台湾で最も有名な5つ星ホテルが圓山大飯店です。
日本語表記の場合は円山大飯店やザ・グランドホテル、英語表記の場合はTHE GRAND HOTELになります。
過去にはヨン様(韓国の俳優)も宿泊した由緒正しきホテルです。
- 1 圓山大飯店の特徴
- 2 世界10大ホテルに選出
- 3 これまで宿泊した有名人
- 4 1泊1万円以下で宿泊が可能
- 5 空港から圓山大飯店への行き方
- 6 圓山大飯店は15時チェックイン開始
- 7 圓山大飯店の客室(2~9階)
- 8 お部屋の鍵はタッチキー
- 9 わたしが宿泊したデラックスルーム
- 10 洗面台
- 11 バスタブとトイレ
- 12 独立したシャワールーム
- 13 圓山大飯店のアメニティー
- 14 ベランダからの眺望
- 15 圓山大飯店内のレストラン
- 16 圓山大飯店にあるファミリーマート
- 17 圓山大飯店から士林夜市までタクシーで10分
- 18 圓山大飯店を安く予約する方法
- 19 圓山大飯店にある圓山牛排館(Grand Steak)
- 20 蒋介石夫人「宋美齡」が愛したステーキ
圓山大飯店の特徴
圓山大飯店は、別名グランドホテルとも呼ばれています。
台北駅から4駅のところにある圓山駅から、ホテル宿泊者用のバスで10分ほどで到着。
台北からほど近い場所にありながら、山のふもとにあるため景色がよいのが特徴です。台北市内の夜景を一望することができます。
ロビーや客室、外観も豪華絢爛で国賓級の方を迎えるにふさわしい気品を持ち合わせています。
世界10大ホテルに選出
圓山大飯店は世界10大ホテルのひとつに選ばれた(1967年)こともある、台湾を代表する高級ホテル(5つ星)です。
蒋介石夫人の指導の下に、1952年に完成しました。
かなり歴史ある古いホテルですが、度重なる改修工事をへて現在も輝きを放っています。
近年は新しく別館も建設され、さらに宿泊可能人数が増えました。
わたしも実際に行ってみましたが、手入れがしっかりとされており、古さを感じることはありませんでした。
これまで宿泊した有名人
圓山大飯店には、これまでにたくさんの政府高官や有名人が宿泊しています。
アメリカのアイゼンハワー元大統領、日本の佐藤栄作元首相などが宿泊されましたし、台湾の国民的スターjay chou含む台湾国内の有名人も数多く利用しています。
1泊1万円以下で宿泊が可能
圓山大飯店は台湾を代表する高級ホテルですが、宿泊費用が安いことでも有名です。
1番安いタイプのお部屋では、1泊9,000円程度で泊まれてしまいます。
台湾のホテルは日本と違い1部屋いくらという料金設定のため、人数が増えても料金は変わりません。
複数人で宿泊される方にはうれしい料金設定です。
空港から圓山大飯店への行き方
圓山大飯店へは、台湾桃園国際空港、松山空港からシャトルバス、リムジン(要予約)、MRT(地下鉄)、バス、タクシーで行くことができます。
個人的におすすめしているのが、事前予約制のタクシーを利用する方法。
大型のスーツケースをお持ちの方は、タクシー移動が便利です。
いちばん安く移動する方法は、公共交通機関を利用すること。
台北桃園国際空港、松山空港ともに圓山大飯店行きのバスが出ています。
MRT(地下鉄)を利用をされる場合、台北駅から4駅の圓山駅から無料シャトルバスを利用してホテルにアクセスすることもできます。
バスは20分に1本程度の間隔で運行しています。
圓山大飯店は15時チェックイン開始
圓山大飯店(グランドホテル)のチェックイン開始時刻は15時です。
15時前にホテルに到着した場合、フロントで荷物を預かってもらうことができます。
チェックイン時にはデポジットとして1000元が必要。
デポジットの習慣がない日本人は戸惑ってしまいますが、最初にお金が必要になるのでお気を付けください。
※クレジットカードを提示すれば、デポジット1000元が必要でない場合もあります。
圓山大飯店の客室(2~9階)
圓山大飯店の客室は、2階から9階までが客室になっています。
客室に続く廊下はふかふかな赤絨毯がひかれており、さすが国賓級のホテルといった感じです。
天井やライトも細部までこだわり抜かれています。
