台湾留学&ワーホリに必要な準備。知らずに後悔したこと

台湾留学・ワーホリをしたいと思ったとき、何から手を付けてよいか分からないことがあります。

色々と用意するものがありますが、順を追って準備をすれば大丈夫です。

台湾留学やワーホリに必要な準備や費用について基本的な情報をまとめました。

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台湾留学(ワーホリ)するときに必要な手順

台湾でワーホリをするために最初に必要なのが、日本でワーホリビザを取得することです。

ワーホリビザの取得に費用はかかりません。

ワーホリビザは日本にある台北駐日経済文化代表処で申請します。

申請に必要な書類は、台北駐日経済文化代表処公式サイトに掲載されているので確認してみてください。

ワーホリビザが取得できれば、あとは台湾に渡航するだけです。

【台北駐日経済文化代表処】ワーキング・ホリデー査証申請要項

台湾留学エージェントを利用して実際に支払った費用

台湾で生活していくうえでのサポートをしてくれるのが、台湾留学エージェントです。

提供されるサービスは会社によって異なり、ビザや学校関連の申請代行をしているところが多いです。

台湾で住む家探し、携帯電話契約の同行などをしている会社もあります。

面倒くさがりな筆者は、某台湾留学エージェントにすべてを任せました。

わたしが台湾留学エージェントに支払った金額は、1年間サポートプランで約9万円です。

正直なところ、留学エージェントは利用しなくてもいいと思います。

少なくとも、わたしが利用した留学エージェントに9万円の価値は感じられませんでした。

今は台湾留学をされた方の情報がブログやSNSで手に入るので、そういった情報を参考にしながら準備をすることが可能です。

台湾留学エージェントの無料相談会で比較する

台湾留学エージェントの無料相談会に参加すると、台湾現地の生活をイメージできる情報が手に入る場合もあります。

ただ、エージェントも利益をあげるためにやっていますから、無料相談では肝心な情報をあまり伝えないところが多いですね。

熱心にいろいろと話してくれるところであれば、良心的なエージェントでしょう。

無料相談会に複数参加していれば、おのずとどのエージェントが良心的か見極めることができます。

どんなサポートがいくらで提供されているかは、エージェントによって大きく違います。

留学エージェントには評判の悪いところもあり、見極めは重要です。

留学エージェントの利用を検討している場合は、必ず複数の会社から見積もりをとって料金を比較してみてください。

良心的な台湾留学エージェントを見極める方法

台湾留学エージェントをめぐるトラブルは多いです。

日本から台湾に来た留学生たちの間で話題にあがることも多々あります。

台湾留学をサポートしているエージェントごとに、提供しているサービスや料金は全く違います。

実際にトラブルを経験した私だから言える、良心的な台湾留学エージェントの見分け方をご紹介します。

見分け方はたったひとつです!!

それは、ホームページに料金表が明確に掲載されているかどうか!!

