台東にはハウルの動く城、流れ星が見える丘など、観光スポットがたくさんあります。
今回は2泊3日の台東旅行モデルコースをご紹介します。
台北や台中に比べて公共交通機関が発達していないため、レンタカーやレンタルバイクの利用がおすすめです。
台東への行き方・アクセス方法
台東に行くには、台湾鉄道、バス、レンタカー、レンタルバイクなどの移動手段が欠かせません。
一般的には台北から台東まで台湾鉄道で移動し、台東観光をする際にレンタカーを借りるのが一般的となっています。
台北松山空港から台東空港まで航空機で移動し、そこでレンタカーを借りる方法もあるようです。
航空機を利用すれば、1時間ほどで台東まで移動することができます。
【台東観光】台湾鉄道

台湾鉄道台北駅から台東駅までは、太魯閣号(特急)で約3.5時間かかります。
自強号(快速)の場合、約6時間かかってしまうのでおすすめしません。
台湾鉄道でアクセスする場合は、太魯閣号(特急)に乗車しましょう。
台湾鉄道台東駅前には、飲食店やコンビニ、公衆トイレなどがあります。
ここから台東各地の観光地へ向かうバスも出ていますので、旅の起点となっていますね。
【台東観光】バス
台東には地下鉄はなく、手軽に使える公共交通機関はバスです。
流しのタクシーもほとんどいない田舎のため、公共交通機関のみの旅であればバスは欠かせません。
台湾鉄道台東駅から、台東にある各観光地に行くためにはバスを乗り継ぐ必要があるのです。
台東のバスは本数も少なく、効率よく回ることは厳しいでしょう。
台東観光をするにはレンタカー、レンタルバイクの活用をおすすめします。
【台東観光】レンタルバイク

台東ではレンタルバイク(250cc)を借りることもできます。
ただし台東は年中暑さが厳しく、紫外線もきついことで知られています。
半袖で運転しているとすぐに肌が真っ黒になってしまいます。
バイクを利用する場合は、日焼け対策をしっかりしておきましょう。
レンタルバイクショップも駅前に多数あるので、気軽に利用可能です。
日本のバイク免許の中国語翻訳をJAFで取得し、レンタル時に提示して下さい。
【台東観光】レンタカー


台東観光はレンタカー利用が必須です。
観光地1つ1つの距離が離れており、レンタカーが必須といえます。
レンタカーは中国語で租車と言います。
おすすめのレンタカーは1日1,150元で利用できるバジェットレンタカーです。
バジェットレンタカーは日本語で予約できます。
レンタルショップは複数ありますが、基本的に予約が必須です。
事前にネットで予約をしておきましょう。
kkdayでは日本語でレンタカーを予約することができます。
注意点
台湾で車をレンタルするときには、台湾の交通事情を把握しておくことが大切です。
台湾は右側通行のため、車のハンドルも右側にあります。
外国人が運転する場合、事前に台湾の交通ルールについて説明があります。
説明はすべて中国語です。
レンタカーを借りる前に外観チェックはしっかりしておきましょう。
わたしが実際に利用したレンタカーもいくつか大きな傷がついていました。
車に乗る前に外観チェックを行い、傷がある場所の写真を撮っておくことをおすすめします。
ガソリンの入れ方も日本と違いますし、交通ルールも若干異なります。
駐車禁止場所に停めてしまった罰金をとられたり、道路標識が読めなくて逆走してしまう人が多いです。
実際に台東旅行中に逆走している人を何人も見かけました。
【台東観光】ツアー
台湾で運転できる免許がない場合は、ツアーに参加するのが最も効率が良いです。
ツアーを利用すれば、台東観光スポットに迷わず到着できます。
台東貸し切りチャーター車一日ツアーもあります。
こちらのツアーは完全貸し切り、運転手付きの車をレンタルできるのでおすすめ。
公共交通機関では行きにくい絶景にも、気軽にアクセスが可能となります。
【台東観光】池上環郷サイクリングロード



