台南出身のホタルです。
台南は豊かな歴史文化と美食の香りが漂う魅力的な町。
大通りから小さな裏路地まで、至るところに美味しいものや素敵なお店が隠れています。
その中でも、台南地元の人たちにとって思い出が詰まった特別なお店があります。
それが 『阿霞飯店』 です。
1959年創業の『阿霞飯店』は、何世代にもわたって地元の味と温かい記憶を届けてきた、美食家たちの憧れの場所と言っても過言ではないです。台南出身のわたしにとって、『阿霞飯店』は台南伝統の味を守り続ける、素晴らしいレストランですよ。
この記事では、そんな『阿霞飯店』の魅力をたっぷりご紹介していきたいと思います。
台南旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてくださいね!
阿霞飯店で味わう特別な体験
今回kkdayの公式サイトから阿霞飯店 台南店 限定セット2名様(座席予約付き)を予約しました。
日本からもオンラインで予約できます。
台南のお店を日本から予約できるのはとても便利ですよね。
お店には日本からの観光客の方々もたくさんおみかけしました。
店員さんが簡単な日本語や英語で対応してくれるので、初めてでも安心です。
メニューも台湾華語、日本語、英語の3カ国語表記だから、とっても分かりやすいんです!
言葉の壁を心配せずに、食事を思いっきり楽しめるのが嬉しいポイントですね。
料理のご紹介
さて、今回のコース料理は前菜からデザートまで全8品。
台南の伝統料理や看板メニューが盛りだくさんの内容です。
締めには甘いデザートや新鮮なフルーツも楽しめるので、大満足間違いなしっ!
それでは、一品ずつしっかりご紹介していきますね。
おいしい写真たちとともに、ぜひ最後までご覧ください🫶🏻
1.サバヒーパイ(虱目魚餅)
一品目は前菜として登場する『サバヒーパイ(虱目魚餅)』です。
サバヒーは台南名物として知られています。
「ミルクフィッシュ」とも呼ばれていて、豊富なタンパク質が特徴の美味しいお魚です。
サバヒーパイ(虱目魚餅)にはサバヒーと魚肉練り製品が使われています。
サクサクの食感が最高に美味しい。
その塩気と香ばしさが絶妙で、ひと口食べると次々と食べたくなっちゃうんですよ!
一度食べたら忘れられない、台南ならではの特徴的な味わいを堪能できる前菜です。
2.前菜盛り合わせ(烏金招牌拼盤)
次に登場した料理は、台湾の伝統的な料理を集めた盛り合わせです。
五種類の料理が一皿に盛られていて、それぞれが伝統料理へのこだわりとおいしさを存分に表現しています。
最初の主役は、『天然カラスミ(野生烏魚子)』。
阿霞飯店のカラスミは養殖ではなく天然。素材本来の旨味を最大限に引き出しています。炭火焼きで香ばしく仕上げ、余計な調味料は使わず、大根とニンニクの芽を添えることで、塩味と爽やかさが絶妙に交わります。この盛り合わせの中で特に注目すべき一品です。
お次は『揚げエビ団子(炸蝦棗)』。
新鮮なエビ、豚肉、クワイなどを練り合わせて丸めた団子を、薄い豚の網脂で包み、丁寧に揚げた一品です。
外側はカリッと香ばしく、中はふんわりジューシーで、素材の美味しさがしっかり感じられます。伝統的な製法で手間暇かけて作られた、贅沢な味わいをお楽しみいただけます。
三番目にご紹介するのは『蒸しカニ団子(自製蟳丸)』。
卵、カニ肉、鴨の卵などの豊かな素材を贅沢に使用し、海鮮の濃厚な風味を存分に味わえる一品です。
四番目は『茹で腸詰(手工粉腸)』。
豚肉を使った手作りの粉腸は、赤麹による自然なピンク色が特徴でもちもち食感。濃厚な醬油膏をつけて食べるのがおすすめです。(醬油膏はとろみがあり、甘味の強い醤油です)
最後は『中華風ボイル地鶏(白斬雞)』。
シンプルながらも新鮮な鶏肉の甘みと柔らかさを楽しめる一品で、満足感を与えてくれます〜っ!
また、この盛り合わせには特製のソースが2種類付いています。
甘みのある醤油、ピリ辛の黄マスタードソースです。
お好みで料理に合わせてつけてください。
台湾の伝統料理が持つ深い魅力とこだわりを存分に堪能できる特別な一皿です!
3. カニとシーフードのスープ(蟹腿肉鮮蝦羹)
この『カニとシーフードのスープ(蟹腿肉鮮蝦羹)』は阿霞飯店の看板料理の一つです!
スープの中にはたっぷりの具材が詰まっています。
柔らかくてジューシーなカニ、プリプリのエビ、シャキシャキとしたタケノコ、そして風味豊かな椎茸が入っていて、飾りにパクチーがのっています。見た目も味も大満足のスープです。
台南のとろみスープ(羹)は、少し甘めの味が特徴。店員さんが隣にある赤酢(写真右側のボトル)を少し加えることをおすすめしてくれました。赤酢を加えると、スープの味がより引き立ちます。赤酢は酸味が強いので、ほんの少しだけ入れるのがポイントです!
