2022年11月3日(木)、タイガーエア台湾の関西国際空港と高雄国際空港を結ぶ路線が再開されました。
大阪から高雄まで気軽に航空機で行けるようになります。
高雄や台南など、台湾南部を観光するときに利用できるおすすめの便です。
台湾初のLCC タイガーエア台湾は航空券が安い
タイガーエア台湾は台湾初のLCCです。
なんといっても魅力的なのは、航空券の安さ。
わたしがはじめてタイガーエア台湾に搭乗したとき、日本と台湾往復で約13,000円でした。
勘違いなさる方がいるかもしれないので再度強調しますが、往復の料金です。
片道約6,500円で台湾まで行けたのです。
これは、東京-大阪間の新幹線料金とほぼ同じです。
国内旅行にかかる交通費よりも安く済む場合もあり、台湾旅行=安いというイメージが定着したのもタイガーエア台湾のおかげかもしれません。
現在は世界的な燃油サーチャージの値上げ等もあり、コロナ前よりも航空券代が高いですが、片道13,800円~航空券が販売されており、往復3万円程度で台湾旅行が楽しめる場合も。
往復3万円でも十分安いです。
機内持ち込み荷物は10kgまでOKなので、バックパッカーの旅行も安心です。
他社のLCCでは機内持ち込みは7kgまでとしているところも多く、10㎏というのは本当に助かります。
今回搭乗した便でも預け荷物がなく、機内持ち込みのみの方も多く見受けられました。
セール情報等はタイガーエア台湾公式サイトに載っているので、是非チェックしてみてください。
タイガーエア台湾に搭乗する前に確認しておくこと
タイガーエア台湾では受託手荷物だけでなく、機内持ち込み荷物も重量計測が行われます。
規定サイズを超えていないかもチェックもされるので、機内持ち込み荷物の重量と大きさのチェックはしっかりしておくことが必要です。
ラゲージチェッカーなどを利用して、事前に計量しておくと安心できます。
特に帰国するときはお土産などで重さが増えるので、帰国時の方が注意が必要かもしれません。
具体的な手荷物のルールについては、タイガーエア台湾公式サイトに記載があります。
ご搭乗者1名につき機内持ち込み荷物1個〔サイズが54cm×38cm×23cm未満(このサイズは車輪及び取っ手など外部に突出している部分を含みます)〕とご搭乗者の身の回り品(ハンドバッグ、パソコンまたは免税品など)合計2個を合計重量が10キロを超えない範囲でお持ち込みいただけます。持ち物と手荷物は空港のスタッフがサイズ、数量、重量などを計測し、機内持ち込み手荷物を示す黄色のタグをつける必要があります。
機内持ち込みが合計10kg、合計2個まで持ち込めるのはすごいですよね。
さらに詳しい荷物に関するルールについては、タイガーエア台湾公式サイト【お手荷物に関するルール】をご確認ください。
無事にチェックインを終えたら、入国審査をして搭乗口に進みます。
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タイガーエア台湾の関空発高雄行き
11月3日(木)再開の路線、タイガーエア台湾の関空発高雄行きの便ですが、パッと見た感じでは全体の7割ほどが埋まっていました。
関空-高雄便の再開初日ということもあり、ゆったりと座れたのが個人的にはよかったです。
同じ時刻に他国へ行く便も複数あり、待合室はかなり混み合っていました。
待合室の賑わいを見ても、すでに海外旅行客が戻りつつあることがよくわかります。
タイガーエア台湾には、日本から帰国される台湾の方がたくさん搭乗されていました。
家族やカップルだけでなく、ひとりで搭乗される方も多かったです。
コロナ対策なのかはわかりませんが、搭乗口に一番近い関空のトイレが閉鎖されていました。
搭乗に当たっては優先搭乗というものが設定されていて、人生初の優先搭乗をすることに。
1番前の席だったのでいちばん最初に航空機に乗って、乗客がまだいない航空機内を撮影することができました。
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タイガーエア台湾の座席は座りごこちが良い
いよいよタイガーエア台湾の機内へ乗り込みます。
機体にはMacau Tigerのイラストが描かれていました。
いつもは後ろの方の席を利用するので余裕がなかったのですが、このようなイラストが描かれていたことに初めて気が付きました。
客室乗務員さんのベルトもタイガー柄で、とても可愛らしいです。
わたしは大の野球好きなので、タイガーエア台湾と聞くと、阪神タイガースをはじめとする野球チームとのコラボが思い浮かびます。
阪神タイガースの「トラッキー」と、タイガーエア台湾の「タイガー・フーちゃん」とのコラボも見てみたいです。
