台湾にある宜蘭(イーラン)は、日本と関係が深い観光地です。
温泉街として知られ、無料で利用できる足湯があります。
客室に温泉が引かれているホテルも多く、ゆったりと観光することができますよ。
台北から宜蘭への行き方
台北から宜蘭へ行く方法は3つあります。
・バス
・台湾鉄道
・ツアー
一番早く宜蘭に行ける方法はバス、
車窓からの眺めを楽しめるのが台湾鉄道、
確実に観光スポットを回れるのがツアーです。
それぞれメリットデメリットがあるので、自分に合った交通手段で宜蘭を目指しましょう。
バス

台北から宜蘭へ行く方法で一番おすすめなのが、バスを利用することです。
台湾鉄道は沿岸沿いを走りますが、バスは山道を抜けていきます。
そのため、台湾鉄道を利用するよりも早く宜蘭に到着できるんです。
台北から宜蘭までの所要時間は40分程度になります。
上記の写真は、わたしが実際に乗車した宜蘭行きのバス車内の様子です。
リクライニングができるゆったりとしたチェアで、テレビモニターもついています。

台北と宜蘭を結ぶバスでいちばんおすすめの路線は、1572番バスです。
20分に1本くらいの間隔で運行しているので、待ち時間も少なくてすみます。
1572番バスなら宜蘭駅、礁渓駅、羅東駅に停車します。
それぞれの駅周辺に観光スポットが集まっており、1572番バスで効率よく回れます。
台湾鉄道
台北駅から花蓮方面行きの列車に乗車しましょう。
太魯閣号や普悠瑪号などの特急列車の場合、1時間ほどで宜蘭に到着します。
区間、区間快速、自強号の場合、所要時間は約1時間30分~2時間30分です。
列車タイプによって、大幅に所要時間と停車駅が違います。
ツアー
宜蘭の観光地を効率よく回るには、ツアー利用が便利です。
公共交通機関は本数が少なかったり、乗り継ぎがうまくいかなかったりすることもあります。
特に駅から離れた観光地を回る予定なら、ツアー利用が安心です。
ツアーなら確実に宜蘭の観光地を回ることができます。
自由度の高い旅をしたいなら、タクシーチャーターもおすすめ。
【宜蘭観光】幾米公園

宜蘭に到着して最初に目にするのが、台湾鉄道宜蘭駅です。
宜蘭は台湾の著名絵本作家、幾米(ジミー)さんの出身地として知られています。
宜蘭駅前には幾米公園と呼ばれる広場があり、彼の作品がたくさん展示されていました。
駅の外観が森をイメージしている色使いで、物語の世界に入り込んだかのようです。
かわいらしいキリンのモニュメントもありますね。

こちらも幾米(ジミー)ワールドが存分に出ていますね。
魚たちを見つめる少年と少女がいます。
ガラスのショーケースにいる魚を奥から見つめている少女は、腕をけがしているようです。
いろいろと考えさせられる作品ですね。

こちらは、2003年に公開された映画「ターンレフト・ターンライト」のもとになった幾米の作品です。
金城武主演の映画で、男女の出会いとすれ違いがテーマとなっていました。
人の背丈より大きなスーツケース、一般的なサイズの旅行バッグなどが転がっていますね。
こちらに歩いてくる男性(ヴァイオリニストのジョン)と、奥に向かって去っていく女性(翻訳家のイブ)もいます。
ふたりがすれ違って別々の道を歩いていく、そんな様子が表現されていますね。
なんだか少し切なくなるのは私だけでしょうか。

牡鹿と女鹿が空を駆け回り、荷物も空中に投げ出されています。
このバッグが何を意味しているのか、とても気になりますよね。
わたしがこの作品を見ると、どこか知らない土地を旅するときのわくわく感が湧いてきます。
幾米公園
住所:宜蘭縣宜蘭市宜興路一段116號
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
【宜蘭観光】カバランウイスキー蒸留所
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宜蘭のお土産といえば、カバラン(KAVALAN)ウイスキーです。
カバラン(KAVALAN)ウイスキーは、世界的なウイスキー品評会(ワールドウイスキーアワード)で1位を獲得。
宜蘭はカバランの産地として知られており、蒸留所があります。
カバランウイスキー蒸留所は見学可能。
試飲や工場見学を通して、台湾ウイスキーの歴史を知ることができます。
宜蘭駅からはタクシー又は1744番のバスで行くことができます。
どちらも所要時間は20分程度です。
カバランウイスキー蒸留所
住所:宜蘭縣員山鄉員山路二段326號
電話:(03)922-9000
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休
工場見学:予約なしでも可能
【宜蘭観光】蘭陽博物館
蘭陽博物館は宜蘭にある博物館です。
台湾ではインスタ映えするスポットとして有名で、観光客もたくさん訪れます。
着工から完成まで7年の歳月をかけて作られました。
最大の特徴は外観で、ピラミッドのような形をしています。
夜になるとライトアップされて、幻想的な雰囲気が出てきますよ。
こちらの博物館に展示されているものは、宜蘭に関するものです。
宜蘭の歴史について知ることができます。
日本語の公式サイトがあるので、どんな展示があるのか実際に確認してみて下さい。
蘭陽博物館
住所:宜蘭縣頭城鎮青雲路三段750號
電話:(03)977-9700
営業時間:09:00~17:00
休館日:每週水曜日(祝日は開館)旧暦の小晦日と大晦日
料金:100元(日本円で約400円)
最寄り駅:台湾鉄道頭城駅(徒歩20分)
【宜蘭観光】礁渓温泉