台東にたくさんあるサイクリングロードで有名なのが、池上環郷サイクリングロードです。
台東駅からはレンタカーで1時間かかります。
こちらのサイクリングロードは約17.6キロの田園風景が続いています。
のどかな風景に多くの旅人が癒されるスポットで、たくさんの観光スポットが存在しています。
台湾鉄道池上駅でレンタサイクルを借りることができ、料金もお手頃価格です。
池上周辺にはたくさんお店があるのですが、1人用のレンタサイクルは100元(約400円)が相場。
4人乗りの電動自転車は400元(約1600円)となっています。
こちらのスポットの目安観光時間は2時間程度で、主要スポットだけを回るのであれば1時間でもOKです。
【台東観光】金城武の樹


池上環郷サイクリングロードで一番有名な観光スポットが金城武の樹です。
金城武さんが起用されたエバー航空のCMがきっかけで、「金城武の樹」と名前がつけられました。
こちらの大木の前に座って、CM撮影をしたことで観光地として人気になりました。
金城武(かねしろたけし)さんは日台ハーフの俳優で、日本人のファンも多いですよね。
主な出演作品にレッドクリフがあります。
【台東観光】伯朗大道


金城武の樹付近には、インスタ映えスポットがいくつかあります。
大きなフレームから、台東の山々を望むことができる伯朗大道は長蛇の列ができます。
伯朗大道にはアイスクリーム屋さんがあり、小休憩におすすめです。
水耕栽培がおこなわれている田んぼを見渡すことができる場所や、水車なども人気の観光地点です。
【台東観光】台東夜市


夜ご飯は台東夜市でいただきました。
台東夜市はとてもこじんまりしていて、心地よかったです。
台北市内の夜市に比べて空気が格段に良く、心地よい空間のなかで食事を楽しむことができました。
夜市の規模は小さいですが、美味しそうな魚の煮つけや特大クレープ、いちごあめなども売っていましたよ。
台北では見たことのない台東料理も販売されていました。
日本式のたこ焼き、お好み焼きのようなものも販売されていましたよ。
【台東観光】民宿に宿泊
夜市で夜ご飯を食べた後は、台東の民宿に宿泊しました。
台東にはホテルが少なく、基本的に民宿に泊まることが多いです。
台湾の民宿は個人経営のところがほとんど。
日本語は基本的に通じません。
今回泊まったのは最大10人ほどが宿泊できる大部屋。
ほかの宿泊客もおられたため写真をとることはしませんでしたが、思っていたよりきれいでよかったです。
台東の民宿はアゴダ、
エクスペディア等ホテル予約サイトで探すことができます。
【台東観光】台東熱気球フェスティバル


次の日の朝5時に民宿を出発し、熱気球フェスティバルの会場に向かいました。
朝早く行かないと駐車場がいっぱいになってしまいます。
また気流の関係で、午前中早い時間しか気球は飛びません。
気球が飛ぶか飛ばないかは天候に大きく左右されます。
約30分のフライトでかかる料金は8000元(3万円程度)です。
体験気球(ひもでつながれた状態)なら、1人200元(約800円)で体験できますよ。
体験飛球の場合、垂直に20メートルほどあがることができます。
体験フライトでも結構な高さがあるため、程よいスリルが味わえます。
チケットは事前予約制なので、体験したい方は公式サイトより事前に予約を済ませておきましょう。
台東熱気球フェスティバルでみた個性的な気球たち


熱気球を飛ばす前に、風向きや強さを確かめるために小さな風船をあげます。
わたしがいったときは穏やかな風が吹いており、ほぼ垂直に風船があがっていきました。
360℃山に囲まれた場所なので、自然を満喫できますよ。
熱気球のスピードは意外に早く、上に浮上するだけでなく、横方向にも進むことができるのには驚きました。
気球のかごから上半身がでているため、かなり怖いです。
わたしがいったとき(午前5時~7時)は、同時に複数の熱気球があがる幻想的な様子を見ることができませんでした。
台湾観光局の公式キャラクターの喔熊がひとりで空に飛び立っていきました。
なんかシュールだけど、可愛らしい。
今年は海外からの気球が少なかったため、しょうがないですね。
来年以降たくさんの気球が一斉に飛び立っていく様子を見てみたいです。
【台東観光】三仙台



