彰化扇形車庫への行き方。約100年前に作られ今も現役で見学可能

台中彰化にある扇形車庫は約100年前に作られた鉄道専用の車庫です。

保存状態がよく、現在も現役で鉄道車両の車庫として使われています。

台湾政府によって古跡指定されている文化財で一般の方も見学可能です。

彰化扇形車庫の行き方

扇形車庫

彰化扇形車庫は世界で唯一現役で使われている鉄道専用の車庫です。

日本にも扇形車庫は11か所にありますが、そのすべてが役目を終えて現在では使用されていません。

1日に数回ある転換格納作業もタイミングが良ければ見学できます。

台北から台中彰化にある扇形車庫に行く方法は2つあります。

台湾新幹線と台湾鉄道を乗り継ぐ

台北から台中駅まで台湾新幹線を利用するのが便利です。

台中駅からは台湾鉄道に乗り換えて彰化駅にアクセスできます。

台北から台中までは新幹線で40分程度、台中駅から彰化駅までは20分程度です。

彰化駅からは徒歩10分ほど歩けば彰化扇形車庫の入り口に到着します。

台中ー彰化間は平日昼間でも30分に1本程度の運行本数があり便利です。

台湾鉄道のみでアクセスする

台北から台湾鉄道に乗り、彰化駅にいく方法もあります。

途中で乗り換える必要がなく、車窓を眺めながら駅弁を食べることが可能。

時間に余裕がある方におすすめのアクセス方法です。

台湾鉄道のみで台北ー彰化間を移動する場合、快速電車で2時間30分ほどかかります。

台湾新幹線を利用したアクセス方法と比べると1時間以上違いがあります。

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彰化扇形車庫の見学方法

台中の扇形車庫

台湾の扇型車庫は現役で稼働していますが、見学が可能です。

見学可能時間は火曜日~金曜日の13:00~16:00、土日祝日の10:00~16:00。

月曜日は定休日のため、見学はできません。

※見学時間帯はイベント等によって変更になる場合があります。

台中の扇形車庫

扇形車庫を見学するにはパスポートが必要です。

パスポートを提示し、見学者の名前、携帯電話番号の記入をします。

入り口の守衛所で書類に記入をする必要があるのでご注意ください。

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彰化扇形車庫の歴史

彰化扇形車庫は日本統治時代だった1922年に検察されました。

約100年前に作られた車庫が改修、補修されながら現在も使われているのを見るのは感慨深いです。

きかんしゃトーマスに出てくる車庫にもよく似ていて、インスタ映えする写真を撮れることから鉄道ファン以外にも人気があります。

家族連れや若者などもよく訪れる人気のスポットです。

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ターンテーブル(転車台)

彰化の扇形車庫では、毎日車両の格納、出庫作業が行われています。

終電を迎えた電車が格納され、次の日の始発時間に出庫します。

その際に通るのが、ターンテーブル(転車台)です。

ターンテーブル上に車両が乗ったら、ターンテーブルを動かします。

そして、空いている車庫に格納されていきます。

ターンテーブルが稼働している様子は中々見ることができません。

基本的に多くの車両が移動をする朝方、夜には見学ができないためです。

SL車両

台中彰化の扇形車庫には、CK124型のSL車両(1936年製)も格納されています。

CK124型のSL車両は、鉄道関連のイベントで実際に運転されることもあります。

貴重なSL車両が車庫に入っているのを見られるのは彰化扇形車庫だけです。

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