台湾にきたら必ず食べたい、台湾かき氷についてご紹介します。
実は台湾かき氷は、日本統治時代に生まれたと言われている台湾スイーツなんです。
現在見られるかき氷は日本のかき氷と異なり、ある特徴があります。
台湾かき氷とは

台湾かき氷は、日本のかき氷が台湾流に変化を遂げたものだと言われています。
日本では、かき氷が1869年から食べられていたとされています。
1895年から台湾は日本統治時代に入り、かき氷を提供するお店が増えました。
当時の台湾では「医者よりもかき氷を売ったほうが儲かる」という言葉ができたほど、かき氷やさんがにぎわったそうです。
日本では台湾かき氷と呼ばれていますが、台湾では別の呼び名で呼ばれています。
日式刨冰という呼び名で、これは日本式のかき氷という意味です。
日本では台湾かき氷と呼び、台湾では日本かき氷と呼ぶのがおもしろいですよね。
台湾かき氷がふわふわなのは作り方に秘密あり

現在の台湾かき氷は、日本式のかき氷の作り方と違います。
日本のかき氷は氷にこだわり、清流の水を使ったものを氷にして削るところが多いです。
「どこどこの水を使っている」というのを売りにしているお店がありますよね。
日本式のかき氷では、削った氷にシロップをかけて食べます。
それとは対照的に、台湾かき氷は水を凍らせたものではなく、ミルクやフルーツを凍らせて削ったものが主流です。
ミルクやフルーツを削って作ったかき氷のことを、台湾では雪花氷と呼んでいます。
雪花氷は、アメリカCNNから世界のベストデザートTOP50に選ばれたこともありました。(2018年)
ミルク氷のふわふわ食感を味わうことができ、日本人観光客にも人気があります。
まるで雪の花が咲いているかのような雪花氷を見ていると、よだれがでてきそうです。
トッピングにマンゴーやイチゴ、抹茶などが添えられて豪華な見た目になっています。
ふわふわな台湾かき氷が食べられるお店

台湾かき氷は日本の流れを汲んでいることもあり、台湾には日本人が経営するかき氷屋が多いです。
また、かき氷店の店名に日本語を入れるのも流行っていますね。
ここでは日本では味わうことができない、台湾かき氷の人気店をご紹介します。
アイスモンスター

ICE MONSTER(アイスモンスター)は、台湾かき氷の名店です。
永康街に本店があったので、実際にそこに行ってきました。
ガラス張りの店舗は、外から中の様子を見ることができます。
やはりいちばん人気があるのは、マンゴーかき氷です。
台湾産マンゴーをふんだんに使ったかき氷は絶品で、ぺろりと平らげてしまいます。
ice monster 永康創始店
住所:台北市大安區信義路二段204號
最寄り駅:MRT東門駅徒歩1分
営業時間:10:30~22:00
金鶏母Jingimoo
金鶏母Jingimooは、永康街にある台湾かき氷専門店です。
大通りを渡って反対側にある東門市場にあります。
ブリュレシリーズのかき氷は、最後にバナーで炙るパフォーマンス付きです。
抹茶、紅茶味の台湾かき氷もあります。
台湾かき氷店には珍しく台湾セブンイレブン、クロネコヤマトでの宅配にも対応していました。
金鶏母Jingimoo
住所:台北市中正區杭州南路一段143巷36號
最寄り駅:MRT東門駅徒歩5分
電話:+886 908 232 108
営業時間:12時30分~20時30分
思募昔(スムージー)

思募昔(スムージー)は台湾かき氷の老舗として知られ、日本人にも人気があるお店です。
永康街にある本店は2階建ての建物で、座って食べられるイートインスペースが50席以上あります。
ゆったりと座って食べたいなら、2階にあがるのがおすすめです。
思慕昔(スムージー)本館
住所:台北市大安区永康街15号
最寄り駅:MRT東門駅徒歩3分
電話:02-2395-8770
営業時間:12:00~22:00
【関連記事】永康街(ヨンカンジェ)のグルメ。小籠包とかき氷、人気雑貨のお店
朝日夫婦