三仙台は台東のビーチでいちばんの絶景が撮れるスポット。
周囲には長さ約10キロのビーチが広がっています。
呂洞賓、何仙姑、李鉄拐という3人の仙人が休んだという伝説から、三仙台という名前が付けられました。
奥に見える離島が三仙台です。
三仙台には橋で渡ることができます。
その先はハイキングコースになっていて、自然豊かな島を探検できます。
島の奥まで行って橋まで戻ってくるのに、2時間くらいかかるので今回はいきませんでした。
この付近の海はサンゴ礁が広がっており、ダイビング体験をすることもできます。
三仙台付近は砂浜ではなく、石や砂利が多いので海水浴客は少ないです。
そのかわり、ボート体験やダイビングなどのマリンアクティビティーは豊富なようですよ。
【台東観光】台東ビーチ



台東には美しいビーチがたくさんあります。
透明度も高く、海水浴客も多いです。
サーフィンやsupなどのマリンスポーツも人気で、平日、休日問わず賑わいを見せています。
台東から見える美しい自然は、都会で消耗した心を癒してくれることでしょう。
かなり日差しがきついので、日焼け止めや日傘は必須。
台東の道路は海岸線に沿って走っているので、どこで停車しても美しいビーチに出会えます。
南国ならではのフルーツ畑も多く、ドライブしながら素敵な景色を楽しむことができますよ。
【台東観光】ハウルの動く城

台東には「台湾版ハウルの動く城」があります。
台湾では廃墟が解体されず、そのまま観光地になっているところが多いのですが、台湾版ハウルの動く城もそのひとつ。
ハウルの動く城に似てるか似てないかといわれればあまり似ていませんが、台湾人観光客に人気が高く、写真撮影をしている方がたくさんいました。
台湾では日本のアニメや漫画が人気で、それに登場するものやシーンに似ているところがSNS上で話題になり、観光地化されることが多いです。
このような廃墟が取り壊されず、アートとして残されているところは日本ではなかなかありません。
【台東観光】台東鉄道芸術村


台東鉄道芸術村は、今は使われていない旧台東駅周辺の商業施設です。
旧台東駅は誰でも無料で観覧することができ、インスタ映えする写真をたくさん撮ることができます。
駅のホームに足をかけて写真を撮ったり、線路に寝転がって写真を撮ることができます。
旧台東駅から少し進んだところには、芸術関連のショップがずらりと並んでいます。
店舗はコンテナでできており、デザインがおしゃれ。
【台東観光】緑島


台東にはリゾート地として知られる緑島という離島があります。
緑島行きのフェリーは富岡漁港から出港しているので、ここから乗車して島を目指しましょう。
緑島が主な目的地の場合、台北松山空港から航空機でアクセスすることも可能です。
台北松山空港から1時間で行けるので、時間短縮をしたい方におすすめです。
緑島ではレンタルバイクを借りて島を一周したり、ビーチで遊んだりダイビングをしたりできます。
バカンスや卒業旅行にもおすすめですよ。
朝日温泉


緑島の観光名所の一つが朝日温泉です。
日本統治時代からある温泉で、台湾に来ているのにどこか懐かしい雰囲気があります。
世界の中でも珍しい海底温泉で、海を眺めながら入ることができる露天風呂が人気です。
こちらは水着の着用が必須となっています。
サンゴ礁の海に周囲を囲まれた島なので、ダイビングやシュノーケリングが盛んです。
緑島にきたらマリンアクティビティを楽しまない手はないですよ。
水に濡れるのが嫌な方には、海底探索ができるグラスボート体験もおすすめ。