海外旅行を計画しておられる方の多くが知っている、日本の大手旅行会社です。
今回はJTBとHISを徹底比較して、どちらがお得なのかを検証してみました。
- 1 JTBとHISは大手旅行会社
- 2 JTBの会社概要
- 3 HISの会社概要
- 4 JTBとHISの旅行商品を比較
- 5 台湾2泊3日ツアーの比較条件
- 6 JTBのプラン
- 7 JTBフリープランの最終料金は、1人34,200円
- 8 JTBフリープランの日程
- 9 JTBフリープランで利用できるホテル
- 10 JTBもHISも受託手荷物が20キロまで無料
- 11 JTBならではの特典
- 12 HISのプラン
- 13 HISのフリープランの最終料金は、1人34,340円
- 14 JTBとHISの空港諸税の金額が違う理由
- 15 JTBとHISはレートが異なる
- 16 HISフリープランの日程
- 17 HISは日本語スタッフによるホテル送迎付
- 18 HISのフリープランで利用できるホテル
- 19 HISならではの特典
- 20 HISのキャンセルサポート
- 21 500円でオプショナルツアーに参加可能
- 22 JTBとHISの台湾フリープラン比較結果
- 23 個人的にはHISがおすすめ
JTBとHISは大手旅行会社
JTBとHISは、旅行事業をメインに行っている会社です。
JTBとHISの大きな違いは運営会社が違うこと。
それは当たり前じゃないかと思われる方もおられるかもしれませんが、旅行業界は名称が違うだけで運営会社が同じ(料金システムも同じ)ところも多いので、最初に書いておきます。
JTBの会社概要
JTBは1963年11月12日に設立された会社。
本社の住所は、東京都品川区東品川二丁目3番11号。
グループ企業も多く、全体で28,510人(2019年3月31日時点)の従業員を抱えています。
最新の売上高は、1兆3673億9600円(2019年3月期)です。
売上高が1兆円を超えている大企業のため、安心して利用することができます。
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HISの会社概要
HISは1980年12月19日に設立された会社。
JTBと比較すると新しい企業です。
本社所在地は、東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー29階。
西新宿駅前にあります。
2020年6月にさらなる事業拡大のため、本社を虎ノ門に移転予定。
JTBと同様グループ企業もたくさんあり、全体で18,393人の従業員を抱えています。
最新の売上高は、8085億1000万円(2019年10月期決算)
HISも企業規模が大きくので安心。
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JTBとHISの旅行商品を比較
実際に、JTBとHISのツアー商品を比較してみました。
今回比較したのは、台湾2泊3日のフリープランツアーです。
公式サイトで同じ出発日、日程の商品を検索し、最安値として出てきた商品を比較しました。
かなり違いがあったので、JTB、HISのどちらを利用しようか迷っておられる方は是非参考にしてください。
台湾2泊3日ツアーの比較条件
最初に比較条件を。
検索日は2020年1月5日
東京(成田・羽田)発着、台北桃園国際空港行き
2020年3月1日出発、3月3日帰国の2泊3日フリープラン
1部屋を2人で使用
上記の条件で一番安いプランをJTB、HISの公式サイトで検索
価格や日程、受けられるサービスを比較してみました。
JTBのプラン
まずはJTBの方からです。
1番安いプランで、2泊3日29,800円のプランがありました。
2人だと59,600円です。
ただし、空港税、空港利用料が別途必要。
JTBフリープランの最終料金は、1人34,200円

追加される空港諸税は1人あたり4,400円です。
したがって、最終的な支払金額は2人で68,400円となりました。
1人当たりに換算した費用は、34,200円です。
JTBフリープランの日程
ピーチ航空(LCC)で10時に成田空港を出発し、13時25分に台北に到着。
空港到着後のホテルへの送迎は別途料金が必要。
その後自由行動。
2、3日目も完全自由行動です。
3日目の14時20分発の航空機に間にあうように、各自で空港に向かいます。
※追加料金を支払えば、空港まで送迎が可能です。
18時25分に東京成田空港に到着します。
JTBフリープランで利用できるホテル
ホテルは、JTB独自の基準でDグレードと評価されているホテル。
2日目と3日目の朝食がついています。
ホテルを指定することはできません。
価格が安い分、ホテルは自分で選べないです。
Dグレードホテルの一例が、福泰オレンジビジネスホテル 林森店
Dグレードホテルでもなかなかおしゃれできれいです。
JTBもHISも受託手荷物が20キロまで無料
JTBのフリープランは、受託手荷物が20キロまで無料。
これは結構お得です。
>例えばピーチの場合、受託手荷物(20キロ)は往復で5,600円します。(空港カウンターで申し込みの場合)
これはHISフリープランも無料です。
HIS、JTBどちらのフリープランを利用しても、受託手荷物は20キロまで無料なので、お土産をたくさん持って帰れます。
JTBならではの特典
JTBのサイトからオンライン予約をすると、JTBグループのサービス利用時に使えるJTBポイントがたまります。
これはHISにはないサービスです。
たまったポイントは、JTBショッピングでのお買い物に使うことができます。
台湾にあるJTBデスクを利用できる
なにかわからないことや困ったことがあったときに相談できる、JTBデスクを利用できます。
お茶やコーヒーなども無料。
台湾滞在中も日本語で相談ができるので安心です。
HISのプラン
HISも同じ条件、同じ日にちに検索をかけて最安値を調べました。
HISの最安プランは、2泊3日で28,800円です。
JTB同様、空港税、空港利用料は別途必要。
この時点ではHISのほうが1,000円安いです。
※オンライン限定の格安プランになります。店頭では申し込めません。
HISのフリープランの最終料金は、1人34,340円

HISのフリープランでは、空港諸税、国際観光税が、1人当たり6,540円追加されます。
2人あわせた最終的な金額は、68,680円。
1人当たりの旅行費用は、34,340円です。
JTBと比べて、1人当たり140円高くなります。
JTBとHISの空港諸税の金額が違う理由
ここで疑問が生じます。
JTBとHISの空港諸税の金額が、1,140円も違うのはなぜ?
