台湾の新竹市は、台北と台中のちょうど真ん中あたりにある地方都市です。
台湾のシリコンバレーの愛称で知られ、有名なIT企業が集まっています。
美食の街としても知られる新竹には、観光スポットやご当地グルメがたくさんあります。
新竹の行き方
台湾・新竹への行き方は、台湾新幹線(高鐵)、台湾鉄道、台湾高速バスの3つがあります。
新竹へは台北から新幹線(高鐵)で約30分。
台湾新幹線の新竹駅と新竹の中心街は離れており、台湾鉄道の新竹駅へは台湾鉄道に乗り換えて20分ほどかかります。
台湾鉄道台北駅から新竹駅は約1時間。※鈍行の場合は約1時間30分
台北駅バスターミナルからは新竹行きの高速バスも出ており、所要時間は約1時間30分です。
台北から新竹市へのアクセス
台湾高鐵:所要時間30分 料金290元(1200円) ※市内へは乗り換え必要
台湾鉄道:所要時間1時間 料金177元(720円)
台湾バス:所要時間1時間30分 料金135元(600円)
台湾鉄道新竹駅から観光スタート
台湾・新竹観光の拠点は、台湾鉄道新竹駅です。
新竹駅は1913年、日本統治時代に建設されました。
新竹駅の設計を担当したのは松ヶ崎萬長。
彼は岩倉具視の遣欧使節団に加わっていた人物として知られています。
発展著しい新竹市ですが、駅前だけはノスタルジックな雰囲気があります。
まるで大正時代にタイムスリップしたかのようです。
駅に背を向けて反対方向を見ると、大きな百貨店や飲食店がたくさんあります。
【台湾・新竹観光スポット】東門城
新竹駅から徒歩5分くらいの場所には、東門城と呼ばれる遺跡があります。
東門城は1827年に着工された門で、当時は迎曦門と呼ばれていました。
現在見られる東門城は修復再現されたもので、1827年当時のものではありません。
2020年には保全のための改修工事も行われ、現在は全貌を見ることができます。
放射線状に道が伸びている真ん中にドカンとたたずむ姿は、パリの凱旋門を思わせます。
周囲はロータリーのようになっており、城の周りを円を描くように道路が走っています。
【台湾・新竹観光スポット】新竹城隍廟
新竹で外すことができないグルメスポットが、新竹城隍廟です。
新竹出身でタレントとして活躍されているシュアンさんも、地元に帰ると必ず立ち寄るとお話しされていました。
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さきほどご紹介した東門城からもほど近く、徒歩5分程度で行けます。
新竹城隍廟の周りには城隍廟夜市があり、新竹名物のビーフン料理の人気店が軒を連ねています。
夜市ですが昼間も営業していることもあって、観光客で混雑する新竹の人気スポットです。
なんというかかなりディープな場所で、雰囲気もとても良いですよ。
時間帯によっては劇も観覧することもでき、地元民の方たちが多くご覧になっていました。
押しも押されぬ、新竹の名物はビーフンです。
新竹城隍廟周辺にある飲食店には、ビーフン(米粉)料理を出すお店がたくさんあります。
わたしは新竹城隍廟のお隣にあるお店でビーフンを食べましたが、今まで食べたビーフン料理の中で一番おいしかったです。
上記の写真のビーフン料理は40元(150円)でした。
茹でられたビーフンの上に、甘辛いソースとホロホロのお肉がかかっています。
ルーローハンと同じ豚肉のそぼろはとても美味しいですよ。
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【台湾・新竹観光スポット】新竹市政府庁舎・美術館
新竹市政府庁舎(旧新竹州庁)は、日本統治時代の1926年に開館した歴史的建造物です。
増改築を繰り返しながら、現在も市庁舎として使われています。
外観がとても美しいことから、写真を撮っている方がたくさんいました。
現役の市庁舎ということもあり、地元民の方が手続きに訪れていましたよ。
近くには、新竹市役所だった建物を改修した新竹市美術館があります。
新竹市政府庁舎・新竹市美術館をセットで観光するのがおすすめです。
あまり観光客が来ないスポットにはなりますが、歴史を振り替えながら散策してみるのも良いかもしれません。
【台湾・新竹観光スポット】スターバックス新竹新豐店
台湾には8つの歴史的建造物をリノベーションしたスタバがあります。
その1つが新竹にある新竹新豐店です。
こちらのリノベスタバがあるのは、台湾鉄道の新豐駅前。
新竹から鈍行列車に乗り換えて4駅(15分程度)です。
こちらのリノベスタバは、もともと新豐駅の駅舎でした。
1989年に建てられて2014年まで現役で使われていた駅舎ということもあり、鉄道ファンにも人気です。
新竹観光中の休憩にぜひご利用ください。
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【台湾・新竹観光スポット】新竹内湾老街
新竹内湾老街は、台湾鉄道新竹駅から内湾線の終点 内湾駅の近くにある老街です。
近年のレトロブームもあって、地元の方には大注目されています。
新竹駅から電車で1時間以上かかる秘境で、山々に囲まれた観光スポットになります。
日本人観光客もあまり訪れることがなく、まさにローカル度100%。
内湾は客家の方々がたくさん住んでおり、客家の郷土料理やお菓子を味わうことができます。
こちらは客家麻糬というデザートです。
客家のひとたちに愛されている、ゴマやピーナッツ、あずきを使ったお餅になります。
見た目は大福にそっくりですが、日本のお餅とはまた違った味わいです。
新竹内湾老街に行ったら、是非味わってみてください。
客家の代表的なお菓子のひとつに、草仔粿があります。
日本でいう草餅みたいなスイーツで、日本人観光客の多い九份(きゅうふん)でも購入することができます。
小豆あんを包んだ甘い草仔粿と、切り干し大根を包んだ塩辛い草仔粿があります。
日本では切り干し大根の草餅はないので、ぜひそちらの草仔粿に挑戦してみてください。