台湾の猫村はCNNの調査で世界6大猫スポットに選ばれた、猫好きにはたまらない場所です。
アクセスしにくい場所にある、猫村の行き方と観光スポットをまとめました。
猫カフェでのんびりと楽しむのもいいですし、廃墟巡りをしても楽しいですよ。
台湾猫村の行き方
台北駅から猫村には台湾鉄道で行けます。
台北駅から羅東、宜蘭、花蓮方面行の台湾鉄道に乗車し、約60分で猫村の最寄駅猴硐駅に到着です。
台北から猴硐に向かう列車の途中には、九份の最寄り駅である瑞芳駅もあります。
午前中に猫村を観光して、午後に九份観光を楽しむコースが効率的です。
猫村は猴硐駅前にあるので降りる駅さえ間違わなければ、迷う心配はいりません。
猫たちも駅舎の中までやってきます(笑)
猫好きにはたまらない観光スポットです。
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台湾猫村にいる猫たち
猴硐駅にかかっている陸橋を渡り、徒歩5分ほど進むと猫村の中心部です。
駅前にはセブンイレブンや瓦屋根の建物があり、日本の田舎と変わらない風景。
日本統治時代に炭鉱の町として知られていただけあって、どこか懐かしさを感じさせます。
飲食店やお土産ショップも数店舗ありました。
駅前にある猫のマークが目印のお土産ショップでは、猫の形になっているパイナップルケーキが販売されています。
ガイドブックでも紹介されたことがあるお土産なので是非チェックしてみてください。
日が当たっていているときは猫たちは日向ぼっこをしています。
愛くるしい表情に癒されること間違いなしです。
駅のホーム、電車、猫をカメラの構図に収めることができますよ。
鉄道写真家からも人気が高い写真撮影スポットです。
物憂い気な目でこちらを見る姿に癒されますよね。
猫村の猫は、人間に慣れているので写真撮影をしているときに逃げることもないです。
逆に猫の方からこちらによって来てくれます。
猴硐駅のホームと一緒にとってくれよとばかりに、壁によじ登ってポーズをとってくれる猫もいます。
写真撮影スポットで待機していれば、餌をくれることを知っているのでしょうか?(笑)
猫村は非常にコンパクトな街のため、1時間あれば一通り観光することができます。
せっかく猫村にきたのでもう少し観光したいと思ったわたしは、猫村から足をのばしてほかの観光スポットに行ってみることにしました。
なんと、そこにも猫がたくさんいて可愛らしい猫の写真をたくさん撮れちゃいましたよ。
わたしが行った鉱工紀念館は、廃墟好きな方には有名なスポットです。
こちらにもたくさんの猫たちがいて日向ぼっこを楽しんでいました。
台湾猫村の猫カフェ
猫村は広島の尾道のように、石畳の階段が続いている場所です。
猫村には地元の方が住んでおり、立ち入り禁止と書かれたところには立ち入らないように気をつけましょう。
石畳の階段を登ること10分くらいで、頂上にある猫カフェに到着できます。
結構急な階段が続いているので、少し疲れを感じます。
猫カフェは5店舗ほど、お土産屋さんは2店舗ほどが営業しています。
猫村にある猫カフェには、猫がたくさんいます。
猫をかたどったおいしいスイーツやドリンクをいただけます。
猫村の猫たちは割と自由なので、猫カフェの看板猫が勝手に外出してお店にいないこともあるようです(笑)
わたしが猫村の猫カフェにいったときも、ちょうど扉があいたタイミングを見計らって看板猫が外に出て行ってしまいました。
猫村217珈琲館は、5店舗ほどある猫カフェのひとつです。
お店には3匹の看板猫がいて、部屋の中を自由に歩き回っています。
猫カフェに入るときは、お店の猫が出てしまわないように慎重に入る必要がありますね。
看板猫さんが外にでてしまうこともあるようです。
可愛い猫さんがコーヒーに浮かんでいるように見える猫ラテは、120元で購入できます。
グッズの販売をしているので、お土産の購入にも良さそうです。
猫村にある炭鉱廃墟
猴硐駅の目の前には、日本統治時代に造られた炭鉱跡と廃墟となっている工場があります。
こちらの廃墟にも猫たちが戯れているので、廃墟と猫という構図で写真が撮りたい方に人気のスポットです。
日本人にとってはどこか懐かしく感じるような光景が続いています。
炭坑(採掘場)と工場を結ぶ橋も現存しており、写真撮影スポットとして大人気です。
こちらの橋でも猫ちゃんが気持ちよさそうに日向ぼっこをしていましたよ。
猫村だけ観光して帰るともったいないので、炭坑の方にいる猫たちもぜひ写真に収めてみてください。
猫村にある炭坑トロッコ乗車体験
猫村から徒歩10分のところには、日本統治時代に鉱物の発掘が行われていた炭鉱跡があります。
ここでは当時使われていた炭坑用トロッコの運転や掘削体験をすることができます。
まずは炭坑内に入るトロッコに乗り込み、狭いトンネル内に入っていきます。
炭坑内は薄暗くて狭いです。
当時の炭鉱夫の方たちの大変な生活を想像でできます。
こちらの小型乗り物は、鉱物を運び出すときに使われていたものです。
実際に運転体験をさせていただきましたが、コツをつかむのが難しく前になかなか進めませんでした。
大きなバールを左右に動かすことで前進します。
鉱物を積み込んで工場に運んだあと、また元の場所に戻ります。かなりの重労働です。
鉱物の掘削体験と運搬体験をした後は、人専用のトロッコで元の場所に戻りました。
この体験を通して、炭坑で働くことの大変さを感じることができました。体力勝負というのもありますが、暗闇でひたすら作業をすることになるので、精神的にもきついと思います。
猫村にある鉱工紀念館
猫村の近くには、グーグルマップには載っていない炭坑の資料館があります。
こちらは、当時炭坑で勤務されていた方が当時の様子を知ってもらおうと作られた場所。
無料で展示室を見学することができます。
炭坑で使われていた日誌や作業用ヘルメット、工具など貴重な資料が展示されています。
その当時めずかしかった女性の作業員の写真もありました。
美人の作業員として当時の新聞などで紹介されていたようです。
資料館は、瑞三本鉱坑口という鉱山の入り口前にあります。
台湾の猫村から歩いて15分くらいで行けるので、お時間のある方はぜひ足を運んでみてください。