台南らしさが集まったこのスープは、一度食べたら忘れられない美味しさです!
4. カニおこわ(紅蟳米糕)
『カニおこわ(紅蟳米糕)』は、阿霞飯店を訪れる人が必ず味わいたい究極の看板料理です。
店内外のデザインはカニをテーマにしていて、そのこだわりがひと目で感じられます。
テーブルに運ばれると、まずその豪華な見た目に驚かされます。もち米で作られたおこわの上に、大きなカニがのっていて、カニの身やカニ味噌、カニの卵、干しホタテがたっぷりと載っています。見た目も味も贅沢で、華やかさが感じられます。
このおこわには、特選のもち米(糯米)が使われています。台南の伝統的な調理法で丁寧に炊き上げられたもち米は、もちもちとした弾力と絶妙な粘り気が特徴で、噛むたびに自然な甘みが口いっぱいに広がります。
もち米が具材の旨味をしっかりと吸い込み、一口ごとに深い味わいを楽しむことができます。さらに、椎茸や干しエビ、ピーナッツ、豚肉などの食材が加わり、それぞれが絶妙な味わいを引き立てています。全体の味がバランスよく調和して、とても美味しいです。
阿霞飯店を訪れる際には、この贅沢なカニおこわをぜひ堪能してみてください。
5. 有機野菜の鶏油掛け(新鮮なお野菜xチキンオイル)
次の登場する料理は〜ジャンジャンっ
『有機野菜のチキンオイルかけ(雞油有幾時蔬)』
健康的な栄養バランスを保つために欠かせない一皿です!、この料理の特徴は、チキンオイルを使って旬の野菜を炒めることです。チキンオイルが野菜に香りを染み、強火で早く炒めることで、野菜のシャキシャキとした食感と独特の風味を引き出します。この調理法により、香り高く、食べやすい味わいが楽しめる、ヘルシーで美味しい一品料理です!
6. デザートスープ(經典招牌甜湯)
このクラシックな看板の『自家製甘いスープ(經典招牌甜湯)』には、タロイモ、レンコンの種、アズキ、白玉、杏仁ゼリー、ナツメなど、豊富な具材がたっぷり入っています。
全体の甘さはとてもバランスが取れており、甘すぎることなく、さっぱりとした後味が残ります。
7. カニの形のパイナンプルケーキ(金柑蟹禮)
KKdayのセットメニューには、特製デザート『カニの形のパイナンプルケーキ(金柑蟹禮)』も付いています。先ほどもお伝えしたように、阿霞飯店は店内外にカニのモチーフがたくさん飾っていて、この小さなカニの形がとても可愛いですよね!実は、これはカニ型のパイナップルケーキなんです!見た目だけでなく、味も抜群です。
空港の免税店でよく見かけるパイナップルケーキとは味が違って、『阿霞飯店』の金柑蟹禮には、台南で育ったマンゴー、金柑、そしてパイナップルがたっぷり使われていて、酸味と甘みが絶妙に調和しています。
金柑蟹禮という料理名には、ユーモアのある深い意味が込められています。
台湾語(台語)では、『金柑蟹』の発音が『真感謝(本当に感謝)』に似ているので、この名前には感謝の気持ちが込められているんです。
贈り物としての温かさを感じられますよね!
8. 季節の果物(寶島時令鮮果)
コースの締めとして登場するのが『季節の果物(寶島時令鮮果)』です!
このプレートには、甘くてジューシーなメロン、少し甘酸っぱいグアバ、シャキシャキ食感のレンブが盛り付けられています!
フレーツはとても新鮮で、食後のピッタリな爽やかを感じます。
季節ごとに旬のフルーツを楽しめるので、毎回違ったおいしさが味わえますよ!
『阿霞飯店』店内の雰囲気
店内の座席は、主に8〜10人が一緒に座れる大きな丸いテーブルが中心です。
家族や友人、グループでの利用にぴったりで、賑やかな雰囲気を楽しむことができます。二人で訪れた場合でも、広いテーブルに案内されることもあります。みんなで料理をシェアしながら食べるスタイルは、賑やかで楽しい時間を過ごすのに最適です。
アクセスしやすい
📍台南店
阿霞飯店(台南店)は台南の中心部に位置し、アクセスがとても便利です。周辺には観光スポットや歴史的な建物がたくさんあって、観光のついでに立ち寄るのにぴったりな場所です。特に、有名なハヤシデパートや國華街、台南美術館などが近く、地元の魅力を存分に味わえるエリアにあります。
📍三井店
阿霞飯店(三井店)は高鉄台南駅(THSR)に隣接する三井アウトレット内にあります。
台湾新幹線を利用する方々も、気軽に台南の名店「阿霞飯店」の料理を味わうことができるので是非足を運んでみてください。
台南の美食で心もお腹も満たされる旅を💕
ということで本編の記事はここまでです!
皆様〜いかがでしたでしょうか?
『阿霞飯店』での食事は、きっと旅の忘れられない思い出になるはずです✨
たくさんの素敵な発見が待っていますよ〜。
以上、台南出身のホタルがお届けしました。