宜蘭の台湾鉄道礁渓駅前には、礁渓温泉街が広がっています。
台湾で唯一の平地にある温泉街で、日本人観光客も訪れやすい場所にあります。
周辺にあるホテルや旅館の多くに温泉が引かれており、ゆったりと温泉旅行を楽しめる場所です。
無料の足湯のある公園が複数あり、ホテルや旅館に泊まらなくても温泉が楽しめます。
温泉街の中心にある「湯圍溝温泉公園」は、観光客にも人気のスポットです。
足湯だけでなく、男女別の日帰り温泉施設もあります。
周囲には飲食店やおみやげ物店などもあり、宜蘭にきたら外せない観光スポットです。
湯圍溝温泉公園
住所:宜蘭縣礁溪鄉德陽路99-11號
電話:(03)9874882
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
【宜蘭観光】葉家香辣椒文創館

宜蘭縣礁溪にある葉家香辣椒文創館は、礁渓温泉街にあるお店です。
唐辛子入りのアイスクリーム「辣椒冰淇淋」が食べられます。
アイスの甘さと唐辛子の辛さがマッチして、意外とおいしいそうです。
1~7までの辛さがあり、7辛が一番辛いものになります。
世界で一番辛い唐辛子、キャロライナ・リーパー(卡羅萊納死神辣椒)を使用した調味料も販売されていますよ。
ちなみにキャロライナ・リーパーは、7辛のイチゴ味にも使われています。
激辛好きな方で、世界一辛い唐辛子を試してみたいなら7辛のイチゴ味がおすすめです。
葉家香辣椒文創館の基本情報
住所:宜蘭縣礁溪鄉礁溪路五段61號
営業時間:10時00分~22時00分
定休日:なし
【宜蘭観光】地中海Casa Cafe
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「地中海Casa Cafe」は、南方澳にある海が見えるカフェです。
店内は地中海を意識して、青と白の2色で統一されています。
かわいい看板猫が出迎えてくれて、普通にお客さんの席に座っていました。
触っても全然嫌がることなく、人に慣れています。
天気の良い日は、屋上にあるテラス席からの眺めが最高です。
目の前に広がる海を独り占めできます。
内埤海水浴場があるので、カフェで食事をとった後に泳ぐこともできます。
サーフィンやボートなどのアクティビティもやっていますよ。
地中海Casa Cafe
住所:宜蘭縣蘇澳鎮造船路94號
電話:(03)9972722
営業時間:10:00~19:00
【宜蘭観光】南方澳観景台

南方澳観景台は、ツーリストに人気の展望台です。
写真奥に見えるのが雙澳漁港で、南方澳観光漁市場があります。
おいしい海の幸が食べられる市場になっており、観光スポットとして人気が高いです。
天気がよいと石垣島もみることができるそうですよ。
公共交通機関はないので、タクシーやレンタルバイクを利用してアクセスします。
南方澳観景台
住所:宜蘭縣蘇澳鎮台9 線蘇花公路108公里處
料金:無料
時間:24時間365日
【宜蘭観光】亀山島
宜蘭には亀山島という離島があります。
亀山島は観光目的での島上陸が解禁されてから20年が経過しています。
20周年を記念して、名前に亀がつく方は無料で島に入れるというユニークなキャンペーンをやっていました。
日本だと亀梨さん、亀田さんなどが無料対象になりますね(笑)
亀山島周辺にはクジラやイルカが来ることで有名で、ホエールウォッチングも開催されています。
クジラはなかなか見れないようですが、イルカはよく見られるようですよ。
【宜蘭ホテル】中天温泉渡仮飯店(Hotel Valletta)

宜蘭に来たら泊まりたいおすすめホテルが、「中天温泉渡仮飯店(Hotel Valletta)」です。
温泉付きのホテルで、宜蘭縣にある台湾鉄道礁渓駅から徒歩5分でアクセスできる好立地。
お部屋の浴槽にも温泉が引かれており、気軽に温泉を楽しむことができます。
礁渓温泉の泉質は炭酸水素ナトリウム泉、無味無臭で透明です。
ホテル内には、台湾ならではの水着着用温泉プールもあります。
かなり大きめの温泉プールになっており、家族や友達と一緒に入れるのが良いですね。
ホテル最上階には予約制の個室浴室もあります。
中天温泉渡仮飯店(Hotel Valletta)
住所:宜蘭縣礁溪鄉健康一街1號
電話:03-910-0111
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00