赤じゅうたんで音が吸収されるので、廊下はとても静かでした。
お部屋の鍵はタッチキー
お部屋に入るにはカードキーが必要です。
圓山大飯店は歴史あるホテルで、開業当初は昔のお金を模した鍵が使われていました。
圓山大飯店が実施している「ホテル館内ツアー」に参加すると、当時使用されていた実物を見せてもらうことができます。
実際に手に取って触ることもできますよ。
わたしが宿泊したデラックスルーム
わたしが宿泊した客室は、デラックスルーム(山側)。
圓山大飯店(グランドホテル)のデラックスルームは、台北101を望む夜景を堪能できる市内眺望客室と、山側客室があります。
客室内で使われている調度品はどれも貴重なものばかり。
高級感のある室内でゆったりと過ごすことができます。
ドアに十分な厚みがあり、外の音を遮断すると同時に防犯性能も高くなっています。
建築学科の人間なので、ホテルの造りには細部まで注目してしまいます。
写真右側にあるバスルームのドアが鏡になっており、身だしなみチェックに最適の位置に配置されているのには驚きました。
洗面台
圓山大飯店のバスルームは全面大理石。
台湾の花蓮は世界的な大理石の産地。バスルームに関しては、台湾らしさを満喫することができました。
白い輝きを放つ大理石は、バスルームを明るく照らしてくれます。
白で統一された洗面台は、清潔感が抜群です。
洗面台の右側にある引き出しに、バスルームで使用するアメニティーが収納されています。
歯ブラシが2本、かみそりが1本、シャワーキャップが2つ、くしが2つ、シャンプー、ボディーローション、バスフォームが各1本ずつです。
圓山大飯店のシャンプー類は日本の資生堂のものが使われています。
昔はロクシタンで統一されていたようですが、今は資生堂に変わりました。
バスタブとトイレ
台湾ではバスタブとトイレが同じ空間にあることが一般的です。
圓山大飯店のバスタブは、なんとトイレの真横にあります。
日本人的な感覚から言うと、湯船につかっているときにトイレのにおいがするのは正直嫌です。
バスタブはかなり広く、身長180cmの方でもゆったりつかることができます。
膝を曲げる必要はありません。
お湯の出もよく、10分ほどでバスタブにお湯をためることができます。
滑り止め付きのバスマットが1個備え付けられています。
こういったタイプの部屋が無理な方は、違うホテルをとったほうがいいと思います。
とはいえ、台湾のホテルはトイレ、バスが別のところはほとんどないですが(笑)
台湾人は湯舟につかるという習慣がなく、こちらのバスタブは実質飾りのようなもの。
トイレは、台湾では珍しい温水洗浄便座が全室完備されています。
こちらの便座はTOTO製。
圓山大飯店では日本製のものが数多く使われており、少しうれしいです。
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独立したシャワールーム
シャワールームは別にひとつ用意されています。
トイレの横にある半透明のボックスがシャワールームです。
シャワーはドイツのGROHE社のものが使われています。
シャワーの勢いもかなり強く、心地が良いです。
日本人にとっては戸惑うポイントがいくつかありますが、バスルームはとにかく広くてゆったりしている点はよいと思います。
こちらでシャワーを浴びて体を洗ったあとに湯船につかる場合、バスタブに移動するときに、体をふいておかないと水浸しになってしまいます(笑)
圓山大飯店のアメニティー
圓山大飯店のアメニティーをご紹介していきます。
全体的に期待していたほど高級感があるわけではなく、質素な感じの印象でした。
ドレッサーの上にはペットボトルの水が2本あります。
ペットボトルの水は無料。
圓山大飯店オリジナル商品です。
ホット用のカップ1組、コールド用のカップ1組、ワイングラス1組が完備されています。
湯沸かし用のポットも備え付けられています。
圓山大飯店の水道水は沸かして飲むことが可能です。
ワインはルームサービスで頼むことができます。
1本数千円~。
高いもので1本10万円を超えるワインもありますよ。
ティーバックは、圓山大飯店オリジナルの烏龍茶。
珈琲は日本を代表するコーヒーメーカーUCCのものでした。