トラッキーの方がだいぶ年上ですが、どちらも可愛らしいですよ。
CAさんたちは乗客が乗り込んだら、荷物を棚に入れる手伝いをしてくれます。
座席は3列並びのシートが2つあり、真ん中に通路が1つあります。
1番前のシート(タイガーコンフォート)と、12.13列目の非常口席(タイガーコンフォート)は足元が広めでとても快適です。
快適さを求めるなら、そのなかでも1番前のシートをおすすめします。
2~4列目のシート(タイガークイッカー)は空港到着時に早く降りることができるので、人気の座席となっています。
入国審査で待つ時間を短縮できるのがメリットです。
非常口席を除く5列目以降のシート(タイガーバディ)は、一般席になります。
個人差はありますが、前の席に膝がつかないぐらいです。
今回のフライトでは、1番前のシート(タイガーコンフォート)に座りました。
LCCとは思えないぐらいのフカフカのシートで、約3時間半のフライト時間を快適に過ごせました。
お隣さんがいなかったこともあり、ひじ掛けも占領できてまるでLCCじゃないみたいです。
この席はリクライニングもできます。
LCCなのでテレビはついていませんが、ダウンロードした映画等をスマホで見ている人がいて「賢いな」と思いました。
足元はご覧の通りの広さです。
普通に座っても膝が前につくことはありません。
足を前に伸ばすことができますし、トイレに行くときも横の人に立ってもらわなくても大丈夫です。
新幹線のシートと同じくらい快適でした。
タイガーコンフォートの座席は快適だったので、今度乗るときもまた利用したいですね。
タイガーエア台湾のフライト前確認
今回はいちばん前の席に座ったので、人生ではじめて航空機の扉を閉めるところを目撃しました。
1人のCAさんが扉を閉めてから、扉全体をなでるように確認します。
その後別のCAさんがもういちど同じ確認をして、グッドサインを出したら確認終了です。
そのあとは、機内設備の各種説明が行われました。
まず最初はシートベルトの締め方についていです。
シートベルトの着用方法をデモンストレーションしてくれます。
デモンストレーション用のシートベルトは青色ですが、実際は黒色です。
次は救命胴衣の着用方法です。
救命胴衣の着用方法をデモンストレーションしてくれます。
最後は酸素マスクの着用方法です。
酸素マスクの着用方法をデモンストレーションしてくれます。
一番前の席だったので、着用方法をしっかりと見ることができました。
タイガーエア台湾の機内食が美味しい
今回タイガーエア台湾を利用していちばん驚いたことは、機内食が美味しかったことです。
機内食は別料金ですが、わざわざ注文しても良いぐらいのクオリティーです。
機内食は軽めの弁当ぐらいのサイズで、台湾についてから小吃をたくさん食べることを考えると丁度よい分量だと思います。
2022年の秋冬料理(2022.10.30~2023.3.25)は、朱如茵(LIYA)さんが監修しています。
朱如茵(LIYA)さんは、アメリカの料理番組「マスターシェフ・ジュニア・USA」で優勝しました。
優勝したときは10歳で、2022年現在まだ14歳の若さです。
今台湾の料理界で注目されている逸材なんですよ。
関空から高雄行きの機内食は、LIYAのスペシャル【ハニーローストチキンとビーフン】でした。
ローストチキンの旨味とビーフンの口当たりがマッチして、とても美味しかったです。
とても14歳の少女がプロデュースしたとは思えない、クオリティーの高い味わいでした。
高雄から関空行きの機内食はこんな感じ。
LIYAのスペシャル【甘酸っぱいエビとパイナップルと胡桃のチャーハン】です。
ぷりぷりのエビと胡桃のサクサク感、パイナップルの酸味が合わさってお口のなかが幸せになります。
チャーハンも機内食とは思えないほどパラパラで、口当たりがよかったです。
メインディッシュに加え、ソーダ水とポップコーンもついてきます。
LIYAのスペシャルメニュー以外にも、排骨飯や鶏肉飯、牛肉飯なども選択可能です。
タイガーエア台湾の機内食は、台灣虎航秋冬料理の詳細ページからチェックすることができますよ。
タイガーエア台湾を降機して高雄観光へ
今回の関空ー高雄間のフライト時間は、3時間45分でした。
3年前はフライト時間が長く感じたものですが、今回はあっという間でした。
年を取ったのもあるし、約3年ぶりの台湾ということでワクワクしていたのもあると思います。
実は高雄国際空港を利用するのははじめてで、高雄に近づいていくにつれて見える景色が新鮮でした。
天気予報では雨ということでしたが、実際には晴れ。
雨一粒降っておらず、拍子抜けしてしまいました。