朝日夫婦は台湾の淡水にあるかき氷店です。
日本式のかき氷を提供しています。
店舗にはいつも行列ができていて、わたしが行ったときも10人ほどが並んでいました。
淡水は港町として知られており、店内のイートインスペースからは海が見れます。
台湾かき氷は140元(約560円)から。
沖縄の黒糖を使った沖縄黒蜜黄豆粉(140元)、宇治金時は使用したESPUMA宇治金時(180元)があります。
淡水を観光する場合は、ぜひ訪れていただきたいスポットです。
朝日夫婦
住所:新北市淡水區中正路233-3號
最寄り駅:MRT淡水駅徒歩10分
電話:0903-290-575
営業時間:12時00分~20時00分(売り切れ次第終了)
【関連記事】淡水1日観光モデルコース。行き方、おすすめスポットとグルメ
路地・氷の怪物
台中発祥のかき氷屋さんで、インスタ映えする台湾かき氷が人気。
かき氷のうえに目玉を載せて、モンスターのようなデザインにしています。
25種類のトッピングから2つを選び、オリジナルのかき氷にできますよ。
おすすめは、京都産のマッチョを使った宇治抹茶かき氷(200元)。
見た目はもちろん味にも定評があり、評判もなかなか良いみたいですね。
遊び心満点の店内は居心地がよく、イートインスペースが80席あるので待ち時間も少ないです。
路地 氷の怪物 市民大道店
住所:台北市市民大道四段10號
最寄り駅:MRT忠孝復興駅徒歩5分
電話:02-8773-9997
営業時間:12:00 – 22:00
CaRaMEL PaRK 焦糖公園
CaRaMEL PaRK 焦糖公園は、士林夜市にある台湾かき氷専門店です。
台南発祥のお店で、メロンを丸ごと使った贅沢なかき氷が人気。
店名にキャラメルと入っていることからわかるように、自家製キャラメルソースを使ったかき氷も定番です。
日本語メニューがあるので、はじめて台湾を訪れる人でも簡単に注文できますよ。
CaRaMEL PaRK 焦糖公園
住所:台北市士林區文林路101巷8號
最寄り駅:MRT士林駅徒歩10分
電話:+886 2 2883 7673
営業時間:17時30分~23時00分
【関連記事】士林夜市のアクセス方法。おすすめグルメやゲーム
小時候冰菓室
小時候冰菓室は、MRT忠孝敦化駅徒歩約10分のところにあるお店です。
日本のガイドブックやブロガーに取り上げられており、観光客も多く訪れます。
残念ながら、2021年10月14日に閉店してしまいました。。
日本人観光客をはじめとしたお客さんが減少し、7年の歴史に幕を下ろしています。
台北市内の家賃は高く、お店の移り変わりも激しいので仕方ないですね。
今後の状況によってはまたお店を再開することもあるので、そのときがくるのを待ちたいです。
小時候冰菓室
住所:台灣台北市大安區大安路一段51巷39號
最寄り駅:MRT忠孝復興駅徒歩10分
電話:+886 2 8771 9521
mr.雪腐
mr.雪腐は、日本人にもよく知られている台湾かき氷のお店です。
「おしゃれイズム」という番組内で、女優の吉岡里帆さんが訪れていますね。
ミルク氷で作る濃厚なかき氷で、台湾産のパイナップル、イチゴ、マンゴーなど地元の果物を使用しています。
果物の旬の時期に出してもらえるので、最高の状態で台湾フルーツを味わえますよ。
逆に旬の時期ではない果物のかき氷は味わえませんのでご注意ください。
公式サイトはないですがFacebookはやっているので、そちらで最新情報を確認できます。
Mr.雪腐公館店
住所:台北市羅斯福路3段244巷21號
最寄り駅:MRT公館駅徒歩10分
電話:+886 2 2363 5200
営業時間:12時00分~22時00分