台湾の冬はダウンジャケット必須。気温は高いのに寒さを感じる訳

冬に台湾旅行を計画されている方は、どんな服装をしていけばよいか悩まれると思います。

台湾は沖縄から近く(石垣島からは200㌔)、気候は沖縄に似ていて暖かいです。

ただし、台湾北部と南部では気温や気候が異なり、冬にはダウンジャケットが必要な場合もあります。

台湾・台北市 冬の平均気温と服装

台湾の冬

日本人旅行者に人気の都市が、台湾北部にある首都、台北市です。

はじめて台湾旅行に来た人の多くが、台北を目的地とされています。

台北の冬の平均気温は20℃前後です。

台北は冬でも最高気温が30℃を超え、Tシャツ1枚で過ごせる日もあります。

気温だけで見ればダウンジャケットなしでも過ごせそうですが、地元の方がダウンジャケットを着ているのには訳があります。

温暖な気候だと思われている台北ですが、実は冬の最低気温が10℃を下回ることもあるんです。

台北は雨や曇りの日が多く、太陽の光が届かずに体感温度はさらに下がります。

さらに追い打ちをかけるように、台北のホテルや商業施設、公共交通機関には基本的に暖房設備がありません。

暖房を完備している日本と比べて、暖房がなくコンクリート造の建物が多い台北は、冬の寒さがより体に堪えるんです。

30℃近かった日の翌日、10℃近くまで気温が下がることもあります。

台北の冬は寒暖差が大きいため、軽量で持ち運べるダウンジャケットがおすすめです。

1枚持っておくと役に立ちますよ。

とはいえ、台北は東京と比べて平均気温が5~10℃ほど高く、台北の冬(12~2月)は東京の秋(10月)と同じくらいの平均気温です。

台北で雪が降ることはほとんどなく、直近で雪が観測されたのは7年前。

台北にある陽明山で観測されました。

台北市内をメインに観光するなら大げさな防寒着は不要ですが、山間部に行ったり、バイクに乗った利する予定があるなら、防寒着も持っていきましょう。

台湾・新北市 冬の平均気温と服装

台湾を観光する女性

新北市は台北市を囲むように位置している都市で、台湾でいちばん人口が多い街です。

日本人旅行者がいちばん多い千と千尋で有名な九份、ランタン飛ばしで有名な十分など、人気観光地が多数あります。

九份や十分は山間部に位置しており、台北と比べて気温が低いです。

冬の時期に九份や十分に観光に行こうと考えているなら、ダウンジャケットやコートを着ていったほうが無難でしょう。

なかでも九份は年間の3分の2日が雨と言われており、気温以上に寒さが感じられます。

新北市の山間部に旅行に行く予定なら、日本と同じくらいの防寒対策をしていくことをおすすめします。

一例として九份は、冬の体感温度が10℃前後になることが多いです。

日本の冬の装備と同じものを準備しておくと良いでしょう。

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ズズの台湾in九份

台湾・台中市 冬の平均気温と服装

台湾観光を楽しむ女性

近年、若い女性を中心に人気を集めている、台湾中部の都市が台中市です。

台中市には台湾のウユニ塩湖と言われる高美湿地や宮原眼科、虹の村などの観光スポットがあります。

台湾チアのチュンチュンが在籍しているプロ野球チーム、中信兄弟のホーム球場があるのも台中です。

台中市内は冬でも20℃後半の気温になることも多く、北部の台北市や新北市に比べてさらに暖かいです。

日中ダウンジャケットやコートは必要なく、薄手の羽織りものがあれば十分でしょう。

夜になると冷え込むこともあるので、冷え性の人は余分に防寒着を準備しておくのがおすすめです。

台中のホテルでも暖房がないところが多いので、ブランケットを持っていくのもありだと思います。

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高美湿地

台湾・高雄市 冬の平均気温と服装

高雄の冬支度

台湾南部の都市、高雄は近年日本人観光客にも注目されるようになってきました。

実は台北と高雄では、冬の時期の気温がかなり違います。

台北では上着、山間部ではダウンジャケットやコートが必要なことがありますが、高雄では冬でもコート類は必要ありません。

高雄観光の定番スポット、小琉球では1年中シュノーケリングを楽しめます。

年間を通して海水温が25℃前後と暖かく、もちろんダウンジャケットは不要です。

台北と高雄は台湾新幹線で約2時間ほどの距離ですが、気候はかなり異なります。

冬でも最高気温が30℃近くなりますし、最低気温も15℃前後までしか下がりません。

冬の高雄旅行でおすすめの服装は、半そで、半ズボン。

寒がりの人でもダウンジャケットは必要なく、薄手の羽織りものがあれば十分です。

冬の時期でも紫外線が強烈なので、日焼け止めや帽子、サングラスなどが必須アイテムとなります。

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小琉球

台湾の冬を攻略する方法

台湾の服装

台湾は冬でも雪が降らず、気温もそれほど下がりませんが、台湾北部や山間部では10℃以下に冷え込むこともあります。

台北の冬は寒暖差が激しく、半そでで良いくらい暑い日とダウンジャケットが必要なほど寒い日が頻繁に入れ替わります。

台北市や新北市、登山予定の方はダウンジャケットやコートを持っていくと安心です。

台湾旅行前に、1週間予報を見ておくことをおすすめすます。

台湾南部はよほどの冷え性の方でない限り、防寒着は不要と考えて問題ないでしょう。

台南や高雄など台湾南部を観光するときは、防寒着よりも紫外線対策の方が重要です。

南部では冬でもマリンアクティビティを楽しめるぐらいですから、寒さについては心配ありません。

旅行する地域や旅行日当日の気候に影響される部分は大きいですが、以上を目安として服装を決めれば問題ないです。

冬の衣類はかさばりますが、旅行用圧縮袋を使えばスーツケースを有効活用できます。