北投温泉エリアにある高級ホテル、日勝生加賀屋を訪れました。
日本式のおもてなしが受けられることで有名で、世界各国からお客さんが訪れます。
気になるお部屋や温泉、お食事についてご紹介します。
北投温泉 日勝生加賀屋の行き方
日勝生加賀屋は、2010年12月18日に北投温泉街でオープンした旅館です。
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(主催：旅行新聞新社)で、総合1位に36年連続で輝いたことでも有名な、石川県の和倉温泉加賀屋が手掛けています。
地上16階建てで、総客室数は91室(7～16階が客室)。
大林組グループの台湾大林組JVが建設に携わった、伝統的な数寄屋造りが特徴です。
MRT新北投駅から徒歩5～10分ほどの距離ですが、駅からは予約制の無料シャトルバスも出ています。
フロントはエレベーターで上がった2階にあり、広々としたスペースでした。
チェックインは15時からで、チェックアウトは11時。
フロントの向かい側には、全28席を備えた日和カフェがあります。
チェックイン時間より前にホテルに到着された方は、日和カフェでお茶をするのもいいかもしれません。
もっと早い時間に到着する予定であれば、3階にあるレストランで会席ランチを楽しむのも良いでしょう。
北投温泉博物館や北投図書館を眺めながら、優雅にお食事を楽しめます。
日勝生加賀屋
住所：台灣台北市北投區光明路236號
最寄り駅：MRT新北投駅 ※予約制のシャトルバスあり
チェックイン：15時以降
チェックアウト：11時まで
電話：02-2891-1238
北投温泉 日勝生加賀屋でお食事を楽しむ
3Fにある天翔レストランは、日本式の会席料理を提供するお店です。
座席数は全130席あり、個室は5部屋用意されています。
北投公園を一望できる全面窓からは、北投温泉博物館の姿を見られます。
上記写真の奥に写っているのが北投温泉博物館です。
天翔レストランは、ビュッフェスタイルの朝食(07:00 ~ 10:00)、会席料理ランチ(11:30 ~ 14:00)、会席料理ディナー(17:30 ~ 21:30)を提供しています。
ちなみに、宿泊客の朝食は天翔レストランで提供されます。
今回は、2023年春の会席料理ランチをいただきました。
お食事のご案内をしてくださったのは、波乃さんです。
波乃さんは日勝生加賀屋で働く台湾出身の仲居さんで、日本語が堪能な方でした。
日勝生加賀屋では、仲居さん全員に日本語名がつけられているとのことです。
波乃さんは食事中ずっと付いてくださり、お料理の説明をしてくださいました。
こちらは、前菜の竹の子最中(手前)と海老のずんだ和え(奥)です。
竹の子と最中の組み合わせは意外でしたが、食感がよくておいしくいただくことができました。
海老のずんだ和えは、見た目からも涼しさを感じることができます。
さっぱりとした口当たりで、前菜にぴったりでした。
向付は、旬のお造り(はまちと中トロ)です。
はまちと中トロは脂がのっていて、口の中に入れるとすぐにとろけてなくなります。
焼物は、香ばしい香りが印象的な地鶏炭火焼です。
レモンと大根おろしをつけて、さっぱりといただけました。
台物は牛肉の酸菜味噌鍋で、アメリカ産牛肉を使用しています。
酸菜味噌鍋は白菜の漬物を使ったお鍋で、台湾で一般的に食べられているお料理です。
お肉がやわらかくて、お野菜も新鮮でスープとよく合います。
御飯物はしらす炊き込みご飯です。
しらすの旨味が味わい深い贅沢な一品で、おかわりすることもできます。
止椀は豆乳汁です。
癖のない口当たりで、さらっといただけます。
水物は小豆水羊羹です。
小豆水羊羹にはホイップクリーム、イチジクが添えられています。
お皿には桜の花が描かれており、可愛らしさがありました。
メニューは季節によって変わり、季節に応じた旬の食材を楽しむことができます。
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北投温泉 日勝生加賀屋のお部屋
日勝生加賀屋の客室は7階から16階にあり、眺めがよくて落ち着いた空間でした。
一部ビューなしのお部屋もありますが、ほとんどのお部屋から景色が見られます。