たったこれだけです。

逆に言えば、ホームページに料金を載せていないエージェントは利用してはダメです。

そんなエージェントがあるの?と思われるかもしれませんが実際にあります。

当時、世間知らずだった私は料金表がホームページにないエージェントを利用してしまったんです。

今考えれば恐ろしいことですが、無料相談のときに見積もりがもらえるとのことで安心しきっていました。

しかし、そのときにもなぜか詳しい料金表は渡されなかったんです。

あとでああだこうだと理由を付け、最初に払った9万円以外に別料金を請求されました。

このような台湾留学エージェントは絶対に避けるべきです。

例えば、留学サポート5万円~というような、曖昧な表現を使っているところもやめましょう。

あとでトラブルにならないように料金表を書類としてもらっておくのは大事です。

台湾留学(ワーホリ)中の賃貸物件契約

台湾留学中に住む家を決めるのは、最初に行うことであり1番重要です。

エージェントが提供する物件探しサポートは3~5万円くらいが相場ですが、物件探しにかかる時間や日数、見学する物件数などによって料金は変動します。

家探しに通訳が必要な場合などは、特に料金をしっかりと確認しておいてください。

エージェントによっては、かなりの金額をサポート料金とは別に請求する場合もあるからです。

中国語がある程度話せれば、自分で家を探して大家さんと直接契約すれば費用は安く抑えられます。

シェアハウス

台湾ではシェアハウスがたくさんあり、学生たちが共同で住んで生活しています。

シェアハウスは大学周辺などに多いので通学に便利。

トイレやキッチン、洗濯などの水回りが共用で、個人の部屋がひとつある物件が多いです。

シェアハウスの中には、部屋の中にトイレ、バスルーム付きのところもあります。

シェアハウスの場合は、エージェントを通さなくても部屋が契約しやすいです。

台北掲示板などに物件情報が掲載されており、大家と直接やり取りして滞在先を決めることができます。

台北掲示板に出ている物件は日本人または日本語ができる方が掲載していることが多いです。

そのため、中国語があまりできない方でも契約ができるメリットがあります。

デメリットは、掲示板はだれでも投稿できるため相手が信用できるかわかりずらいことです。

マンスリーマンション

1か月単位で契約ができるマンスリーマンションは、台湾短期留学の方がよく利用されています。

トイレやバスルームが部屋の中にあるため、プライバシーが確保できます。

台湾にあるマンスリーマンションは、ホテルの部屋タイプが多いです。

シェアハウスに比べて家賃が高いですが、会社管理の物件なので安心感があります

私の知り合いが契約していたマンスリーマンションは、月額8万円ほどでした。

ホームステイ

あまり知られていませんが、台湾にはホームステイ制度があります。

ホームステイ制度を活用して、台湾に語学留学に来られている方も実際におられました。

台湾のホームステイは、エージェントが間に入って契約することが多いです。

住み込み

シェアハウスを運営している方の仕事を手伝う代わりに、空いている部屋を貸してもらい生活している方もいます。

給料も支給されるため、ワーホリの方におすすめの滞在方法です。

大学の寮、学舎

大学の学生向けの寮に住む方法があります。

大学の学舎には日本人がたくさん住んでおり、わからないことを相談することもできます。

色んな国や背景をもった方と出会うことができるのが特徴です。

賃貸物件

台湾の賃貸物件は1年契約が多く、1年以内に退去すると日本の敷金に当たる押金(家賃の1、2か月分)が返還されません。

1年以上台湾に住む予定なら、賃貸物件がおすすめです。

賃貸物件を契約する場合、591という台湾のウェブサイトを使って探すことができます。

591は、日本でいうSUUMOやホームメイトなど物件情報がまとめて掲載されているサイトです。

台湾人もよく利用するサイトで、気に入った物件が見つかったら大家さんに連絡し内見をします。

台湾では仲介業者なしで大家さんとの直接取引が一般的で、仲介手数料なしで賃貸契約を結ぶことができます。

台湾では基本的に大家さんと直接契約を結びますが、中国語が話せなくて不安、トラブルが心配な場合は、仲介業者に間に入ってもらうことも可能です。

仲介手数料の相場は、家賃の1か月分くらいです。

台湾には日系の不動産会社もあり、日本語のみで物件を探すこともできます。

台湾留学(ワーホリ)前に身に着けておくべき語学力

台湾に来る前の準備や行動で、ワーホリが成功するかどうか決まります。

中国語が流ちょうに話せるなら、選べる仕事の幅が広がって給料もUPします。

中国語と日本語が話せる人材はとても貴重なので、日本と同じくらいの給料水準で働くことも可能でしょう。

中国語だけでなく、英語力も必要です。

台湾の大学や語学学校では、英語で中国語を学ぶこともあります。

日本語しか話せないと、語学学校でかなり苦労します。

語学力は高ければ高いほど良いので、台湾ワーホリを後悔しないためにも日本にいるときにしっかりと勉強しておいてください。

台湾留学(ワーホリ)前にお金を貯める

1年間、台湾にワーホリで滞在するのに必要な費用は約150万円です。

大学や語学学校に通わない場合は、100万円が目安になります。

ワーホリの資金を1年間かけて貯めるなら、1か月あたり8万円貯金する必要があります。

円安、物価高もあって、日本で生活するのとさほど変わらない生活費が必要です。

台湾は日本に比べて、光熱費(電気代以外は家賃込みの物件が多い)や通信費、食費、交通費は安いです。

しかし、台北は家賃が高く日本の東京と同じくらいの家賃相場だという人もいます。

留学生向けの物件は、日本円で3.5万円~5万円程度が相場です。

学校に通う場合は学費もいります。

大学の語学センターの授業料は、1か月あたり3万円~4万円です。

専門的な技術がある場合を除いて、台湾ワーホリでアルバイトをして稼ぐのは厳しいと思います。

2023年現在、台湾の最低時給は176元(約800円)です。

日本とさほどかわらない生活費が必要ということを考えると、貯金が0でアルバイトだけで生活するのは難しいでしょう。

今は、プログラミングの分野が特に注目されています。

ひとりのプログラミング技術者を雇うために、何百万という広告費をかけているくらいです。

日本にいる間にプログラミングの技術を身に着けておけば、海外でフリーランスになっても十分稼ぐことが可能です。

オンライン英会話を運営しているDMMは、【DMM.WEBCAMP】という名前のプログラミングスクールも開講しています.

