台湾プロ野球全6チームのなかで、『楽天モンキーズ』が本拠地にしている球場が桃園国際野球場です。
台湾の桃園国際空港から近く、観光客もアクセスしやすい場所にあります。
台湾チアのリンシャン(みずき)が在籍し、試合中にパフォーマンスを見ることができます。
桃園国際野球場の基本情報

2009年に完成した桃園国際野球場は、台湾初の国際規格を満たす野球場として知られています。
座席数は20000席で、台湾では最も多く観客を収容できる野球場です。
2015年、2019年にはプレミア12の試合でも使用され、日本代表もプレーしています。
WBCなど国際試合が行われる『中信兄弟』の本拠地、台中インターコンチネンタル野球場も20,000席あり、この2つの球場が台湾を代表する野球場と言えるでしょう。
中信兄弟は、台湾チアのチュンチュンも所属しているチームです。
桃園国際野球場のアクセス

桃園国際野球場は台湾の桃園市にあります。
桃園は台湾桃園国際空港がある地方都市で、空港からスタジアムまではMRTで約20分です。
空港からのアクセスも良好なので、日本人観光客にもぜひ訪れていただきたい街になります。
台北市内からアクセスする場合、乗り換えを考慮すると所要時間は約50分です。
台北駅からは台湾新幹線(高鉄)に乗って桃園駅で下車し、MRTで桃園体育園区駅に行きます。
桃園国際野球場
住所:桃園市中壢區領航北路一段1號
最寄り駅:桃園空港MRT 桃園体育園区駅徒歩5分
桃園国際野球場のチケット・座席指定

桃園国際野球場のチケットは、野球場のチケットセンターで購入できます。
台湾プロ野球は人気がないと言われることも多く、現状はほとんどの試合で当日券をゲットすることが可能です。
ただ台湾チアの人気はすさまじく、チアの応援がまじかで見られる席の確保は困難です。
席を確保するには、事前に座席指定をして予約します。
桃園国際野球場では、選手たちがいるベンチの真上でチアのパフォーマンスが行われています。
ベンチ前の内野席は、台湾のファミリーマートやオンラインで予約可能です。
※現地の予約サイトは、日本語には対応していません。平日、休日、座席グレードによって料金は異なります。外野は200元(約900円)~、内野は350元(約1500円)~です。
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桃園国際野球場 試合の流れ

試合の流れは、日本のプロ野球とほとんど変わりません。
試合前にはグラウンド整備が行われ、選手たちがウォーミングアップをしています。
試合開始時刻の約2時間前に開場するので、じっくりと選手たちの様子を見ることができますよ。
楽天モンキーズのチアたちによるパフォーマンスが行われることも。

試合開始直前には、始球式もあります。
始球式には台湾の著名人が登場することが多く、球団のマスコットキャラクターもいますよ。
内野と外野では入場口が完全に別になっており、内外野席を行き来することができません。
内野席側には飲食店が多数ありますが、外野側はお店が少ないです。
台湾の野球場ではビールの売り子はいないので、お店でビールを買う必要があります。
台湾では球場でビールを飲む方が少ないためか、タピオカドリンクのお店などアルコールが入っていないドリンク店が多いです。
内野ではホームチームの攻撃時に応援歌が流されていて、チアリーダーがダンスを踊って応援しています。
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桃園国際野球場の台湾チア

桃園国際野球場の内野で応援するのは、ホームチーム『楽天モンキーズ』のチアだけです。
1塁側、3塁側それぞれのベンチ上に応援スペースがあり、そちらでパフォーマンスを披露します。
ビジターチームが攻撃しているときは、椅子に座って休んでいます。
チアリーダーは交代制で、試合の途中で入れ替わりがありますよ。
ビジターチームは外野での応援ですが、外野はあまり人がいないこともあり控えめです。
外野席の3分の2は空席だったので仕方ない部分もありますが、得点をあげたとき以外はとても静かでした。

外野からは、台湾チアのパフォーマンスはほとんど見れません。
外野席に向けてのパフォーマンスは基本的になく、内野席のホームチームファン向けになっています。
球場にある大型ビジョンにパフォーマンスの様子が映し出されるので、そちらでは見ることができますよ。
外野で観戦している人はビジターチームの野球ファンが多くて、モニターには目もくれていませんでした。
内野席、外野席両方で観戦したことがありますが、台湾プロ野球をはじめてご覧になる方は内野席がおすすめです。