台湾は有名なコーヒーがたくさんあるので、個人的にはUCCではなく台湾のコーヒー(阿里山珈琲など)があればよいかと思いました。
スリッパと蚊取り線香
圓山大飯店のスリッパは、布でできており丈夫でした。
ビジネスホテルなどでよくあるペラペラなスリッパとは違います。
台湾は一年中蚊がいるため、蚊取り線香も備え付けられていました。
ベランダからの眺望
山側の客室のベランダから見える眺望は、市内眺望側の客室に比べると少し劣ります。
宿泊料金も少し安いです。
あまり期待していませんでしたが、今回宿泊した山側のお部屋のベランダからもなかなかよかったです。
ベランダはとても広く、一般的なワンルームくらいの広さがありました。
隣の部屋との仕切りや柱がすべて赤で統一されており、宮殿に住んでいるかのような感覚を味わえます。
山側の部屋からは台北101などを見ることはできませんが、圓山大飯店の別館を上から見ることができます。
タイムスリップしたかのような感覚を味わうことができ、十分満足できました。
圓山大飯店内のレストラン
圓山大飯店のロビーは、まるで宮殿に来たかのように広々とした空間になっています。
1階玄関には、複数の1階玄関には複数のドアマンが待機。中に入ると右手にチェックインカウンター、左手にカフェとレストランがあります。
チェックインカウンター奥にはエレベーターがあり、そこから客室にアクセスします。
正面玄関から入って突きあたりに、レッドカーペットが敷かれた階段があります。
階段をあがり2階に行くと、お土産店が数軒。
さらに奥に進むと黄金の龍の噴水があり、圓山大飯店の別館へ行く廊下がありました。
圓山大飯店にあるファミリーマート
さらに進むと1階に降りる階段があり、1階にはカフェとコンビニ(ファミリーマート)があります。
コンビニの横には別館への通路があり、奥に客室があります。
コンビニには、台湾土産や高価なお酒なども販売されています。
お惣菜やパン、おにぎり、ドリンクなど、一般的な台湾のファミリーマートとほぼ同じ品ぞろえです。
圓山大飯店から士林夜市までタクシーで10分
圓山大飯店は、士林夜市まで直線距離で1.5キロです。
歩いても20分くらいあれば行けますが、タクシーで行くのが便利です。
タクシーの場合、100元(360円程度)で士林夜市まで行けます。
4人で乗車すれば、1人当たり90円程度です。
圓山大飯店を安く予約する方法
圓山大飯店の予約は、ブッキングドットコムやアゴダなどのホテル予約サイトからの予約が最もお得です。
ツアー会社に手配を任せると、通常価格よりもかなり高くなってしまうので、利用を避けたほうがいいです。
予約は5分ほどで完了でき、キャンセル料も一定期間まで無料なので安心できます。
圓山大飯店にある圓山牛排館(Grand Steak)
圓山大飯店は台北市内から少し離れています。
いちばん近い夜市である「士林夜市」に行くにはタクシーで10分ほどかかります。
そのため、圓山大飯店内にあるレストランで食事をされる方が多いです。
今回が複数あるレストランの中から、圓山牛排館で夜ご飯をいただきました。
圓山牛排館は1階にあるチェックインカウンター横にあります。
こちらのお店は事前予約が必要です。
予約は日本語でも可能なので、旅行前に手配しておくと安心です。
入り口で予約者名を告げて2階にあがります。
蒋介石夫人「宋美齡」が愛したステーキ
圓山牛排館のステーキは、蒋介石夫人である宋美齡もお気に入りだったといわれています。
2016年に22年ぶりにリニューアルされたので、店内のデザインも近代的な感じになっていました。
歴史あるステーキ店ですが、ゆったりとくつろぐことができます。
今回はコースメニューを注文しました。
圓山牛排館はセミセルフスタイルをとっているので、サラダやチーズ、デザートなどは自分でとってくる必要があります。
ステーキはほどよく脂がのっており、しつこくなくさらっといただくことができました。
切れ目からのぞく赤身の部分が、とてもきれいで美しかったです。
最後はチーズケーキで締めました。
チーズケーキは濃厚で自分好みの味でした。
場合によっては宿泊とセットになったプランも販売されています。
ぜひ圓山大飯店の公式サイトやホテル予約サイトをチェックしてみてください。