頭

釈迦頭(シャカトウ)は、台湾名産のくだものです。
日本でお目にかかることはない貴重な台湾フルーツになります。
名前の由来は、釈迦の頭に似ていることからだそうです。
ストレートすぎる名前ですよね。
名前が呼びにくいためか、日本ではバンレイシ、グリーンアップルという名称で知られています。
もしかしたら、今までに食べたことがある方もおありではないでしょうか。
糖度が高く甘みが強いのが特徴で、口に入れると少しシャリシャリとした食感がします。
言葉で表現するのが難しいですが、柔らかい梨のような味わいです。
台湾南部の台東などで栽培がおこなわれてり、釈迦頭の栽培所では試食も行っています。
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釈迦頭の食べ方や通販で購入する方法
釈迦頭は包丁を使って切る必要がありません。
見た目からは想像できませんが、手でそのまま割って食べることができちゃいます。
くだものナイフを使わなくてもよいので、台湾旅行のときも気軽に食べることができますよ。
台湾で有名な夜市として知られる士林夜市などでも販売されており、観光客でも気軽に購入可能です。
釈迦頭の果肉には種があり、食べるときは飲み込まないように注意する必要があります。
日本でも通販を通して購入が可能です。
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【台湾くだもの】龍眼

ライチに似た食感を持つ竜眼(台湾では龍眼と表記される)は、若い女性に人気の高い台湾フルーツです。
7月~8月にかけて最盛期を迎えます。
台湾のスーパーなどでは1キロ500円程度で手に入ります。
龍眼は漢方薬としても使われる栄養価の高い果物。
日本ではなかなか手に入りにくいです。
龍眼(リュウガン)の食べ方と通販で購入する方法
竜眼を食べるときは包丁は必要ありません。
ブドウなどと同じく外の皮をはぎ、中の果肉を吸い出すように食べます。
外の殻はブドウよりも固いため、最初に切れ込みを入れてから食べても大丈夫です。
果肉の中心には種があるので、飲み込まないように気をつけましょう。
楽天市場などのネット通販で購入することができます。
台湾産のものよりも、ベトナム産のものが多い印象ですね。
【台湾くだもの】鳳梨
台湾の特産品であるパイナップルは、台湾フルーツの王様といってもいいでしょう。
台湾土産の定番であるパイナップルケーキには、ふんだんに台湾パイナップルの果肉が使われています。
台湾南部の都市に行くとパイナップル畑がたくさんあります。
パイナップルが地面に突き刺さっているかに見える景色は、はじめて見たときに感動を覚えました。
実際に見るまでは、勝手なイメージで木に実がついているものだと考えていました。
台湾パイナップル畑を見学しにぜひ行ってみてください。
台湾鳳梨の食べ方と通販で購入する方法
パイナップルは外皮をついたまま輪切りにするのが一般的です。
輪切りにした後、外皮をはぎ取り中の果肉を食べやすい大きさにカットしていきます。
パイナップルの外皮には硬い突起があるので、けがをしないように慎重に切る必要があります。
台湾ではパイナップルケーキの生地に鳳梨が使われています。
その他、パイナップルを使用した焼き菓子などに用いられるのが一般的です。
宮原眼科のパイナップルケーキは、日本でも注文することができます。
台湾産のパイナップルのシーズンは夏で、この時期には日本のスーパーでの購入も可能です。
小潘蛋糕坊のパイナップルケーキは、地元の方に人気のお店です。サニーヒルズや佳德と比べると日本での知名度は低いですが、最近は日本でも名前が知られるようになってきました。筆者も幾つかパイナップルケーキを食べ比べたうえで、小潘蛋[…]
【台湾くだもの】蓮霧
台湾蓮霧(レンブ)も日本では購入することが難しい台湾フルーツのひとつ。
レンブは別名ワックスアップルとも呼ばれています。
りんごよりも柔らかく、プラスチックナイフでも簡単に切ることが可能。
さっぱりとした味わいで、甘い果物が苦手な方からも人気があります。
糖度はそこまで高くなく、甘すぎない口当たりが癖になりました。
台湾蓮霧の食べ方と通販で購入する方法
レンブはりんごと同じ食べ方をすることができます。
包丁で切って食べるのもいいですし、そのままかじりついても大丈夫です。
下手の部分と芯は食べられないところもりんごと同じですね。
りんごとは食感が違っていますが、日本人の口にも合います。
シャリシャリとした食べ応えのあるくだもので、日本の果物には見られない食べ物です。
日本の通販サイトでレンブを購入できるかどうか確認してみました。
2021年11月現在、レンブはアマゾンや楽天などの通販サイトで販売されていません。
台湾に行ったら食べられるので、台湾旅行の際にぜひ味わってみてください。
【台湾くだもの】バナナ

