世界四大博物館のひとつ、故宮博物院の行き方まとめです。
故宮博物院には古代中国の陶器や絵画など、貴重な品物の数々が展示されています。
現代の技術では作ることができないといわれている玉や、有名な角煮と白菜の宝石が有名です。
故宮博物院の見学手順、料金、営業時間をわかりやすくご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
台北駅から故宮博物院への行き方①MRT
故宮博物院に公共交通機関のみでアクセスする場合、台北MRTと路線バスを乗り継いでいきます。
まず台北駅からMRT淡水信義線淡水方面行きに乗車し、MRT士林駅で下車してください。
MRT台北駅からMRT士林駅までは6駅、所要時間11分、料金25元(約100円)です。
台北MRT士林駅についたら、1番出口に向かいます。
1番出口をでたらまっすぐ進み、目の前にある道路沿いにバスターミナルがあります。
そこからバスに乗車し、故宮博物院を目指しましょう。
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こちらの写真は駅構内にある案内表示です。
1番出口をまっすぐ進んで右側に、故宮博物院行きのバス停があることを示しています。
故宮博物院行きのバスは約20分に1本の間隔で運行しています。
こちらの案内表示に書かれている通り、304番、紅30番、815番、255番、小18番、300番のバスはいずれも故宮博物院へ行きます。
MRT士林駅から故宮博物院までの所要時間は約20分、料金は15元(約60円)です。
バスはおつりが出ませんので、現金払いの場合は小銭を必ず準備しておきましょう。
空港やコンビニで購入できる台湾の交通系ICカードが便利です。
ICカードで清算すれば、地下鉄を乗り継いでバスに乗ると2割引になります。
ICカードリーダーに乗車時と下車時の2回タッチすることが必要です。
路線バスによって降車駅が異なり、紅30番バスは「故宮博物院正館入口」、304番、255番、815番、小18番、300番は「故宮博物院大門広場前」です。
故宮博物院に一番近いバス停は「故宮博物院正館入口」 ですので、紅30番バスをおすすめします。
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台北駅から故宮博物院への行き方②タクシー
故宮博物院にはタクシーで行くことも可能です。
台北駅から故宮博物院までの所要時間は30分、料金は約280元(1100円)が目安になります。
複数人で乗り合わせれば費用も安く済むので、急いで観光される方はタクシー利用のおすすめです。
台湾のタクシーは安くて比較的安心ですが、利用する際はメーターが動いているか確認しましょう。
kkdayではタクシーチャーターを利用することができます。
日本語で予約できて価格も安いです。
台北駅から故宮博物院への行き方③バス
故宮博物院のアクセス方法として人気なのが、台北市2階建て観光バスを利用することです。
台北市2階建て観光バスは台北駅バスターミナルと故宮博物院を結ぶ、バス路線になります。
開放的なオープンスタイルのバスで、台湾の街並みを楽しみながら故宮博物院にいくことができますよ。
MRT台北駅M4出口前にあるバスターミナルから乗車可能です。
40分ごとに運行しており、無料Wi-FiやUSB充電用のコンセントも備えています。
台北市オープントップ観光バスのチケットは、kkdayのサイトで10パーセントオフで購入できます。
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故宮博物院の入場料
故宮博物院の入場料金は大人350元(約1200円)、18歳未満のお子様は無料です。
国際学生証を持っている方は150元(約600円)に割引されます。
大学生の方は、日本で事前に国際学生証を取得されるのがおすすめです。
国際学生証があれば、台北市立動物園も割引になります。
故宮博物院では、年に6日間(1月1日 (元旦) ・旧暦1月15日 (元宵節) ・5月18日 (国際博物館の日) ・9月27日 (世界観光の日) ・10月10日 (台湾国慶日)・10月17日 (台湾文化の日))無料開放日が設定されています。
入場料については変更になることもありますので、詳細は各施設でお尋ねください。
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故宮博物院のオーディオガイド
オーディオガイドは1台につき150元(約600円)のレンタル料金がかかります。
故宮博物院の展示物には中国語と英語の表記しかなく、日本語の表記はありません。
オーディオガイドを利用しないと、見ている展示物がいつの時代のものかもわかりません。
オーディオガイドをレンタルするときは、身分証明書または保証金3000台湾ドルが必要です。
オーディオガイドを返却するときに、身分証明書または保証金は返却されます。
故宮博物院のコインロッカー
