台北無限周遊パスは、台北市政府発行のお得なICカードです。
台北市内の公共交通機関乗車券(台北MRT・市バスが乗り放題)と台北101や故宮博物院など、30以上の人気観光施設の入場券がセットになっています。※市バスは一部対象外路線あり
また提示することで割引になったり、お土産がもらえたりする特典つきです。
利便性が高くてお得なことから、はじめての台湾旅行者におすすめのカード。
今回は、台北無限周遊パスを使った3泊4日のモデルコースをご紹介します。
【1日目】ホテルにチェックイン&旅のスタート!

日本から台北へ移動
日本から台湾へ飛行機で向かい、予定より遅れて桃園国際空港へ到着しました。
この日は空港の入国審査場が混んでいて、外に出るまでに1時間ほどかかりました。

事前に予約しておいた台北無限周遊パスは、桃園国際空港にあるライオントラベルのカウンターで受け取れるのですが、受け取り可能時間(17時まで)を過ぎたので交換はできず。
空港で当選した消費金を受け取り、台北市内へと向かいます。
わたしはクルックのeSIMを事前に100円で購入していたので、空港に着いてすぐに設定してネットが使えるようになりました。
MRTで西門駅へ→ホテルにチェックイン

桃園国際空港から台北駅へは空港MRTで移動します。
空港から台北駅までの所要時間は約40分。

改札を出て少し歩いたところにある、MRT桃園空港線台北駅のインフォメーションセンターでQRコードを提示し、台北無限周遊パスを受け取りました。
空港のライオントラベルは17時まででしたが、ここは19時まで営業していました。
さっそく台北無限周遊パスを使用し、台北MRTでホテルの最寄り駅「西門駅」へ向かいます。

今回のお宿は、西門駅から徒歩5分ほどの場所にあるグリーンワールド中華ホテルです。
日本語対応のチェックイン機があるのでチェックインはスムーズ。
ホテルにチェックインしたあとは荷物を置いて、西門を散策します。
台湾の原宿と言われる西門は夜遅くまで営業するお店が多く、楽しく観光することができました。

また西門にあるビジターセンター(西門町遊客中心)で台北無限周遊パスを提示すると、特製の台湾ビールグラスをゲットすることができます。
営業時間内(12時00分~21時00分)に受けとりが必要なのでご注意ください。
臨時休業や営業時間の変更の可能性はゼロではないので、最新の情報を確認しておきましょう。

西門で夕食を済ませて観光を楽しんだ後は、徒歩圏にある24時間営業のスーパーでお買い物。
台湾お土産やホテルの部屋で食べられそうなカットフルーツ、ビールが売っています。
ひととおり買い物を終えて、ホテルに戻って次の日に備えました。
【2日目】淡水・夜市めぐりで台北をまるごと味わう
この日は台北無限周遊パスを使って、たっぷり観光するプランを組みました。
国立台湾博物館-鐵道部パーク

ホテルで朝食を済ませたあと、国立台湾博物館-鐵道部パークに歩いて向かいました。
ホテルから徒歩10分ぐらいの距離です。
開館直後に訪れたため、人はまばらでゆったりと見学することができました。
国立台湾博物館-鐵道部パークも台北無限周遊パスで入場可能です。
日本人観光客に大人気の問屋街・迪化街へ

国立台湾博物館-鐵道部パークを後にし、迪化街に歩いて向かいました。
迪化街のメインストリートまでは徒歩10分ほどです。
ここではお土産を買ったり、無料のチャイナドレスをレンタルしたりできます。
迪化街をあとにし、歩いてお茶問屋の林華泰茶行へ。
ここでは卸価格で様々な種類の台湾茶を購入できます。
台湾のベニス・淡水へ

台北MRTで淡水老街に向かう途中、紅樹林駅で下車しました。
紅樹林駅は淡海ライトレールの始発駅で、ここから淡水老街の先にある港へ行けます。
台湾の絵本作家、幾米さんの作品が至るところで見られるのも嬉しいです。
淡海ライトレールは台北無限周遊パスの対象外のため、チケットを購入しましょう。

紅樹林駅発の淡海ライトレールは、終点の淡水漁人碼頭へ到着します。
数年前にここを訪れたとき、まだ淡海ライトレールが全線開通していませんでした。
なので情人橋のある淡水漁人碼頭まで淡海ライトレールで来たのははじめてです。

情人橋から見られる夕日は絶景で、台湾のベニスと称されることもデートスポットです。
ほんとうは淡水情人塔(ラバーズタワー)から景色を眺めようと思っていたのですが、臨時休業のためやっていませんでした。※2025年6月現在も臨時休業中