今でこそ日本に輸入されるバナナはフィリピン産のものが多いですが、戦後すぐは台湾産のものが大多数を占めていました。
第二次大戦後の日本では台湾バナナは高級品として扱われており、そのためにバナナはおやつに入るのかどうかという遠足定番の質問ができたのではないかという説もあるほど。
台湾バナナは糖度が高く、非常に甘いです。
ただ、台湾バナナの価格はフィリピンバナナに比べて高いので、日本ではあまり流通していません。
台湾にきたらぜひ食べていただきたいフルーツです。
台湾バナナの食べ方と通販で購入する方法
台湾バナナの品種のひとつに、台湾紅皮蕉があります。
台湾紅皮蕉の特徴は皮が赤紫色をしていること。
味はりんごに近く、黄色のバナナよりのしっとりとした味わいが特徴です。
台湾のスーパーで売られているときは食べごろでないことが多く、家で熟成させる必要があります。
わたしがはじめて紅皮蕉を食べたときはそのことを知らず、間違って口にしてしまって口を痛めました。
台湾バナナは見た目が異なりますが、日本で販売されているバナナと同じ食べ方です。
台湾バナナはスーパーに並ぶことは少ないですが、日本の通販サイトで購入することができます。
【台湾くだもの】ドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツは、台湾で買える果物のなかでも一般的なものです。
どこの市場やスーパーマーケットに行っても販売されている定番商品。
ドラゴンフルーツの旬の時期である7、8月にはスーパーで1粒100円ほどで購入が可能です。
ドラゴンフルーツは果肉が白いものと赤いものがあります。
果肉が赤いドラゴンフルーツは栄養価が高いです。
赤いドラゴンフルーツを大量に食べると赤い色素が便に残り、便器が赤く染まることがあります。
体に問題があるわけではないので、心配しなくても大丈夫です。
わたしは赤いドラゴンフルーツが特に好きで、自宅でよく食べていました。
台湾旅行に来た際にはぜひ食べていただきたいフルーツになります。
ドラゴンフルーツの食べ方と通販で購入する方法
わたしはドラゴンフルーツを最初にみたとき、どうやって食べたらいいのだろうと悩みました。
結論、包丁で真っ二つに切って食べることができます。
ドラゴンフルーツの外皮は見た目とは裏腹に柔らかく、簡単に包丁が入ります。
外皮ごとくし切りにして、食べやすいサイズに切り分けてください。
くし切りにした外皮の両端を下に押し下げれば、果実が簡単に取れますよ。
メロンやスイカを食べる感じで、外側の皮をもって果実を食べます。
ドラゴンフルーツは楽天やアマゾンなどの通販サイトで販売されています。
日本でも沖縄など一部地域で栽培されていますが、台湾のドラゴンフルーツに比べて値段が高いです。
台湾ではお手頃価格で食べることができるので、台湾旅行の際にぜひ食べてみてくださいね。
【台湾くだもの】スターフルーツ
台湾果物として人気があるのがスターフルーツです。
スターフルーツは台湾のスーパーでもよく見かけます。
包丁で切ったときに断面が星(スター)のように見えることから、スターフルーツという名前がつきました。
スタフルーツの食感は梨に似ており、シャリシャリとした味わいを楽しめます。
台湾のドリンクスタンドでは、スターフルーツジュースが提供されているお店もあります。
どのような味わいかを知りたかったら、ジュースを飲むのが手軽でよいかもしれません。
スターフルーツの食べ方と通販で購入する方法
スターフルーツは見た目とは裏腹に、皮ごと食べることができます。
きれいな流水でしっかりと洗って、包丁で縦に切っていくと断面が星になります。
角の部分は若干固いので、気になる方はそぎ落としてください。
角を落とすときにはピーラーを使うと簡単です。
スターフルーツは通販でも販売されていますが、台湾産のものはあまり出回っていません。
台湾と同じ気候の沖縄でも栽培されており、アマゾンや楽天でも販売されていました。
台湾産のスターフルーツが食べたかったら、台湾旅行中に果物屋さんに行かれることをおすすめします。
【台湾くだもの】大西瓜

