九族文化村は日月潭(にちげつたん)にある観光スポットで、台湾のディズニーともいわれています。
ディズニーランドのようにキャラクターはいないのですが、雰囲気はそれに近いものがあります。
日月潭(にちげつたん)ロープウェイでアクセスでき、台中観光で足を運びたいスポットです。
桜(櫻花)の名所としても知られており、春になると大勢の人が足を運びます。
九族文化村の行き方
九族文化村へのアクセス方法をご紹介します。
九族文化村には、公共交通機関だとバスでしか行くことができません。
高鐵台中站または台中火車站から【路線バス】6670日月潭線に乗車します。
高鐵台中站とは台湾新幹線の駅名、台中火車站は台湾鉄道の駅名です。
どちらのバスターミナルからも【路線バス】6670日月潭線に乗車することができます。
九族文化村行きの路線バスは6670日月潭線
【路線バス】6670日月潭線 | 高鐵台中站 | 台中火車站 |
料金 | 往復330元(約1200円) | 往復330元(約1200円) |
始発 | 08:10 | 07:48 |
終発 | 16:10 | 15:48 |
わたしが九族文化村に行った時のタイムスケジュールです。
まず台北駅から台湾新幹線に乗車して高鐵台中站に行きました。
高鐵台中站にあるバスターミナルより、【路線バス】6670日月潭線して九族文化村前で下車。
目の前に九族文化村が広がっています。
ちなみに6670日月潭線にそのまま乗車していれば、台湾の景勝地として知られる日月潭にも行けますよ。
台中火車站から九族文化村までは約2時間、高鐵台中站からは約1時間50分かかります。
台北駅から行った場合にかかる合計時間は、約3時間です。
日帰りはかなり厳しいので、、九族文化村を観光したあとに日月潭で宿泊することをおすすめします。
九族文化村内に、日月潭(にちげつたん)に向かうロープウェイがあります。
九族文化村の料金
九族文化村の料金は大人900元、日本円で3600円程度になります。
学生(中学、高校、大学)は、学生証の提示があれば800元です。
12歳以下の子供は700元、3歳以下は無料となっています。
料金は時期によって前後したり、改定されることがありますので公式サイトをご確認ください。
駐車場料金は普通自動車100元、バイクが20元という設定でした。
キャンペーン期間中だと九族文化村の入場券で、日月潭ロープウェイにも乗車可能です。
日月潭ロープウェイは通常350元しますので、キャンペーン期間に行くのがお得ですよ。
九族文化村のエリア紹介
九族文化村は3つのエリアに分かれています。
1.原住民の文化を紹介しているエリア
2.アトラクションがある遊園地エリア
3.ヨーロピアンガーデンエリア
台湾の原住民九族を紹介するエリアでは、原住民が住んでいた家、彫刻アートが展示されています。
再現された原住民の家は中に入ることができ、生活様式を知れます。
アトラクションエリアでは、ディズニーランドさながらの遊具がたくさんありました。
大人から子供までみんなが楽しめるものが多いですが、絶叫マシンもあります。
ヨーロピアンガーデンでは、きれいに整えられた花々が展示されています。
ディズニーランドのような、ヨーロッパ感を出しているのかもしれません。
九族文化村の原住民エリア
九族文化村の原住民エリアでは、台湾で暮らす16の原住民の暮らしが紹介されています。
排灣族(人口101,400人)、魯凱族(人口13,383人)、阿美族(人口210,839人)などです。
台湾のテレビ番組では、原住民のために作られているものもあります。
台湾原住民の家、楽器、グッズが販売されており、実際に体験ができるスペースも用意されています。
弓を用いた狩りの様子を再現したゲームもありました。
原住民エリアでは各部族の方が実際に販売などを担当しており、お話しすることができます。
ダンスステージでは原住民の迫力満点のダンスを見ることもできるんです。
かなり広大なエリアとなっていて、すべての部族の展示をみるのに1時間くらいかかりました。
九族文化村のアトラクションエリア
九族文化村のアトラクションエリアでは、様々なアトラクションがあります。
アトラクションの種類も豊富で、志摩スペイン村くらいの規模がある大きなエリアです。
原住民をテーマにしたアトラクションもありますし、まったくそうでないものもあります。
個人的に面白かったのが台湾版スプラッシュマウンテン、水しぶきがあがるジェットコースターです。
最後にザブンっと水しぶきがかかるところは、ディズニーランドの乗り物そっくり。
入場口ではカッパも販売されており、多くの人たちが買い求めていました。
実際に乗ってみましたが、かかる水の量はディズニーのよりかなり多かったです。
小さな子供たちでも安心して遊べる、室内型の遊園地エリアもあります。
メリーゴーランドやバイキング、暗闇を走るジェットコースターなどが室内にありました。
遊具同士の距離が結構近いので、正直かなり怖かったです。
メリーゴーランドに乗っていても、となりのバイキングから絶叫が聞こえてきます。
室内に遊具があるのは、雨の多い台湾ならではなのかもしれません。
九族文化村は天気が変わりやすい山間部にあるので、屋根付きの遊園地エリアは助かります。
雨が降った時は外の遊具ではなく、こちらのエリアに人が集まってきそうです。
九族文化村のヨーロピアンガーデンエリア
九族文化村のヨーロピアンガーデンエリアでは、季節ごとの花々が楽しめます。
このブログ記事の冒頭でご紹介したバロック建築の建物も、ヨーロピアンガーデンにありました。
建物1階にはオフィスや展示コーナー、2階には貴族の食事が楽しめるレストランがあります。
休憩ができる建物やローマ式の噴水もありますね。
桜の季節には大勢の方が押し寄せる人気スポットです。
わたしが九族文化村を訪れたときは丁度何かの撮影が行われており、大きな機材が多数運び込まれていました。
台湾では桜があまり一般的でないため、桜というと日本を思い浮かべる人が多いです。
台北でいうと淡水に桜の名所がありますが、ほかにはほとんどありません。
桜には和服姿が似合うためなのか、九族文化村の桜が咲いているエリアでは和服を着ての撮影が多いです。
桜の時期になると、九族文化村では浴衣のレンタルショップもオープンします。
たこ焼きや焼き魚などの日本料理を提供する出店、日本舞踊の特別演出講演などのイベントもあるようです。