平渓老街の行き方と観光モデルコース

平渓駅はランタン飛ばしで有名な十分と同じ平渓線の駅です。

年に一度(旧正月)開催される平渓天燈節の開催会場にもなっています。

今回の記事では平渓駅前に広がる平渓老街への行き方、観光モデルコースをご紹介します。

平渓老街へのアクセス

平渓駅前を走る鉄道

十分、平渓、菁桐を結ぶ台湾鉄道平渓線は、鉄道ファンに人気があります。

十分ほど有名ではないものの、注目されているスポットが平溪老街。

日本のテレビ番組でスギちゃんが訪れていました。

駅前には食堂やスイーツショップがあります。

平溪老街への行き方は主に台湾鉄道、バス、ツアーの3種類です。

台湾鉄道

台湾鉄道

台湾鉄道利用がおすすめなのは、平溪と合わせて九份や十分も観光される方。

台湾鉄道で台北駅から瑞芳駅まで(約50分)移動し、そこからバスに乗り換え10分で九份に到着します。

瑞芳駅で下車せずに次の猴硐駅まで行くと、猫がたくさんいる猫村に行けます。

その次の三貂嶺駅が、平溪線に接続している乗り換え駅です。

この駅から平溪線に乗り、十分、平溪、菁桐に行くことができます。

複数の観光地を合わせてめぐるなら、台湾鉄道を活用するのが便利です。

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バス

平渓への行き方

木柵平溪線795バスなら、台北MRT木柵駅から平溪老街まで約1時間で到着します。

台北駅から木柵駅まで台北MRTで約30分なので、想定される所要時間は1時間30分です。

台湾鉄道のみで平溪に行く場合は、台北駅から2時間30分ほどかかります。

台湾鉄道平溪線、木柵平溪線795バス共に、1時間に1本程度の運行間隔です。

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ツアー

台湾鉄道やバスを利用して平溪老街まで行く方法は1.5~2.5時間かかります。

初めての台湾旅行で乗り換え等に慣れていない方は、もっと時間がかかるでしょう。

すべてお任せして旅を楽しみたい方はツアー利用がおすすめです。

日帰りツアーなら5,000円ぐらいで行けるものがあります。

九份や十分も周れるツアーが人気です。

kkday公式サイトでたくさんツアー商品が発売されているのでチェックしてみてください。

【kkday公式サイト】平渓+十分+菁桐日帰りツアー

平溪駅前から旅をスタート

平渓線

平渓駅周辺は電車が走る線路と歩行者を隔てる柵がありません。

通過する電車の真横に立って写真が撮れますが、距離が近いのでお気をつけてください。

電車が走っていない時間帯は、線路内に入ってランタンをあげている人もいます。

十分のイメージが強いランタン飛ばしですが、平渓老街にもランタンのお店が数店舗あります。

平渓駅から徒歩3分(約150m)のところにある、平渓橋(上記写真)は人気の観光スポットです。

鉄道写真家たちに人気の撮影スポットで、一瞬のタイミングでシャッターを切る必要があります。

イベントがあるときは、SL(CK124蒸気機関車)が走ることもあります。

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平渓老街

平渓駅前に広がる平渓老街には、お土産物屋さんや飲食店があります。

平日はそれほどでもありませんが、休日になると人だかりができて混雑します。

規模はそれほど大きくはなく、同じ平渓線十分駅周辺の老街の半分くらいといったところでしょうか。

わたしが行ったときは客家花布が飾られていました。

平渓でランタンをあげる

平渓エリアでは年に1度、平渓天燈祭というランタンフェスティバルが開催されます。

旧正月15日の元宵節(げんしようせつ)前後に行われるイベントです。

マイと素国内外から数万人が訪れます。

平溪駅から徒歩10分(約800m)のところにある、平溪國中(平渓中学校)がメイン会場です。

毎年メインとなる会場は同じですが、イベント開催日は前後することがあります。

日本のツアー会社を通していくこともできますが、個人で行くことも可能です。

ランタン飛ばしに参加できるのはツアー、もしくは当日午前10時ごろに配布される整理券を持った人のみとなっています。

予約なし、整理券なしで行っても入ることができません。

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孝子山

平渓にある孝子山

平渓駅から徒歩3分ほどの距離に孝子山登山道の入り口があります。

平渓駅から180mです。

時間に余裕がある方は孝子山でハイキングを楽しみ、山頂から絶景を見るのもありです。

孝子山登山道の入り口から山頂までは約30分ほど。

それほど高い山ではなく、小さな子供やラフな服装で登っている女性もいました。

平渓にある孝子山

岩にかけられた梯子をほぼ垂直に登っていくような道もあり、足がすくんでしまいそうです。

天気が良ければ、孝子山からランタンが飛んでいく様子を見ることができます。

平渓で飛ばされているものだけでなく、十分から飛ばされているランタンも観察可能です。

当日の風向きによっても違いますが、孝子山に向かって飛んでくるものもあります。

孝子山の隣には、普陀山と慈母峰があります。

それぞれ30分ほどで登れる低山ですが、三連峰として知られています。

ちなみに孝子山が標高360m、普陀山が450m、慈母峰が410mです。

登山道入り口が標高約200mなので、高低差は最高250mぐらいになります。

平渓にある孝子山

こちらが、孝子山の頂上から見える景色です。

写真左側に見えるのが平渓駅前に広がる街並みで、先ほどまでいた場所になります。

低山登山なので、そこまで遠くに街があるという感じではありません。

平溪から東へ進んでいくと十分、西へ進んでいくと菁桐へ行けますよ。

個人的には平溪線の終点、菁桐駅周りがジブリ感があって好きです。

平渓老街の目安滞在時間は1、2時間程度になります。

周辺の観光スポットと合わせて観光されることをおすすめします。

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