桃園国際空港からバスで台北市内へ。台中や新竹など地方にも行けます

桃園国際空港から台北市内へは、主に3つ(MRT、バス、タクシー)の移動手段があります。

今回は根強い人気があるバスを使って、台北市内に向かう方法をご紹介します。

台北だけでなく、台中や新竹などの地方都市にも行けますよ。

桃園国際空港のバスターミナル

桃園国際空港バスターミナル

桃園国際空港には、第一ターミナルと第二ターミナルがあります。

第一ターミナルのバス乗り場はB1階、第二ターミナルのバス乗り場は1階です。

LCCは第一ターミナルが多く、FSCは第二ターミナルが多い傾向にあります。

ターミナル間は無料のモノレールが走っているので、ターミナルを間違えてしまっても慌てなくて大丈夫です。

現在桃園国際空港に空港に乗り入れているバス会社は、国光客運、長栄バス、大有巴士、桃園客運、統聯客運、日豪バスの6社で、チケットをカウンターまたは券売機で購入します。

MRTができるまでは、市内へ行くにはバスかタクシーを使うしかありませんでした。

そのため、当時はバスターミナルは混んでいましたね。

現在は台北駅に行くならMRTがいちばん速いため、MRTの利用者が多いです。

バス乗り場に行くとガラガラでした。

とはいえ、バス路線の中には主要なホテルに停車するものもあり、ホテル利用者にとってはバスの方が便利な場合もあります。

例えば、グランドハイアット台北やハワードプラザホテル台北、リージェント台北、台北アンバサダーホテル、圓山大飯店に停まるバス路線がありました。

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桃園国際空港でバスチケットを購入する

桃園国際空港バスチケット券売機

国光客運(バス会社)のチケットは、カウンターで購入する以外に自動券売機でも購入可能です。

第一ターミナルの券売機は、国光客運(バス会社)カウンターの真向かいにありました。

ビザ、マスター、JCBなどのクレジットカード、グーグルペイやアップルペイなどの電子決済に対応しています。

さすが、台湾第二位の規模を誇るバス会社ですね。

桃園国際空港バスチケット購入画面

なんとこの券売機、英語だけではなく日本語と韓国語にも対応しています。

日本語と書かれているところをタップすると、日本語に表示が切り替わるんです。

直感的に操作が行えるので、はじめて使う人でもわかりやすいですね。

桃園国際空港バスチケット購入画面

希望する路線を選択し、チケットを購入します。

他の路線チケットをクリックすると、別のチケットも見ることができますよ。

観光客が使うことが多い国光客運の路線は、1819、1819Aの台北駅行きと1840の松山空港行きです。

1819、1819Aは1時間に約1本、1840は2時間に約1本。

2023年2月現在は深夜便がありません。

台北市内のどこにホテルをとるかによって、おすすめのバス路線が異なります。

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桃園国際空港のバス路線

台北市内に行く路線

桃園国際空港バス乗り場

わたしは第二ターミナルから1819バスに乗車して、台北駅に向かいました。

1819バスは、第二ターミナルと台北駅間を約55分ほどで結んでいます。

気を付けたいのは、1819Aというバスです。

1819Aバスは遠回りをするため、台北駅に到着するのに70分かかります。

1819Aバスは、圓山轉運站(玉門)を経由するからです。

わたしはいちど乗り間違えてしまい、20分ほど時間をロスしてしまったことがありました。

圓山轉運站(玉門)は、台湾の5つ星ホテル 圓山大飯店の最寄り駅なので、圓山大飯店に宿泊される方は、1819Aバスが便利ですよ。

1840バスは行天宮を経由して、台北市内にある松山国際空港までを約50分で結んでいます。

1819バスの料金は135元(約600円)、1840バスの料金は125元(約560円)です。

※料金は3列シートor4列シート、現金or電子マネーで前後します。

桃園国際空港バスターミナル

国光客運以外だと、大有巴士の1960、1961バス、長栄バスの5203バスが台北市内に行きます。

桃園国際空港からホテルに直行するなら、大有巴士が便利です。

大有巴士1960バスは、グランドハイアット台北とハワードプラザホテル台北前で停車します。

大有巴士1961バスは、リージェント台北、台北アンバサダーホテル、圓山大飯店に停車します。

長栄バスの5203バスは、MRT忠孝復興駅と南京復興駅を経由する路線です。

1960バスの料金は145元(約650円)、1961バスの料金は100元(約450円)、5203バスの料金は90元(約400円)

このふたつのエリアはホテルも多いため、日本人旅行客も多く利用されます。

わたしも南京復興駅近くのホテルから桃園国際空港に向かうときに、5203バスを利用したことがありますよ。

バス路線行先所要時間料金目安
国光客運1819台北駅55分600円
国光客運1819A台北駅(MRT圓山駅経由)70分600円
国光客運1840松山空港50分560円
大有巴士1960MRT市政府駅(ホテル経由)60~70分650円
大有巴士1961台北駅(MRT西門駅に停車)70~90分450円
長栄バス5203MRT南京復興駅40~50分400円

※所要時間は時間帯によって前後します。通勤時間帯は交通渋滞が発生し、遅れがでることがあるため、時間に余裕をもった利用がおすすめです。

桃園市内に行く路線

桃園国際空港バスターミナル

桃園客運の5059、5089バスは桃園、中壢に向かう路線です。

台北方面ではなく桃園市内に向かうなら、7番乗り場(第二ターミナル)から乗車しましょう。

ただ桃園市内へはMRTも走っているので、そちらの利用の方が便利だと思います。

桃園市内に向かう路線には、台湾最大のバス会社、統聯客運の706バスもあります。

桃園行きのバスは路線バスになっており、下車する駅によって料金が異なります。

一例として、台湾鉄道桃園駅までは48元(約200円)でした。

バス路線行先所要時間料金目安
5059今日飯店40分200円
5089中壢總站40分200円
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台中・宜蘭・新竹に行く路線

桃園国際空港バスターミナル

桃園国際空港からは台北、桃園に行く路線が大半ですが、地方都市に行く路線もいくつかあります。

台湾中部の都市、台中に行く路線は、国光客運(1860バス)と統聯客運(1623)の2つです。

桃園国際空港と台中間を約2時間で結んでいます。

料金は、1860バスが245元(約1100円)~1623バスが300元(約1350円)~となっていました。

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桃園国際空港バスターミナル

宜蘭(イーラン)行きの路線は、統聯客運1661バスのみです。

桃園国際空港から宜蘭(イーラン)まで、約2.5時間で結んでいます。

料金は280元(約1300円)です。

礁溪温泉で有名な台湾鉄道礁溪駅、台湾の有名絵本作家の地元、台湾鉄道宜蘭駅、花蓮に行くのに便利な台湾鉄道羅東駅に停車します。

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宜蘭

台湾の半導体会社TSMCの本社がある新竹へは、日豪客運の1250バスのみが運行しています。

所要時間は60~80分、料金は150元(約700円)です。

桃園国際空港発、新竹行きの1250バスは1日2本(9時、18時)しか運航がありません。

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新竹駅
バス路線行先所要時間料金目安
国光客運1860バス台中2時間1100円
統聯客運1623バス台中2時間1350円
統聯客運1661バス羅東2.5時間1300円
日豪客運1250バス新竹60~80分700円

※バス路線は増減便、臨時運休、料金改定されることがあります。最新の情報は、各バス会社の公式サイトをご確認ください。