台湾最大の魚市場に行ってみた。高美湿地近くの梧棲漁港がすごい

四方を海で囲まれた台湾には、たくさんの漁港があります。

台中にある梧棲漁港は一般の方も入れる、台湾最大の魚市場です。

2022年下旬には水族館もオープン予定で、これから台中を代表する観光地になります。

台湾最大の魚市場 梧棲觀光漁港への行き方

梧棲港觀光漁市

梧棲觀光漁港は台湾最大の観光魚市場で、多くの人でにぎわっています。

場所は台中市清水区で、台湾鉄道台中駅からは車で1時間くらいです

駐車場も広く、台湾ではじめて車を運転される方でも行きやすいです。

台北でレンタカーを運転するのは難しいですが、台中なら割と運転しやすいと思います。

公共交通機関ならバスが便利。

台中駅から307番か309番バスに乗車し、梧棲觀光漁港で下車します。

台湾のウユニ塩湖として知られる高美湿地と合わせていくなら、レンタル自転車がおすすめ。

高美湿地にはユーバイクのレンタルステーションがあり、そこで自転車を借りられます。

高美湿地と梧棲觀光漁港間は約5km、自転車で20分くらいです

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高美湿地

台湾の魚市場で売られている海産物

梧棲港觀光漁市

梧棲觀光漁港は、歩いて一通り見て回るだけでも20分くらいかかります。

さすが台湾最大の魚市場です。

魚屋さんの声がとても大きく、活気があります。

日本でもよく魚市場に行っていたわたしとしては、どこか懐かしさを感じました。

じつは台湾本島と石垣島は300kmほどしか離れていません。

日本でも見られるマグロやタイだけでなく、南国ならではの珍しいお魚も陳列されていました。

梧棲港觀光漁市

台湾は蟹の産地として知られており、大小さまざまな大きさの蟹が魚市場で売られています。

台湾で水揚げされる蟹の約8割を占めるのが、萬里蟹(ばんりがに)。

主に台湾北部で獲れる萬里蟹は、台湾では高級食材として知られています。

日本ではなかなかお目にかかることができない、青蟹も見つけることができました。

ウミニナが食べられる阿姿燒酒螺

梧棲港觀光漁市

台湾では貝類がおつまみとしてよく食べられています。

梧棲觀光漁港にも貝類を専門に売っているお店、阿姿燒酒螺がありました。

燒酒螺とはウミニナのことです。

日本では、ホテルの幼虫の餌として知られるカワニナが有名ですよね。

海にいるカワニナが、ウミニナです。

実は昔日本でもウミニナは食べられていたようですが、今はほとんど見かけなくなりました。

台湾では今も食べられているので、是非チャレンジしてみてください。

梧棲港觀光漁市

辛さは4段階(無辣、小辣、中辣、大辣)。

無辣が全く辛くなくて、小、中、大と徐々に辛さが増していきます。

台湾のテレビ番組でタレントが食べていましたが、かなり辛そうでした。

ウミニナ以外にも、鳳螺、小卷、帆立貝も販売されています。

おつまみとして少し食べるくらいが良さそうです。

梧棲港觀光漁市

お店の前にはベンチがあり、そこで観光客が海産物を食べていました。

わたしは一口蟹のからあげ、パクチー添えを購入。

ウミニナを食べるのは気が引けたので、台湾名物の一口蟹にしました。

一口サイズの蟹がカラッと揚がっていて、なかなか美味しかったです。

台湾最大の魚市場 サトウキビやタピオカも

梧棲港觀光漁市

日本統治時代の台湾では、サトウキビの生産が盛んでした。

当時台湾総督府の技師だった新渡戸稲造が、台湾でサトウキビの品種改良に携わっています

新渡戸の大きな貢献により、台湾の製糖業は大きく発展を遂げたのです。

現在も台湾ではサトウキビの栽培がおこなわれており、サトウキビジュースが販売されています。

お店では実演販売がされており、実際にサトウキビからジュースを作る様子を見ることができました。

梧棲港觀光漁市

梧棲觀光漁港の魚市場の隣には、飲食店が立ち並ぶエリアがあります。

海産物が食べられるレストラン、お土産店などがありました。

日本人に人気のタピオカドリンク専門店もあります。

1杯あたり30元(約120円)からと、日本よりもかなりお得にタピオカドリンクが飲めます

タピオカだけでなく、檸檬愛玉(レモン・オーギョーチ)もありました。

愛玉子(オーギョーチ)は台湾でしかとれない植物で、寒天のような味わいです。

梧棲觀光漁港に水族館がオープン

梧棲港觀光漁市

魚市場の入り口には、お魚に関連するトリックアートがいくつかあります。

写真撮影に最適で、お子様連れの方が写真を撮っておられました。

マグロが飛び回っている様子が可愛いですね。

梧棲港觀光漁市

巨大ないか、台湾で人気の萬里蟹が描かれたアートもお見事。

立体感のあるイラストで、サイズも大きかったです。

魚市場を出ると、梧棲觀光漁港が広がっています。

漁港には漁船はもちろん、観光船も停泊していました。

周辺の海域ではイルカを見ることができ、観光船でイルカウォッチングを楽しめます

2022年末には、台中市海洋生態館がオープン予定です。

実は10年ほど前から計画が進められていて、やっとオープンができるとのこと。

梧棲觀光漁港前に、海の生物が見られる5階建ての水族館ができます。

高美湿地と合わせて観光できるスポットが増え、旅の自由度も広がりそうです。