台湾旅行に行くときにお金をどのように両替すればいいのか、多くの旅行者が悩むと思います。
現在台湾在住で日本円から台湾ドルへの様々な両替方法を試してきた筆者が、自分自身の失敗体験をもとにお得な両替方法を紹介します。
日本の空港で日本円から台湾ドルに両替した場合の手数料
日本の空港なら日本語が通じるし安心と思うかもしれません。
確かにそういった側面もありますが、手数料の面から考えるとかなり損をしてしまいます。
日本の空港で日本円→台湾ドルに両替すると、10%程度の手数料が取られるからです。
※両替所によって異なる
実際に私が利用したことのある関西国際空港、中部国際空港内の某両替所の手数料(日本円から台湾ドルへの両替)は10%を超えていました。
日本の空港の両替所で1万円を両替すると、手数料だけで1,000円がかかる計算です。
もし日本の空港で10万円を両替する場合は、手数料だけで諭吉が1枚なくなります。
台湾の空港で日本円から台湾ドルへ両替した場合の手数料
台湾の空港での両替手数料は、一律30元(日本円で約120円)になります。
両替金額の10%を取られる日本の両替所より、台湾の空港の両替所の方が圧倒的にお得です。
一律約120円なので、10万円を両替しても手数料は約120円のみ。
日本の空港で10万円を両替した場合は手数料1万円、台湾の空港で10万円を両替した場合は手数料120円となり、その差はあきらかです。
手数料だけで9900円の差になります。
台湾の空港の両替所のスタッフは日本人に慣れており、日本語しかできなくても両替は可能です。
日本円を窓口の人に渡せば、すべてやってもらえます。
台湾の空港にはいくつか両替所がありますが、どれも台湾大手の銀行で手数料も同じです。
実はさらに安くする方法もあります。
台湾桃園空港の第2ターミナルの1階ロビーに設置された外貨自動両替機なら、両替所の窓口で両替する場合にかかる手数料30元(120円程度)も不要になるんです。
両替機は日本語に対応しているので、中国語がわからない方でも簡単に操作することが可能です。
両替機は兆豊銀行が運営しているため、レートは兆豊銀行のレートが使用されます。
台湾旅行で余った現地通貨は、空港にある両替所で日本円に戻せます。ただし、手数料が取られる場合もあるので注意が必要です。次回の台湾旅行に備えて保管しておくのもありだと思います。台湾の空港にある両替所台[…]
台湾の銀行で日本円から台湾ドルに両替した場合
台湾の銀行では、空港の両替所でかかる手数料30元を無料としているところもあります。
レートは各銀行によって違います。
レートが良くても手数料がかかる銀行もあるので、単純にレートだけでは比較しないほうが良いです。
※レート一覧と手数料は、findrateというサイトで確認できます。
市内の銀行で両替する場合、簡単な中国語や英語で会話する必要があるのが注意点。
120円の手数料節約の為に市内の銀行を利用するのは、時間のロスになるのでおすすめはしません。
台湾の空港で両替するのが利便性が高いと言えるでしょう。
デビットカードで日本円から台湾ドルに両替した場合
海外で利用可能なデビットカードがあれば、台湾で現地通貨(台湾ドル)を引き出すことができます。
わたしも台湾に住み始めた最初のころは、デビットカードでお金を引き出していました。
台湾の空港やコンビニのATMで台湾ドルが引き出せます。
デビットカードはATMでお金を引きだすときに、海外事務手数料(2-3%くらい)がかかります。
この海外事務手数料は、デビットカードの種類によって違います。
日本の空港で両替する場合にかかる10%の手数料よりは安いです。
ただし、単純に手数料だけで比較することはできません。
台湾の空港の両替所が銀行のレートを適用しているのに対して、デビットカードはカードブランド(VISA、マスター、JCBなど)のレートを適用しています。
銀行のレートの方が良いことが多く、台湾の空港での両替の方がお得になる場合が多いです。
クレジットカードで日本円から台湾ドルに両替した場合
日本円を台湾ドルに両替をする1番お得な方法は、クレジットカードのキャッシングです。
クレジットカードで現地通貨を引き出す場合、海外事務手数料はかかりません。
デビットカードでは海外事務手数料(2-3%くらい)ですから、その分お得と言えるでしょう。
ただし、手数料がかからない代わりに、利息がかかります。
海外事務手数料は無料ですが、年利18%の利息が必要です。
通常クレジットカードは毎月引き落としとなるため、18%の利息を払う必要はなく、引き落とし日までの利息(20日~40日程度)が引き落とされます。
デビットカードで10万円を両替した場合、手数料は3000円です。※海外事務手数料が3%の場合
クレジットカードで10万円を両替した場合、利息は1500円です。※年利18%、返済期間30日の場合
引き落とし日を待たずに、「繰り上げ返済」をすれば利息分はさらに減らせます。
クレジットカードを使った両替方法
日本語 | 中国語 | 英語 |
引き出し | 提款 | Withdrawal |
パスワード | 密碼 | PIN(password) |
クレジットカード口座 | 信用卡帳戶 | credit account |
この3つの単語さえ分かっていれば、簡単に台湾ドルを引き出せます。
覚えなくても、このページを見ながら操作すればOK。
台湾ドルから日本円への両替の流れ
台湾のATMは年会費無料のエポスカードが使えますよ。
エポスカードは台湾に日本語対応窓口がある数少ないカード。病院の予約、通訳の手配も簡単です。けがや病気の時に使える補償額は最高270万円。年会費無料で即日発行もできるので、台湾旅行前に作っておくと安心です。
【結論】クレジットカードで両替するのがお得
繰り上げ返済可能なクレジットカード(エポスカード等)を使ってキャッシングするのがお得です。
エポスカードは海外旅行保険が付帯しており、台湾旅行には欠かせないクレジットカードです。
エポスカードで両替すれば、お得に台湾旅行を楽しむことができます。
カードブランド(VISA、マスター、JCB)や銀行によってレートや手数料は異なるので、もっと安くなる方法もあるかもしれません。
単純に比較することはできませんが、日本で両替しない方がよいのは間違いないでしょう。
両替する金額がそこまで多くないなら、台湾の空港で両替して、足りなくなった分はエポスカードでキャッシングするのが分かりやすくて良いと思います。
エポスカードがあれば海外で現地通貨を下ろせたり、病気やけがになったときにキャッシュレスで病院に行けます。 台湾旅行で使えるエポスカードについて詳しく知りたいと考えておられる方に向け、使い道を詳しくご紹介します。海外旅行で[…]