淡水情人塔(ラバーズタワー)は台北無限周遊パスの提示で無料です。
臨時休業があけたタイミングで、ここに行けたらいいなと思っています。

淡水漁人碼頭をあとにし、次に向かったのが「淡水老街」です。
淡水漁人碼頭から淡水老街にはバスで向かいました。
このバスも台北無限周遊パスで無料で乗ることができたので良かったです。
淡水老街周辺には、飲食店やお土産屋さんがたくさんあり賑わっています。
士林夜市で屋台グルメを味わう

淡水からMRTで「剣潭駅」へ移動し、台北最大の夜市「士林夜市」へ向かいます。
士林夜市は規模が大きくて、熱気を感じられる夜市です。
日本でも有名な大鶏排(ダージーパイ)、マンゴーかき氷などを味わえます。

士林夜市にある士林市場はいちばん賑わうエリアで、よくテレビでも取り上げられます。
1階にはゲーム屋台やエビ釣りなどのお店が立ち並び、地下は美食エリアになっています。
最近改修工事が完了し、リニューアルオープンしました。
以前と比べて清潔で快適な空間となっており、ここで食事を楽しむことができます。
【3日目】台北101は朝いちばんがおすすめ
台北無限周遊パスを使う3日目の旅では朝から台北101へ行きました。
雨が降ったり、曇っていたりすると良い景色が見られません。
台湾滞在中、天気が良い日に行くのがベストだと思います。
台北101の展望台へ

ホテルのある西門から台北MRTで「台北101/世貿駅」へ向かいます。
朝はほとんど混んでおらず、スムーズに展望台へ上がれました。
絶対に夜景をみたいなどのこだわりがなければ、朝いちばんに行くのがおすすめです。

台北101の展望台は、台北無限周遊パスがあれば無料で入ることができます。
台北無限周遊パス専用のチケット発券機(日本語対応)で発券しましょう。
チケットカウンターの行列に並ぶことなく、サクッと入場券を発行できます。
猫空ロープウェイで空中散歩

台北101を後にして、台北MRTで「猫空ロープウェイ」へ。
ガラス張りのクリスタルキャビンもあり、観光客がたくさん並んでいました。
ここも台北無限周遊パスで発見すれば、無料で乗車できるんです。

今回は時間がないので、通常のゴンドラに乗って約30分の空中散歩。
山頂にある猫空駅周辺には、お茶屋さんやハイキングコースがあります。
お茶を飲んだり、ハイキングを楽しんだりするのがおすすめです。
台北市立動物園でパンダとご対面

猫空ロープウェイには動物園駅があり、そこから台北市立動物園に行くこともできます。
台北市立動物園はパンダ館が有名で、日本人観光客も良く訪れる観光スポットです。

パンダ館にはお土産コーナーがあり、パンダグッズがたくさん売っています。
パンダがデザインされた漁師網バッグもありました。
わたしは先に猫空ロープウェイを利用し、そのあと台北市立動物園に行きました。
ロープウェイから見える景色は時間帯によって様々な表情を魅せます。
先に台北市立動物園に行き、猫空ロープウェイにいくのもありです。
故宮博物院で角煮と白菜を見学

台北市立動物園をあとにし、MRTとバスを乗り継いで故宮博物院に向かいます。
台北無限周遊パスがあれば、故宮博物院にも無料で入場可能です。
入場ゲートでICカードをかざすだけで入場できるので、チケット購入の列に並ばなくてもOK。

今回角煮はいましたが、白菜は不在でした。
このふたりは定期的に出張することがあり、なかなか両方同時には見られません。
ほかにも貴重な展示が多数あり、またお土産ショップでもたくさんの商品が販売されています。
美麗華百楽園の観覧車で台北市内を一望

故宮博物院からバスで10分、MRT剣南路駅前の美麗華百楽園というショッピングモールへ。
ここには台北唯一の大観覧車があり、台北市内を一望することができるんです。

実はこの観覧車も台北無限周遊パスを提示すると無料で乗車できます。
スケルトンになっている観覧車もあり、スリル満点です。
わたしはまだ暗くなるまえに乗りましたが、夜景を楽しみたいなら日没後がおすすめ。
まとめ
台北無限周遊パスを使えば、はじめての台湾旅行者がよく行く王道スポットを効率よく周れます。
今回は台北市内がメインでしたが、九份や十分でも特典があるカードです。
台北無限周遊パスはKlook (クルック)公式サイトで購入できます。
金額はレート等により若干変動しますが、1日券が6,000円、2日券が8,000円、3日券が9,000円程度の値段設定になっています。
Klook (クルック)で台北無限周遊パスを購入するときに、当サイト限定のクーポンコード「TAIWAN99」を使うと割引価格で購入可能です。