碧潭(へきたん)は日本人観光客はほとんど来ない台湾の秘境です。
台北駅からMRTでアクセスできます。
ボートやサイクリングなどのアクティビティー、自然豊かな登山道があり注目されています。
碧潭への行き方
まずは碧潭への行き方をご紹介します。
公共交通機関でアクセスするには、台北MRTの利用が便利です。
台北駅から碧潭の最寄り駅の新店駅までは11駅、所要時間は22分ほど。
新店駅から徒歩3分ほどで、上記写真の観光スポット(碧潭風景區)に到着します。
淡水河から新店渓を結ぶサイクリングロードを通って碧潭に行くことも可能です。
サイクリングロードは台湾のベニスと言われる淡水や迪化街ともつながっています。
迪化街から碧潭までは、自転車で約1時間のコースです。
MRT新店駅は台湾の秘境として知られる千鳥湖、烏来温泉行のバスが出ている駅でもあります。
碧潭の観光と合わせて、千鳥湖や烏来温泉に行くのもおすすめです。
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碧潭吊橋
MRT新店駅から碧潭に向けて歩いていくと、最初に吊り橋が見えてきます。
駅から碧潭吊橋までは約200m、徒歩3分ほどです。
吊り橋下にある河川敷にはボート乗り場があり、レンタルすることができます。
実は、碧潭は台湾ドラマ「イタズラなKiss 〜惡作劇之吻〜」のロケ地なんです。
イタキスのロケ地となっており、ドラマを実際にみたファンの方も多く訪れます。
台湾では知らない人はいない人気女優、林依晨(アリエル・リン)がヒロイン琴子役を務めました。
台湾版のイタキスはAmazonプライムビデオで視聴できます。
碧潭吊橋も台湾版イタキスで登場しており、写真撮影をされている方がたくさんいました。
吊り橋なので歩くと少し揺れます。
吊り橋を反対側に渡ると、そこには新店和美山登山歩道の入り口があります。
和美山は低山で、登山道入り口から山頂まで徒歩20分くらいです。
体力がある人は10分くらいで登れてしまうと思います。
和美山
こちらは和美山の山頂から撮った写真です。
碧潭吊橋近くにある登山道から登りました。
手前に吊り橋が見え、奥には台北の街並みが広がっています。
写真だと少しわかりずらいのですが、奥には台北101も見えました。
台北で一番高い建物だけあって、遠くからでも存在感がありますね。
和美山山頂から道を引き返すのではなく、そのまま進むことも可能です。
10分ほど先へ進むと公園があり、その先に船乗り場が見えてきます。
こちらが渡し船乗り場(新店渡渡口)です。
乗り場の奥に見えているのが釣り場と公園で、その先の森が先ほど通ってきた和美山。
反対側に渡るのに必要なのは20元(約80円)で、約5分の船旅を楽しめます。
お金は直接船頭さんに渡しました。
碧潭吊橋は日本統治時代の1937年に建築されたもので、それより前は渡し船で対岸に渡っていました。
歴史を感じさせる吊り橋で川を渡り、100年以上の歴史がある渡し船で戻ります。
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碧潭のカフェ
船着場から川の上流に向けて戻っていくと、レストランやカフェが集まるエリアがあります。
複数のお店が入った総合施設で、スイーツのお店もありました。
特に夕暮れ時がおすすめで、ライトアップされた新店渓を見ながら食事を楽しめます。
西洋料理のお店が多く、台湾料理のお店はありません。
新店渓では噴水や水上アートなど、イベントが時々開催されています。
眺めの良い席を予約し、ゆったりと時間を楽しんでも良いでしょう。
わたしが行ったときは、台湾を代表する絵本作家 幾米さんの作品がライトアップされていました。
水上に浮かぶ作品は幻想的で、まるで絵本の世界に入り込んだかのようです。
幾米さんの作品は、幾米さんの故郷である宜蘭や台北101前にもあります。
世界的にも有名な方で、日本でも幾米さんの絵本が販売されていますよ。
こちらは、幾米さんの代表作「月亮忘記了」に登場する月のキャラクターです。
日本語版の絵本タイトルは「君といたとき、いないとき」になります。
幾米さんコラボした期間限定イベントなので、毎年やっているわけではありません。
季節や時期によって違うイベントが開催されているので、是非楽しんでみてください。
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新店老街
台湾で西洋料理を食べるのはちょっと抵抗が…という方は新店老街でご飯を食べるのがおすすめです。
せっかくの台湾旅行ですから、地元のグルメを味わいたいもの。
新店老街はMRT新店駅の真横、碧潭水湾レストランからも徒歩1分でアクセスできます。
台湾の夜市で見かける臭豆腐、生煎包、蔥油餅、豆花、牛肉麺のお店がありました。
こちらは碧潭上海生煎包というお店です。
台湾のメディアでも取り上げられている人気のお店で、生煎包を店頭で生地から作っています。
生煎包はこねた生地にお肉やニラ、キャベツを包み、独特の窯で焼き上げた料理です。
1個12元(約50円)と食べ歩きに優しいお値段で、10個買うと2個おまけでもらえます。
わたしも実際に食べましたが、シャキシャキとした肉まんみたで美味しかったです。
新店老街でわたしが個人的に好きなお店が、老街牛肉麺です。
ここは台湾名物の牛肉麺や羊肉飯が食べられます。
わたしはラム肉が好きなので、羊肉飯を注文しました。
癖になる味わいの羊肉飯は、小サイズで60元(約240円)、大サイズで95元(約380円)とお手頃価格。
ボリュームたっぷりですがペロッと食べられてしまいます。
新店老街にきたら、是非味わってほしい一品です。