実は3泊4日の間天気予報ではすべて雨だったのですが、全日程晴れでした。
航空機を降りて外に出ると、言葉で表現できない台湾らしい臭いがします。
この臭いをかぐと、「台湾にきたんだ」という実感が毎回わきますね。
航空機を降りてからは抗原検査キットをもらう以外、コロナ前と変わらない入国手続きでした。
※台湾への入国手続きについては別記事でまとめます。
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入国審査を終えてホテルへ移動する道中、ひさしびりの台湾の街並みをみて懐かしさを覚えました。
すっかり忘れていたのですが、高雄は11月でもめちゃくちゃ暑いです。
大阪は肌寒くトレーナーを着ていったので、台湾について街を歩くと汗が噴き出てきました。
11月だというのに30℃を超える暑さで、半そで半ズボンでよかったなと後悔しました。
夜は涼しくて過ごしやすいですが、それでもTシャツ&短パンで十分な気候でした。
久しぶりに夜市の熱気を味わって、3年ぶりに台湾に戻ってきた実感がようやく湧きあがってきます。
やはり台湾と言えば、活気がある夜市ですよね。
※高雄観光については別記事でまとめます。
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高雄から関空行きもタイガーエア台湾で
台湾から日本へ帰るときも、タイガーエア台湾を利用しました。
今回は、高雄国際空港から大阪の関西国際空港へ向かう6時40分発の便です。
朝とても早い便だったので、空港は人が少なく空いていました。
タイガーエア台湾のカウンターには列が出ていて、その多くが日本へ向かう台湾の人たちです。
台湾観光を終えた日本人の方たちも結構おられました。
海外旅行が本格的に再開されて、たくさんの旅行客が日本と台湾を行き来しているのが嬉しいです。
やっともとに戻ってきたなという感じですね。
日本から台湾へ向かう便と、台湾から日本へ向かう便では少し違いがあります。
日本の空港では日本語でチェックインができるのですが、台湾の空港では中国語でのチェックインが基本です。
中国語に慣れていないと少しびっくりするかもしれませんが、日本語の説明書等もあって困ることはありませんでした。
チェックインカウンターのスタッフは、わたしが日本人だと分かると英語で説明をしてくださいました。
それ以外は上記で触れた手順の通り、チェックイン→手荷物検査→入国審査という順番で進みます。
これは日本でも台湾の空港でも同じです。
その後搭乗口まで行き、航空機に乗り込んで日本へ向けて出発です。
機内では先ほどご紹介した機内食を食べる以外には、ぐっすりと眠っていました。
お土産を買ったりなんやかんやで遅くなり、昨夜は1時間ぐらいしか寝ていなかったので。
気が付いたら関空についていて、最後に客室乗務員さんたちが見送りをしてくれました。
日本入国時には、税関カードの記入とVisit Japan Webの登録が必要です。
税関用のカードを機内で渡されるのでもらっておきましょう。
わたしは外国人に間違えられて別の書類も渡されましたけど、日本人は税関用のカードを書くだけでOKです。
税関用のカードですが、Visit Japan Webで検疫(ファストトラック)を事前にネットで済ませていれば、記入の必要はありません。
ただ、Visit Japan Webは2022年11月に始まったばかりで、チェックに時間がかかっていましたので、紙に書いておいた方が早く審査を通過できると思います。
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タイガーエア台湾を利用してみて
台湾の高雄に行くのも、タイガーエア台湾に搭乗するのも久しぶりでした。
以前行ったときの高雄とは全然印象が違い、新しいスポットがたくさんできていました。
はじめての台湾旅行者は台北に行くことが多いですが、高雄と台南をはじめての台湾旅行の目的地に選んでも楽しいと思います。
日本人は台湾新幹線の乗り放題チケットが安く買えるので、台北と台南と高雄に行っても良いかもです。
タイガーエア台湾もより利用しやすくなっており、特に機内食の進化がすごかったです。
本格的な台湾の味が楽しめるので、最初の台湾グルメを機内で食べるのはいかがでしょうか。
フライトも安定していて、飛行中揺れることもほとんどありませんでした。
客室乗務員の方々もとても優しくて、安心して過ごせると思います。
台湾初のLCCということで航空券の値段が安いので、弾丸台湾旅行に是非利用してみてください。
定期的にセールも開催しているようななので、こまめに公式サイトをチェックされることをおすすめします。