【台北駅から1時間】陽明山の行き方と観光モデルコース

陽明山は台北駅から約1時間で行ける観光スポットです。

陽明山の行き方やアクセス方法、モデルコースをご紹介します。

はじめての台湾旅行でも訪れる価値がある素敵な場所でした。

陽明山の行き方

台湾の陽明山に行くバス

陽明山に公共交通機関を使っていく方法はバスのみです。

陽明山は台北駅からバスで1本でアクセスすることができます。

所要時間は台北駅からは1時間程度、士林駅からは45分程度です。

台北駅から陽明山へは260番バスが便利

台北駅からでているバスは、大都會客運というバス会社の260番のバスです。

260番のバスはMRT西門駅、北門駅、士林駅にも停車します。

バスは10~20分に1本出ています。

バス停の情報や時刻表などは大都會客運公式サイトでご覧ください。

260番のバスなら、台北駅のバスターミナルから乗り換えなしで陽明山に到着します。

260番のバスを利用する場合は、終点の陽明山駅で下車します。

大臺北公車の1717番バスでも陽明山に行けます

士林駅から陽明山へは小15番バスが便利

MRT士林駅からバスを利用する場合、小15番バスが便利です。

※大都會客運の紅5番のバスと大臺北公車の1717番のバスも利用できます。

小15番バスを利用する場合は、終点の冷水坑服務駅で下車します。

冷水坑服務駅周辺には、陽明山の観光スポットが3つ(擎天崗草原、牛奶湖、無料温泉)あります。

※利用者が多い路線の為、待ち時間が発生する場合があります。

はじめての台湾旅行で公共交通機関利用に不安があるなら、タクシーチャーターもおすすめです。

陽明山観光は108番バスが便利

陽明山周辺を周る108バス
冷水坑服務駅にある108番のバス停

陽明山の人気スポットにアクセスするには、陽明山を巡回する108番のバスを利用するのが一般的。

循環バスは30分に1本程度の間隔で運行しています。

陽明山駅から陽明山の巡回バス(108番)を利用して、主要観光スポットを観光することが可能です。

108のバス停にはかなりの人が並びます。

1回ですべての人が乗れないことが多く、次のバスまで待たないといけないことも多いです。

次のバスが来るのは約30分後なので、タイミングが悪いと1時間待ちになることもしばしば。

わたしが平日に行ったときも、1回でバスに乗れない人が多かったです。

108番バスの停車駅

陽明山108バスの路線図

上記の写真は、陽明山山頂の各観光スポットを結んでいる108バスの路線図です。

停車駅は12あります。

前述のとおり、108バスは30分に1本程度しかバスはないため、すべての駅で降りながら観光することは時間的に厳しいです。

はじめての陽明山観光でいくべき観光スポットを厳選して紹介します。

擎天崗草原(擎天崗駅下車)