目の前は公園なので遮るものがなく、遠くにある陽明山を見渡すことができますよ。
時間が経つのも忘れて、のんびりとお部屋でくつろぐ台湾旅行も悪くありません。
こちらのお部屋「ガーデンビュー和洋スタンダードスイート」は和洋折衷で、和式のリビングのとなりに洋式の寝室があります。
1日中お部屋に居たくなるような素敵な空間でした。
チェックイン可能人数は2～4名で、備え付けベッド数は2つ。
エキストラベッドは、有料で2つ追加することができます。
「ガーデンビュー和洋スタンダードスイート」のお部屋は温泉付きです。
浴槽は広々としており、窓越しに外の景色を楽しむことができます。
さらにグレードの高いお部屋には室内浴槽に加え、露天風呂も付いているそうです。
大理石でできた浴槽には段差がついていて、腰かけて座ることができます。
お子さんと横並びで座っても余りあるくらいの広さで、快適に温泉を楽しむことができますね。
アメニティーは英国発のスキンケアブランド、ESPAの製品を使用しています。
リッツカールトンなどでも使用されている高級ブランドです。
バス・トイレ別なのもポイントが高いところです。
ウォシュレット付きの温水洗浄便座で、清掃も行き届いていました。
お部屋の冷蔵庫には、アサヒスーパードライ、ダルマサイダー、ポカリスウェット、カルピスソーダ、日勝生加賀屋オリジナルのお水が常備されています。
お水だけでなく、炭酸飲料やビールまであるのはポイント高いです。
こちらのドリンクは無料で提供されています。
日勝生加賀屋の宿泊予約はkkday公式サイトから行えるので、是非チェックしてみてください。
北投温泉 日勝生加賀屋の日帰り温泉
次にご紹介するのが、日勝生加賀屋の5Fにある日帰り個人風呂(湯屋)です。
日帰り個人風呂(湯屋)は2人用、1回のご利用時間は90分となっています。
個室温泉には洗面台やトイレ、ソファーとテレビがあり、アメニティーセットやバスタオル、ドライヤー、ミネラルウォーターが完備されていました。
お風呂のタイプは全17種類あり、陶器やヒノキ、大理石を使った浴槽がありました。
こちらはヒノキを使った浴槽で、良い香りに包まれながら温泉を楽しめます。
浴槽に3つある蛇口のうち1つが温泉で、残りが2つが普通のお水が出ます。
温泉の温度が適温ではない場合、お湯またはお水を入れることで温度を調整する仕組みです。
ヒノキを使った浴槽以外に、陶器タイプの浴槽もあります。
陶器を使ったものも、なかなかおしゃれで素敵ですよね。
個人的にはヒノキがいちばん良さそうに思えたものの、陶器のお風呂も捨てがたいです。
こちらは大理石を使った浴槽です。
台湾では大理石を使った浴槽が一般的で、特に個室温泉ではよく見かけるタイプになります。
日帰り温泉には個人風呂(湯屋)以外にも、大浴場やヒノキ岩盤浴もあります。
kkday公式より予約ができますので、是非チェックしてみてください。
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【kkday公式サイト】日勝生加賀屋 個人風呂・大浴場プラン
北投温泉 日勝生加賀屋の浴衣＆茶道体験
北投温泉 日勝生加賀屋では浴衣のレンタルをやっています。
2階にあるフロント横に浴衣が並べられており、好きなものを選んで着ることができるんです。
カラフルで涼しげな浴衣を着て、館内のフォトジェニックなスポットで写真を撮れます。
6階にある金娘苑は日本庭園をイメージしており、茶道体験や結婚式場として使われています。
茶道体験は宿泊客無料なので、お泊まりの方は是非参加してみてください。
上記写真奥に見える、ふすまで仕切られたお部屋が茶道体験の会場になります。
茶道体験開始時間になると、ふすまが開かれて中に入れます。
日本庭園が再現された空間にいると、ここが台湾だということを忘れてしまいそうです。
参加者は10名ほどで、日本人の方はおられませんでした。
説明はすべて中国語でしたが、身振り手振りをみていればなんとなくわかります。
お茶と共に提供されるお菓子は優しい味わいで、とてもおいしかったです。
15分ほどの茶道体験で、基本的な茶道のマナーを教えてもらいました。
台湾の方から茶道を教えてもらえる貴重な機会なので、日勝生加賀屋に宿泊される方は是非体験してみてください。