台湾のバスの乗り方は、日本のバスの乗り方とは異なります。
現在台湾在住でバスをよく利用する筆者が、台湾のバス事情を詳しく解説します。
台湾のバスの乗り方

2019年7月1日以前は乗車時に料金を支払うバス、降車時に料金を支払うバス、乗降時に申告が必要なバスの3パターンがありました。
2019年7月1日から台湾でバスに乗るときの仕組みが大きく変わり、バス乗車時と降車時に、Easyカードなどの交通系ICカードをカードリーダーにかざすように統一されました。
バスの乗車時に15元がICカードから引かれ、降車時に料金が自動計算されて運賃が引かれます。
ICカードのタッチを忘れるとバスや地下鉄、ユーバイクの乗り継ぎ割引が適用されなくなるので注意が必要です。
現金払いの場合、乗車駅と下車駅を運転手に伝える必要があり、台湾旅行初心者には難しいです。
台湾のバスは距離で料金が変わる
台湾のバスは走行距離や乗車区間に応じて、運賃が変わる仕組みです。
運賃が切り替わるタイミングは路線によって異なります。
始発駅から終点の駅まで料金が変わらないバスや料金が2、3段階切り変わるバスがあります。
台湾のバスは初乗り運賃15元(50円程度)
台湾のバスの初乗り運賃は15元(50円程度)です。
料金が切り替わるバスなら、乗車区間に応じて15元(50円程度)が追加されていきます。
台湾のバスは最大でも3段階までしかないため、台湾バスの最高運賃は45元(150円程度)です。
※長距離バス、高速バス等を除く路線バスの料金
台湾のバスは前後から乗降車可能
台湾の路線バスは乗車口、降車口というものがありません。
前後どちらの乗降口からも乗り降りすることができます。
乗車口、降車口という区別がないため、支払いを行うカードリーダーも前後の扉付近についており、どちらを利用してもOKです。
乗るときに前のカードリーダーでタッチしたから、降りるときは後ろでタッチするというルールはありません。
台湾のバスに乗るときは手をあげる
台湾のバスに乗るときは、手をあげてバスを止めます。
手をあげなかった場合、たとえバス停で泊まっていたとしても無視されます。
これほんとです(笑)
台湾では時間前に到着したバスは、窓を閉めてバス停に停まっています。
扉を閉めている理由は冷房を効かせるためなので、運転手にアイコンタクトを取って扉を開けてもらいましょう。
台湾のバスは降車ボタンを必ず押す
台湾のバスを降りるときは、降車ボタンを押します。
中国語のアナウンスは日本人には聞き取りずらいです。
駅名を示す電光掲示板がないバスが多いので、グーグルマップを利用し降車駅が近づいていることを確認しながら降車ボタンを押すタイミングを計りましょう。
台湾のバスは現金払いが難しい
台湾のバスは現金払いの場合、乗車時に降車する駅名をを運転手に伝えないといけないといけません。
中国語ができないと現金払いは難しいです。
身振り手振りや筆談で伝えることは可能かもしれませんが、非常に大変な思いをするでしょう。
台湾のバスはICカード払いがおすすめ
台湾桃園国際空港や地下鉄の駅、コンビニなどで簡単に手に入れることができるEasyカードという台湾の交通系ICカードを購入しましょう。
EASYカードさえあれば、台湾バスの料金表とにらめっこする手間、財布からお金を取り出す手間もなくせます。
EASYカードを利用して、台湾旅行を楽しみましょう!