【DMM.WEBCAMP】 は転職保証がついており、転職できない場合は授業料が全額返金されます。

また、フリーランスのエンジニアとして海外で活躍することも可能です。

さらに、条件を満たせば授業料の最大70%の金額を国から補助金としてもらうこともできます。

無料相談を東京と大阪でやっているので、興味がある方は話だけでも聞いてみてもいいと思います。

台湾留学(ワーホリ)前にノマドをしてみる

日本にいるときに自分で稼ぐという経験をしておくと、ワーホリ後にフリーランスになるための土台を築くことができます。

クラウドワークスなど、オンライン上で仕事を請け負うサービスを利用し、ライティングやデザインの仕事をやってみるのがおすすめです。

クラウドソーシング:ネット上で個人や企業が仕事の発注、受注ができるサービス

わたしも台湾留学に備えて、クラウドワークスを使ってライターの仕事をしていました。

オンラインで仕事をしながら、海外で暮らすことも可能になります。

台湾留学(ワーホリ)中に情報発信する

台湾留学(ワーホリ)中に情報発信してお金を稼いでいる人もたくさんおられます。

昔は台湾に関するブログを作って広告収入を得る人が多かったです。

今はYouTubeやインスタで台湾情報を発信し、かなりの金額を稼いでいる人がいます。

インフルエンサーと呼ばれる職業です。

昔は台湾ブロガーとして生計を立てている人もいましたが、今はYouTubeが主流になっています。

活字を苦手とする世代が増え、動画で視覚的に見れる媒体の影響力が増してきています。

台湾観光ドットコムでも著名な台湾ユーチューバーにインタビューしていますが、やはりYouTubeの勢いはすごいです。

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台湾留学(ワーホリ中)の働き方

台湾で留学ワーホリをされている方には、日系の居酒屋でアルバイトをされている方や、留学エージェントで働いている方や日本語教師として働いている方もいます。

台湾には日本人がオーナーのお店も結構多いので、語学力がほとんどなくても働ける場合もあります。

もちろん高い語学力があるに越したことはありませんが、中国語ができなくても働ける仕事は意外にあるものです。

特におすすめなのが日本語教師。

大卒の方しか採用しないところが多いですが、日本語が話せる人なら応募できるところもあります。

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元AKB48の片山陽加さんも台湾ワーホリ経験者。

台湾観光ドットコムでもインタビューさせていただきました。

台湾ワーホリ中にカフェでアルバイトをしたことがあると話してくれました。

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小百合さんという方は交換留学で台湾に行ったことがきっかけとなり、台湾でタレント活動を始められました。

台湾に人気番組にも数多く出演されています。

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現在青森でタレントとして活躍する平沼日菜子さんも台湾留学経験者のひとり。

青森で多数のテレビ番組やCMに出演し、青森では知らない人がいない平沼日菜子さんが台湾で仕事を獲得した方法は衝撃的なものでした。

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台湾での仕事は、大学の掲示板やインターネット上の掲示板で見つける方法、知り合いのつてで探す方法などがあります。

大学の掲示板やネット掲示板には、英語が話せる人、日本語が得意な人向けの求人がたくさん載せられています。

104人力銀行など台湾の求人サイトで仕事を探すことも可能です。

台湾留学中に加入すべき保険

台湾で留学するなら、海外旅行保険は必須です。

わたしも留学に伴うストレスからくる不眠や、風邪の症状などで病院を受診しています。

日本語対応病院での診察や通訳を依頼した場合、1回の診察で1~3万円かかります。

血液検査などを追加で受けたり、通院したりするとさらに費用はかさみます。

そのため台湾でかかる治療費をカバーするために、多くの方が留学保険に加入しています。

留学保険は1年間かけると、12万~20万円くらいかかります。

保険代を節約するためにわたしを含め多くの台湾留学生が活用しているのが、海外旅行保険付きのクレジットカードです。

クレジットカードがあれば、海外旅行保険に加入しなくてもよいので節約できます。

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