これにはからくりがあります。
JTBのプランは国際観光税(1,000円)を含んだ料金になっていますが、HISのほうが含んでいないからです。
国際観光税は、2019年1月から一律1,000円かかるようになった税金です。
どの旅行会社を利用しても、同じ金額がかかります。
JTBは国際観光税込みの値段(29,800円)、HISは国際観光税を除いた値段(28,800円)を、最初の金額に設定しているので値段が違うんです。
結論、JTBもHISも台湾旅行の最安フリープランの値段は同じといえます。
では、残りの140円は何なのか?
これには会社ごとに採用しているレートに関係があります。
JTBとHISはレートが異なる
旅行会社は外国の空港で支払う税金(空港税)を、現地のレートで納めています。
そのため、旅行会社ごとに定めたレートによって金額に若干の差が出るのです。
採用しているレートは国によって異なります。
台湾ツアーのレートは、JTBの方がHISに比べて140円安くなっています。
HISフリープランの日程
HISのフリープランでは、利用する航空会社が固定されていません。
ピーチ、スクート、タイガーエアのいずれかの航空会社がランダムに指定されます。
自分で航空会社を選べないのが、HISのデメリットです。
空港発着時間
HISのフリープランでは、選択できる時間があらかじめ決められています。
成田発着のプランの場合、10:00~13:00に成田空港を出発、13:25~16:25に台湾桃園空港に到着となっています。
2、3日目は自由行動です。
航空会社が固定でない以外は、JTBのフリープランと違いはありません。
HISは日本語スタッフによるホテル送迎付
HISのフリープランは、日本語スタッフによるホテル送迎、ホテルのチェックイン代行が行われます。
これはJTBのフリープランにはないサービスです。
ホテルまで自力で行こうとすると、700円程度の交通費(公共交通機関利用)、スーツケースを引いてホテルを探す手間がかかります。
はじめての台湾旅行で、ホテルまで行けるか不安な方はHISがおすすめです。
HISのフリープランで利用できるホテル
HISのフリープランで利用できるホテルは、エコノミーホテルです。
JTBのフリープランで利用できるホテルと、同じグレードだと考えて間違いありません。
HISもJTBと同じくホテル指定はできません。
HISならではの特典
HISにはJTBにはない特典もあります。
そのひとつが、キャンセル料が無料になるオプションに加入できることです。
オンライン予約時に加入することができます。
HISのキャンセルサポート
通常HISの取消料は、旅行日の1か月前より発生します。
例えば3月1日のフリープランを予約した場合、1月30日までの取り消しをすれば取消料はかかりません。
1月31日以降のキャンセルは所定のキャンセル料がかかります。
ここまではJTBと変わりないのですが、HISでは1か月を過ぎてからのキャンセルを無料にする、キャンセルサポート(1000円)に加入できます。
これはHISが最初に手掛けた、業界初のサービスです。
子供の急な発熱や急な出張などで旅行をキャンセルしても、キャンセル料がかかりません。
500円でオプショナルツアーに参加可能
HISでは、フリープラン利用者限定でオプショナルツアーに参加できます。
500円という格安価格で、台北市内観光ツアーに参加可能です。
フリープランでは少し心もとない方でも、気軽に現地ツアーに参加できるのが魅力です。
JTBとHISの台湾フリープラン比較結果
ここまででJTBとHISを比較してわかったことを、簡単にまとめておきます。
料金はJTBが140円安い
空港からホテルまでの送迎は、HISは無料でついているがJTBは有料
JTBはピーチ、HISはピーチ、スクート、タイガーエアのどれかを利用
JTBもHISも受託手荷物20キロまで無料
ホテルはJTBもHISも選択できない。
個人的にはHISがおすすめ
人によってJTB、HISどちらを利用したほうがお得なのかは変わります。
私はHISの空港送迎に魅力を感じ、HISを選びました。
JTBもHISも料金的にはほとんど変わりはないため、ご自身にあった旅行会社を選んでみてください。
HISは日本の大手旅行会社。オンライン限定商品なら格安で予約ができます。フリープランでも担当者がつくので、海外旅行初心者にもおすすめです。わたしもはじめての台湾旅行時に利用しました。