日本の夏の風物詩でもあるスイカですが、台湾でも栽培が盛んなフルーツです。
台湾スイカにはたくさんの種類がありますが、スーパーなどでよく見かけるのが大西瓜。
日本のスイカに比べて台湾スイカはサイズが大きいです。
重いものでは1個あたり5キロを超えます。
台湾大西瓜は楕円形をしており、日本のスイカのように丸くありません。
大西瓜は大きいので甘くないと思われがちですが、実は糖度が高くて甘いのが特徴なんです。
日本のすいかと比べても遜色なく、甘さを感じられる台湾果物として人気があります。
台湾大西瓜の食べ方と通販で購入する方法
台湾大西瓜の食べ方は、日本のスイカの食べ方と全く同じになります。
大きな包丁で三角切りして小分けにし、冷蔵庫で保存が可能です。
サイズが大きいので一人暮らし用の冷蔵庫では入りきらないかもしれません。
海辺などでスイカ割を楽しんで、大人数で食べるのがよいですね。
台湾大西瓜は日本の通販では販売されておらず、日本では味わえないのが残念です。
また大きすぎて台湾旅行中に食べるのも難しいと感じますよね。
台湾の屋台では手軽に大西瓜を味わえるドリンクショップがあります。
大西瓜をミキサーにかけてジュースにしたものが販売されているので、日本人観光客でも購入できますよ。
【台湾くだもの】パッションフルーツ

パッションフルーツは台湾で栽培されているフルーツです。
プチプチとはじける食感が癖になるパッションフルーツは、日本の通販でも入手できますね。
台湾の果物屋さんで販売されているほか、ドリンク店でもよく見かけます。
台湾のフルーツ系ドリンクにはパッションフルーツが使われていることが多いです。
わたしがよく利用するcoco都可というドリンク店でも、パッションフルーツは人気のフレーバーでした。
そのまま食べるというよりも、ドリンクと合わせることでよりおいしさが増す果物ですね。
パッションフルーツの食べ方と通販で購入する方法
パッションフルーツをくだもの屋さんで買ったあと、どのように調理するのかをご紹介します。
いちばんシンプルでおすすめの食べ方は、へたをカットする方法です。
パッションフルーツのへたを切って、中の実をスプーンですくって食べます。
種ごと食べることができ、効率的な食べ方です。
アマゾンや楽天などの通販サイトでも販売されており、気軽に購入することができます。
しかし、やはり本場台湾で食べたほうが美味しさ倍増です。
【台湾くだもの】グアバ
グアバは、スーパーの果物コーナーでよく見かける台湾を代表するフルーツです。
台湾では主に白い果肉のグアバが流通しています。
台湾のドリンクスタンドではグアバを使ったジュース、ドリンク類が販売されています。
わたしも台湾フルーツドリンクのなかではグアバが大好きで、よく利用させてもらっていました。
台湾の大手スーパーでは、グアバジュース1リットル入りが約80円で販売されています。
【台湾くだもの】イチゴ

あまり知られていませんが、台湾はイチゴの産地でもあります。
台湾各地や高山地帯にイチゴ畑があり、いちご狩りを楽しむことができるんです。
台北MRT内湖駅からタクシーで15分ほどのところにある、白石湖一帯にはイチゴ畑が広がっています。
白石湖ではイチゴの季節(3月、4月ごろ)にイチゴ祭りが開催され、多くの観光客がいちご狩りを楽しみます。
【台湾くだもの】パパイヤ

台湾はパパイヤの産地でもあります。
パパイヤは台湾では木瓜(ムーグワ)と呼ばれています。
パパイヤミルクは台湾ドリンクスタンドの定番メニューです。
パパイヤは腐ったようなにおいがするので、そのまま食べることは少ない果物。
牛乳などと一緒に合わせることで臭みを減らせます。