陽明山に行くならここだけは外せないというか、ここに行っとけばまず間違いないと言える場所が擎天崗草原です。

108バスの11番目の駅である擎天崗駅から徒歩5分程度で、上記の写真のような絶景と出会えます。

小15番のバスの終点である冷水坑駅からも徒歩で20分ほど歩けば行けます。

陽明山の景色

青い空と緑色の草原がどこまでも続いている光景は、圧巻としか言いようがありません。

野生の水牛がたくさん群生しており、インスタ映えする写真を撮ることができますよ。

水牛と自撮りができる

陽明山の水牛
広場に寝転ぶ水牛

擎天崗草原には野生の水牛(餌付けされていない)がおり、自撮り写真を撮ることができます。

昔は柵もなく大きな水牛とも自撮り写真を楽しんでいる方が多かったのですが、現在は大きな水牛と自撮り写真を撮ることはできなくなっています。

大きな水牛は柵の外に出されています。

やはり危険ですからね。

小さい水牛は観光客がピクニックをしている真横で寝そべったり、草をたべたりしています。

小さな水牛の写真を撮ることは可能です。

陽明山にいる野生の水牛

気持ちよさそうに寝ている水牛はとても可愛らしいです。

餌をあげたり、触ったりするのは禁止です。

※撮影する際はフラッシュは禁止です。水牛に近づきすぎないように注意してください。

無料で入れる温泉

陽明山にある無料温泉

陽明山には、無料で入ることができる公衆浴場も完備されています。

無料の公衆浴場は、108バスの10番目の駅である冷水坑駅前にあります。

地元な方はもちろん、観光客の方も数多く利用されている人気の温泉です。

タオルは用意されていないので、自分で持参する必要があります。

陽明山にある無料温泉の営業時間

冷水坑駅前にある公衆浴場は、清掃が行われる時間帯は利用することができません。

清掃は1日3回(閉場後の清掃を含めると4回)あります。

毎週月曜日は定休日。

悪天候の日や一部祝日などもお休みになることがあります。

牛奶湖

陽明山にある牛奶湖

まるで牛乳をこぼしたかのように見えるのが、牛奶湖です。

牛奶湖も公衆浴場と同じく、 冷水坑駅が最寄り駅です。

冷水坑駅から徒歩10分くらいのところにあるので、気軽にアクセスすることができます。

牛奶湖から徒歩5分くらいの場所にある菁山吊橋は、ウェディングフォトスポットとして人気の場所。

わたしが陽明山に行った日は平日だったのですが、3組のカップルがウェディングフォトを撮りに訪れていました。

七星山に登ろう

七星山の山頂
天気が悪くて何も見えなかった

実は陽明山は、山の名前ではありません。

陽明山は七星山、大屯山など周囲に連なる山脈の総称として使われている名称なんです。

このうち観光客でも気軽に登れる山は、七星山。

七星山への登山道は冷水坑駅の近くにあります。

冷水坑から七星山の山頂までは、1時間程度の道のりです。

晴れていれば台北市内を一望することができる絶景スポットです。

小油坑

温泉が湧きだしている小油坑

山頂に着いたら元の道を戻ってもいいのですが、おすすめはそのまま進んで反対側の小油坑を見学すること。

ほかのブログにも書いてない陽明山の楽しみ方です。

道は一本道で観光客や地元の方も多いので迷うことはありません。

小油坑にもバス停があるので、帰りはそこからバスに乗れば台北市内に戻ることができます。

冷水坑から小油坑までは、登山道をゆっくり歩いて3時間かかる道のり。

登山やハイキングが好きな方はぜひチャレンジしてみて下さい。

小油坑は、陽明山から湧き出す温泉をまじかで見ることができるスポット。 晴れていれば湯気が立ち上る様子を見ることができます。

竹子湖

竹子湖のあじさいスポット
竹子湖マップ

5月末から6月にかけて、陽明山の竹子湖では色とりどりのあじさいが開花します。

わたしもつい最近訪れましたが、たくさんの人でにぎわっていました。

陽明山の竹子湖はあじさいの名所

陽明山のあじさい
竹子湖にはあじさい畑が広がる

1717番のバスと108番のバスが竹子湖に停車します。

登山好きな方であれば、陽明山のバス停から山道を歩いて直接竹子湖に行くことも可能です。

陽明山のバス停から竹子湖までの所要時間は約1時間です。

わたしが行ったときもたくさんの登山愛好家の方たちが、ハイキングを楽しんでおられました。

遊歩道が整備されているところが多いので安心です。

陽明山の竹子湖には湖がない

竹子湖周辺の観光スポット

竹子湖は湖でありません。

わたしはこのことを知らずに、竹子湖にいって湖を探していました(笑)

溶岩が噴出したことで元々あった湖水は流出し、現在は湿地になっています

その結果、肥沃な土壌ができ、あじさいをはじめとして様々な植物の生育に最適な環境になっています。

2月~5月初旬ごろは海芋(カラー)、5月末から6月にかけてはあじさいが見頃です

108番の竹子湖駅から徒歩5分ほどで、あじさいが咲き誇っている場所にたどり着けます。

陽明山のあじさい鑑賞は有料

竹子湖のあじさい

竹子湖のあじさいは、自然のものではありません。

各農家の方が大切に育てているものです。

竹子湖周辺には私が確認しただけで、8つほどの鑑賞スポットがあります。

それぞれのスポットは各農家の方が管理されており、それぞれの農園に入るためには100元(約500円)が必要です。

すべてのアジサイ園を周ろうと思うと、800元(約4,000円)かかります。

どこかひとつ行きたい場所を決めてあじさい鑑賞するのがおすすめです。

陽明山であじさいがきれいな場所

ほかのブログでは載っていない、おすすめの写真撮影スポットをご紹介します。

わたしがおすすめするスポットは、小油坑を望む場所にある六三海芋花園

六三海芋花園からは、今なお火山活動が続いている小油坑をバックにあじさいの写真を撮ることができます。

大変綺麗な写真が撮れるので、わたしのお気に入りの場所です。

六三海芋花園の近くにある頂湖財福繍球花園は360℃視界が開けており、こちらも人気の撮影スポットになります。

高家繍球花田水車寮第一園区

竹子湖で一番人気の撮影スポットは、高家繍球花田水車寮第一園区です。

ここはインスタグラマーの撮影などにも使われ、台湾人の間でいちばん人気のあじさい農園になります。

カラフルなあじさいがバランスよく配置されており、写真撮影にぴったりです。

どこに行こうか迷ったら、ここにいっておけば間違いないです。

陽明山から台北市内に戻る方法

擎天崗草原のバス停
平日の3時ごろでもバス停にはたくさんの人が並んでいる

陽明山周辺には流しのタクシーはいません

そのため、帰りもバスを利用する必要があります。

陽明山から台北に帰る小15番のバスは、夕方以降かなり混雑します

バスの運行間隔は30分に1本程度ありますが、1回で乗れないことも多いです。

わたしが平日の17時ごろに陽明山から士林夜市に行く小15番に乗ったときは、バス停で待っているすべての人が乗ることができませんでした。

休日だとさらに混雑することも考えられるので、短期旅行の際にはタクシーチャーターを利用することを検討してみてもいいと思います。

陽明山観光はタクシーチャーターが便利

陽明山

はじめての陽明山観光でバスにちゃんと乗れるか不安、山の上でWiFiがつながらず、迷子にならないか心配という方も多いと思います

海外の山で迷子になってしまったら、ほんとうに大変です。

タクシーチャーターサービスを利用すれば、陽明山や士林夜市、淡水などの観光地を貸し切りタクシーで回ることができます

陽明山に旅行に行きたいんだけど、行き方がわからないという方はぜひ利用してみてください。

台湾発の旅行会社、kkdayでタクシーチャーターを利用できます。

kkday公式サイト