你好(ニーハオ)
台湾在住のてつ(TaiwanKanko99)です。
台湾旅行中に困るのが言葉。
実は、台湾で使われる言語は1つではないんです。
台湾で話される言語は、中国語、台湾語、客家語、阿美語、日本語、、、
などなど、様々な言葉が話されています。
細かい言語事情を書いてしまうと長くなってしまうので、ここでは台湾旅行中に使える言葉をいくつか紹介します。
台湾の公用語は中国語(北京語、普通話)
台湾の公用語は、中国語(北京語、普通話)です。
※台湾では中国語(北京語、普通話)は國語と言われています。
你好(ニーハオ)、謝謝(シェーシェー) など、日本人の多くが中国語と聞いて連想するのが北京語。
北京語(普通話)は、日本でいう標準語(東京弁)です。
日本の場合、大阪弁、東北弁、博多弁、沖縄弁など方言があります。
日本人同士でも、知らない方言(東北弁や沖縄弁など)では会話は成立しないですよね(笑)
中国語の場合も同じで、広東語、上海語など方言があり、その方言を使わない人とは会話が成立しません。
わたしの台湾人の友達は、北京語(國語)は理解できますが、広東語は全くわからないと言っていました。
台湾語は通じない場合も
台湾では、台湾語は確実に通じるんじゃないの?
と思う人も多いと思います。
しかし、実際に台湾語を話す方は、全人口の8割程度といわれています。
台湾の若い世代(10~20代)の方は、ほとんど台湾語は使いません。
私の台湾人の友達のお子さん(12歳)は、台湾語がほとんど話せません。
学校で習うのは中国語(北京語、普通話)なので、台湾語は知らないんです。
台湾旅行で使える中国語(北京語、普通話)
台湾の公用語である中国語(北京語、普通話)で、旅行中に便利な言葉をいくつか紹介します。
こんにちは
你好(ニーハオ)
你好(ニーハオ)は「こんにちは」を意味しています。
お店に入るときなどやホテルのチェックインをするときなど、你好(ニーハオ)とあいさつするのが一般的です。
「おはよう」は早上好(ザオシャンハオ)または、早安(ザオアン)、
「こんばんは」晩上好(ワンシャンハオ)、晩安(ワンアン)といいますが、你好(ニーハオ)でも大丈夫です。
ありがとう
謝謝(シェーシェー)
ありがとうは、中国語で謝謝(シェーシェー)です。
中国語は発音が難しいですが、謝謝(シェーシェー)はカタカナ読みしてもほぼ通じます。
おいしい
好吃(ハオツー)
店員さんに料理がおいしかったことを伝えるときは、好吃(ハオツー)の一言で通じます。
料理がとてもおいしかったときは、真好吃(チェンハオツー) というと、とてもおいしかったということを伝えられます。
ごちそうさま
中国語には、ごちそうさまという意味の単語はありません。
ご飯を食べ終わった後に、「ごちそうさまでした」と声に出して言う文化がないからです。
ごちそうさまの代わりに、謝謝(シェーシェー)や好吃(ハオツー)などの言葉で、感謝の気持ちを伝えるのがおすすめです。
さようなら
再見(ザイチエン)
中国語で「さようなら」は、再見(ザイチエン)といいます。
また会いましょう!というニュアンスで使われます。
再見は少し堅苦しい表現なので、再見の代わりに拜拜(バイバイ)という人も多いです。
飲食店や衣料品店の店員さんも、お客さんに対して拜拜(バイバイ)を使います。
すみません
不好意思(ブーハオイース)
地下鉄を降りるときに、扉の前に人がいて通れないときなどに使います。
「すみません、降ります」という感じのニュアンスです。
道を尋ねるときの声掛けとしても使われています。
ごめんなさい
對不起(ドゥイブチー)
誰かにぶつかってしまったり、水をこぼしてしまったときなどに使います。
日本語のごめんなさいと同じ使い方ができます。
いくらですか?
多少錢(ドーシャオチエン)?
お店の商品に値札が付いていない場合もあります。
そんなときは、多少錢(ドーシャオチエン)? と言えば、値段を教えてくれます。
これをください
我要這個(ウォーヤオチェイガ)
夜市の出店で注文するときは、商品を指さして、我要這個(ウォーヤオチェイガ)といえばOK。
かわいい
可愛(クアイ)
かわいいものや場所をを見つけたとき、つい「かわいい~」と声に出して、言ってしまいたくなることもあるかもしれません。
そんなときは、可愛(クアイ)!と声に出していってみてください(笑)
可愛いは、日本語と漢字が同じなのでわかりやすいです。
トイレはどこですか?
廁所在哪裡(ツーソーザイナーリ)?