故宮博物院には、大きな手荷物をもって館内に入ることはできません。
館内右奥にある手荷物ロッカーに荷物を預けて、入り口に向かいます。
バックパックや大きなスーツケースも入るサイズのロッカーもあるので、空港から直接来ても大丈夫です。
コインロッカーの利用は無料ですが、利用時に10元が必要になります。
コインロッカー預け場所には係員が常駐しているので安心です。
故宮博物院の注意事項
故宮博物院内は、写真や動画の撮影が可能です。
一部の展示物は撮影することができず、撮影が許可されていない展示物には、撮影不可の表示がされています。
スマホやカメラなどは小型のポーチなどに入れて、館内に持ち込むことができます。
故宮博物院は世界四大博物館のひとつだけあって、膨大な数の展示品があります。
とにかく館内は広々としていて、きれいです。そして人、人、人、、、
ギャラリーが多く、自分が見たいと思った展示品をじっくりと観察できないこともあります。
比較的すいているのは閉館間際で、閉館時間(18時30分)の2時間前ぐらいがおすすめです。
金曜日と土曜日に限り、閉館時間が21時になるので、じっくりと作品を見たい場合は、金曜と土曜の夜も良いと思います。
故宮博物院の翠玉白菜と肉形石
故宮博物院には貴重な展示品がたくさんあるので、どれを見たらいいのか迷ってしまいますよね。
故宮博物館の展示の中で、白菜と角煮(翠玉白菜と肉形石)だけは絶対に見ておくべきと言われています。
翠玉白菜と肉形石は故宮博物院の目玉展示であり、これを見ずして故宮博物院に来たとは言えません。
日本ではお目にかかれない貴重な品なので、必ず見るようにしましょう。
故宮博物院の翠玉白菜
翠玉白菜はひすいと玉を彫刻して作られた白菜の模型で、非常に精巧な造りになっています。
白菜の上部にはイナゴとキリギリスが彫刻されているので、展示をご覧になる際は裏側もぜひ見てみてください。
ほとんどの人が写真を撮るのに集中しているので、そこまで見ていません(笑)
展示されている場所は3階です。
翠玉白菜は、他の博物院に貸し出し中で見られないこともあります。
わたしは初めて故宮博物館に行ったとき、白菜は台湾南部の嘉義にある故宮博物館南院に貸し出し中で見ることができませんでした。
前もって、公式サイトで貸し出し中でないか確認してから行かれることをおすすめします。
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故宮博物院の肉形石
肉形石は、石を加工して角煮そっくりに仕上げた彫刻品です。
玉髄類の碧石という種類の石が使われています。
まじかで見ると、角煮の質感が忠実に再現されていることがよくわかります。
今にもよだれが出てしまいそうなクオリティーです。
特に上部の脂身の部分は精巧に作られており、本物の角煮と見間違えるほどです。
故宮博物院のチケットで至善園も観覧できる
故宮博物院のチケットで、至善園という庭園に無料で入ることができます。
至善園は無料で入れるのですが、なぜか観光客の人はほとんど入ることはありません。
写真撮影スポットとして映えるので、インスタグラムや写真好きの人にとってはぜひ訪れてほしい穴場スポットです。
バスで故宮博物院を訪れる場合、最初に至善園があり、階段を上った先に故宮博物院があります。
至善園は、故宮博物院のチケットがあれば無料で入ることができます。
無料で見るためには故宮博物院のチケットが必要です。
無料で見るには先に故宮博物院に行く必要があります。
効率よく回りたいと思ったら、先に至善園に入りそのあとに故宮博物院にいってもいいと思います。
その場合、20元(日本円で70円くらい)が必要です。
10元(コイン)を投入する場所があるので、そこに2枚入れて入場することができます。
実際至善園に行ったときは、中国の古代衣装で着飾ったモデルの撮影が行われていました。
一通り見学しても20分もかからないくらいなので、フラッと立ち寄ってみる価値はあると思います。
正面に故宮博物院を見たときに右隣りにあるのが至善園です。
最初に故宮博物院にいく場合は、故宮博物院に近いところにも至善園の入り口があります。
下りながら至善園を見ていくと、帰りのバスターミナルの近くにある出口から出ることができます。
故宮博物院の帰りは士林夜市へ
故宮博物院からの帰り方をご紹介します。
行きに乗ってきたのと同じ路線バスに乗り、MRT士林駅に戻るのが最善です。
紅30番は降車した場所と同じところ、そのほかの路線は降車した場所の反対側にバス停があります。
紅30番は故宮博物院が始発駅なので間違いようがないですが、そのほかの路線バスには故宮博物院が途中駅のものもあります。
間違えて反対方向行のバスに乗ってしまわないように気を付けてください。
バスでMRT士林駅に戻ったら、そのまま徒歩で士林夜市で観光することができます。
故宮博物院と士林夜市の組み合わせは、スムーズにアクセスできるので最適です。
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