台湾のガイドブックが多すぎて、どれを選べばいいかわからない
とお困りではありませんか?
適当に選べばいいじゃんと思う方も多いですが、ガイドブックによって扱っている情報は違います。
おすすめのお店、人気の観光スポット、グルメなどはガイドブックによって取り上げている場所や情報量が全く違うんです。
ガイドブック選びに失敗しないためにできる方法を紹介します。
台湾ガイドブックの選び方
台湾ガイドブックは、行きたい場所によって決める必要があります。
これが1番重要です!!
台湾には台北、台中、高雄という3大都市があり、一般的な台湾ガイドブックが取り上げているのは台北のみ。
台北以外の観光地をメインで行く予定なら、滞在予定都市をメインに取り上げたガイドブックを買う必要があります。
取り扱っている情報量
行きたい場所の次に重要なのが、情報量。
ガイドブックには写真が多めで文章がすくないもの、逆に写真が少なく文章が多めのものがあります。
また、台湾旅行中の交通機関の利用方法、旅行会話を詳しく書いているものもあれば、一切取り上げていないガイドブックもあります。
はじめての台湾旅行なら、交通機関利用方法が詳しく乗っているものがいいです。そうでないなら、そうした情報が載っていないものがいいです。
ガイドブックのページ数ではなく、自分の知りたい情報がどれだけ載っているかが大事です。
メインで取り上げている内容
ガイドブックには、はじめての台湾旅行者向けのものと何度も台湾に来ている方向けのものが存在します。
グルメを中心に扱うもの、自然を中心に扱うものなど、特定のジャンルに絞って書かれているものがあります。
はじめての台湾旅行者であれば、台湾の観光地を大まかに網羅したものがいいです。台湾の主要観光地を行きつくした方は、ジャンルを絞って書かれたガイドブックがおすすめ。
はじめての台湾旅行なら、るるぶかまっぷるがおすすめ
はじめての台湾旅行なら、るるぶ台湾かまっぷる台湾がおすすめです。
わたしはるるぶ台湾、まっぷる台湾の最新版(2020年版)を実際に読みました。
これまでるるぶ台湾、まっぷる台湾を購入された方もいると思いますが、2020年版はかなりアップグレードされた内容になっているため新規購入の価値があります。
どちらのガイドブックも、はじめての台湾旅行で心配な言語の問題点、緊急連絡先、交通機関の利用方法は一通りまとめてあります。
王道の観光地に関する情報は一通りまとめられているので、これさえみておけばはじめての台湾旅行を十分楽しめると思います。
ただし、どちらのガイドブックも台中、高雄などの地方都市の情報は少ないので、台北以外の地域に行かれるなら別のガイドブックがおすすめです。
るるぶ台湾
るるぶ台湾は、書店にいくと必ずある定番中の定番の本です。
大手旅行会社であるJTBが出版しているガイドブックなので、旅行に関するノウハウはもちろん、人気店や穴場のお店の情報もまでしっかりと網羅されています。
購入特典として、るるぶ台湾に掲載されているお店の位置情報がわかるグーグルマップと無料で使える基本会話集(アプリ)も付いているのでお得です。
ガイドブック選びで迷っているなら、るるぶ台湾を選んでおけば間違いないです。
るるぶ台湾は有名な本なので、過去の台湾旅行時に購入されたことがある方も多いと思います。
台湾は、お店の移り変わりや法律、制度の変更などが頻繁に行われるため、2、3年前のガイドブックだと情報がかなり古くなってしまいます。
余裕があるのであれば、最新版のるるぶ台湾を購入しておくのがおすすめです。
まっぷる台湾
るるぶ台湾と同じく、書店でも必ず見かける書籍です。
台湾で行くべきお店や話題のスポット、観光地の情報、台湾の基本情報が余すことなく掲載されています。
まっぷる台湾の見た目は、るるぶ台湾にそっくりですが大きな違いがあります。
まっぷる台湾を発行している会社は、昭文社。
昭文社は主に観光情報誌と地図を手掛けている会社です。
書籍購入特典として、地図で培われたノウハウを生かした、まっぷるリンクと呼ばれるオフライン地図を無料で利用できてしまいます!
本の中で紹介されているお店の位置をマップ上で確認できる機能も付いています。
るるぶとは異なり、オフライン環境で書籍と同様の内容を表示することも可能です。
旅先でかさばる本を持ち歩きたくない方、スマホでお気に入りのお店の位置を確認したい方はまっぷるをおすすめします。
※一部ネット環境が必要な場合もあり
台北日帰り弾丸旅 食べまくり!
台湾日帰り旅行の回数、2年半で22回を誇る筆者の門司紀子さんがおすすめの台湾グルメを紹介している本です。
自分の足でおいしいお店を回りまくって本にしているところが、ほかの台湾グルメ本と差別化されているところです。
そのほかの特徴は、季節に応じておすすめのお店が紹介されているところ。
台湾でマンゴーかき氷を食べようと思って、冬に台湾に遊びに来ても食べることはできません。(冷凍マンゴーを使う一部のお店では食べられる)
季節ごとにベストなお店の回り方も紹介されているので、旅行の計画を立てやすくなります。
旅行の持ち物やおすすめのお土産、台北の美スポットなども紹介されています。
女性の方に特におすすめの1冊です。
台湾お得技ベストセレクション
台湾お得技ベストセレクションは、台湾旅行を効率的でお得に楽しむための情報が凝縮されたガイドブックです。
台湾旅行で使える裏技やお得情報が満載されています。
わたしも初めての台湾旅行のときに、この本を買っていき持参しました。
ネタばれは避けますが、台湾で色んな裏技を使うことができたので、持っていってよかったと思っています。
台湾で使える情報だけでなく、台湾旅行の費用を下げるためにできる情報も載せられているので、旅行の計画段階の方におすすめです。
「おまけ」台湾好き必見の本
ここから紹介する本は、台湾好きなら読んでおきたい小説です。
旅行前の勉強として読んでおくのもよし、旅行中に持参するのもよし。
小説を通して、台湾の歴史や文化などを垣間見ることができるので、1度手に取って読んでみることをおすすめします。
東山 彰良「流」
台湾に行く前に、台湾の歴史を深く知っておきたいと思われる方におすすめの本が、東山彰良の流という作品です。
東山さんは台湾出身の小説家です。
「流」は2015年に第153回直木三十五賞を受賞した、評価の高い作品でもあります。
この作品を読むまでほとんど台湾について何も知らなかったのですが、この作品を通して台湾の歴史的な背景を知ることができました。
吉田修一「路」
吉田修一さんは、2016年に渡辺謙主演で公開された映画「怒り」の作者として有名です。
その吉田修一さんが、台湾を舞台に描いた小説が「路」
この小説は2012年に発売されたものですが、今注目されており、これまで読んだことのない方にはぜひ読んでいただきたい作品です。
この作品が注目されている理由は、2020年5月にNHKでドラマ化されるから。
しかも日台合同の撮影チームにによる作品となり、台湾在住のわたしの周りでも話題がちらほらとあがるようになっています。
ドラマの公開前に、原作をぜひ読んでいただきたいです。
2019年11月発売「小さな場所」
台湾出身の作家で直木賞作家でもある、東山彰良さんの新作「小さな場所」が11月14日より発売されています。
この作品のモデルとなっているのは、台湾の原宿と呼ばれる「西門町」
西門にある、刺青店が立ち並ぶエリア「紋身街」が舞台。
東山彰良の作品が好きな方や、台湾好きな方にぜひ読んでいただきたい1冊です。