廁所(ツーソー)がトイレを表し、在哪裡(ザイナーリ)がどこですか?を表しています。
筆談が確実
中国語の発音は難しく、カタカナ読みで発音しても通じない場合も多いです。
そのような場合は、筆談をするのがおすすめ。
中国語と日本語は、共に漢字を使用しています。
意味合いが同じのものも多いです。
話してみて通じなかったら、筆談でコミュニケーションをとってみてもいいと思います。
台湾独自の言語である台湾語は全然違う
台湾語は中国語と全然違います。
現在わたしは台湾語を学んでいるのですが、中国語と全く違うので、新しい言語として取り組まないといけません。
煮ているところは少しあるんですが、、特に発音は全く異なります。
台湾在住で台湾語学習者のわたしが、旅行中に使える台湾語を10個ご紹介します。
台湾語を使えば、喜ばれる
台湾語を話せる人は、台湾全人口の8割程度といわれています。
ご年配の方は普段から台湾語を使われることが多く、若い人(20代以下)はほとんど使わない傾向があります。台湾人での若い人が理解するのは難しい言語なんです。
その分、店員さんや旅先で出会った台湾人に、中国語ではなく、台湾語で話しかけると喜んでもらえる場合も多いです。
そこから、話が弾んで友達になれることもあります。
旅行中に使える台湾語8選
台湾語をすべて覚えることが簡単ではないので、旅行中に実際に使うことができる台湾語の単語を8個をご紹介します。
8単語知っているだけでもだいぶ違いますよ。
こんにちは
你好(リーホー)
台湾語の「こんにちは」は、你好(リーホー)です。
漢字は同じですが、発音が違います。
下記の動画が参考になります。
台湾人の小飛さんが、中国語と台湾語の違いや発音を丁寧に解説してくれるので、わかりやすいです。
ありがとう
多謝(ドーシャー)
台湾語のありがとうと、中国語のありがとうは全く違います。
中国語の場合は、謝謝(シェーシェー)ですが、台湾語の場合、多謝(ドーシャー)です。
台湾人にお礼を言うときは、多謝というと喜んでくれますよ!
美味しい
好食(フージャー)
中国語では、好吃(ハオツー)ですが、台湾語では好食(フージャー)になります。
発音が全く違います。
さようなら
再見(ザイゲ)
中国語のさようならと漢字は一緒です。
発音のみ異なります。
中国語では再見(ザイチエン)ですが、台湾語では再見(ザイゲ)です。
すみません
歹勢(パイセー)
パイセーという言葉は、地下鉄やバスの混雑時によく耳にすることがあります。
日本語のすみませんと同じ意味で使えます。
発音が違うとまったく意味が伝わらないことが多い台湾語ですが、パイセーはカタカナ読みでも伝わることが多いです。
夜市で人込みをかき分けて進むときなどに使ってみましょう。
トイレはどこですか
便所佇佗位(ベンソーディダウィ)
便所がトイレを意味しています。
これは、日本語と同じですね。
佇佗位(ディダウィ)がどこですかを表します。
これをください
請予我這個(チャーホーワッチレッ)
中国語の場合、請給我這個(チンケイウォチェイガ)です。
漢字は1字違うだけですが、発音は全く違います。
おやすみなさい
晩安(ゥワンアン)
台湾語でおやすみなさいは、晩安(ゥワンアン)といいます。
晩安はおやすみなさいという意味でも使えますが、台湾人はあまり使わないです。
「こんばんは」という意味で夜の挨拶として使うこともあります。
ごちそうさまという単語はない
中国語と同じく、台湾語にもごちそうさまに相当する言葉がありません。
食後にご馳走様という文化は日本独自のもので、台湾にはないです。
台湾語の習得は難しい
台湾語は習得が難しい言語といわれています。
発音が難しいといわれる中国語の声調が4つであるのに対し、台湾語の声調はなんと8つ。
おなじ音でも8通りの発音で使い分けられるので、カタカナ読みでは通じないことも多いです。
先ほどご紹介した動画を参考に発音をまねして、練習するのがおすすめです。
台湾留学もあり
本格的に台湾語を勉強したいなら、台湾に短期留学してみるのもいいと思います。
台湾の大学の語学センターでは、中国語をメインで勉強しますが、選択授業や台湾人との交流会で台湾語を勉強することができます。
台湾は物価が安く、数週間程度の短期プログラムもあるので、語学留学にはおすすめです。
台湾で語学留学(ワーホリ)中の、てつ(@TaiwanKanko99 )です。 台湾留学やワーホリに必要な準備や費用を、自分自身の経験をもとにまとめました。[sitecard subtitle=関連記事 url=https:[…]